コイウイルス属とは? わかりやすく解説

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コイウイルス属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/21 15:10 UTC 版)

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コイウイルス属(コイウイルスぞく、Cyprinivirus)は、ウイルスの分類においてヘルペスウイルス目 (Herpesvirales)アロヘルペスウイルス科(Alloherpesviridae)のである。

ボルティモア分類第1群に属する2本鎖DNAウイルスの属で、以下の4種が属する[1]

  • ウナギヘルペスウイルス(Anguillid herpesvirus 1)
  • コイヘルペスウイルス1型(Cyprinid herpesvirus 1)
  • コイヘルペスウイルス2型(Cyprinid herpesvirus 2)
  • コイヘルペスウイルス3型(Cyprinid herpesvirus 3、koi herpes virus)

出血性疾患を含む疾患と関連づけられている[2][1]

構造

コイウイルス属のウイルスはエンベロープを持ち、球形から多形までの形状を持ち、T=16対称性を持つ。直径は200nm程、ゲノムは直線で分割されておらず、長さは10kb程[2]。ゲノムは136のタンパク質をコードしている[2]

宿主細胞への侵入は、ウイルスエンベロープにある糖タンパク質が受容体に付着し、エンドサイトーシスで達成される[2]

淡水ウナギが自然宿主となる[2]

脚注

  1. ^ a b Virus Taxonomy: 2014 Release”. 2015年8月13日閲覧。
  2. ^ a b c d e Viral Zone”. ExPASy. 2015年8月13日閲覧。

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