ヘパドナウイルス科とは? わかりやすく解説

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ヘパドナウイルス科

同義/類義語:ヘパドナウイルス
英訳・(英)同義/類義語:Hepadnaviridae, Hepadnavirus

B型肝炎ウイルスなど、DNAゲノムに持つ肝炎ウイルス一群

ヘパドナウイルス科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/19 15:37 UTC 版)

ヘパドナウイルス科(へぱどなういるすか、Family Hepadnaviridae)とはウイルスの分類における1科。ヘパドナウイルス科の名前は肝臓を標的として肝細胞内で増殖することにちなむ(肝向性、英:hepatotropism)。そのビリオンは直径40~48nmの球形粒子でありエンベロープを有する。部分的に一本鎖領域のある二本鎖DNAゲノムとする。耐熱性が高く、60℃で数時間処理しても失活しない。ヘパドナウイルス科のウイルスのゲノムDNAは宿主細胞質内でビリオンに含まれるDNAポリメラーゼにより完全な二本鎖DNAとなり、マイナス鎖DNAからプラス鎖RNAが転写され、このプラス鎖RNAから再びマイナス鎖DNAが逆転写される。このマイナス鎖DNAを鋳型としてプラス鎖DNAが合成されるが、完全な二本鎖DNAとなる前に細胞から放出されるため、ビリオンに含まれるウイルスゲノムは不完全な二本鎖DNAとなる。






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