ビルナウイルス科とは? わかりやすく解説

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ビルナウイルス科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 20:23 UTC 版)

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ビルナウイルス科(びるなういるすか、Family Birnaviridae)とは線状の2本鎖RNA2分子をゲノムとする直径60nmの正20面体構造を持つRNAウイルスの一科。エンベロープを持たないためエーテル耐性である。また、熱、酸、アルカリに安定である。魚類鳥類昆虫軟体動物などに感染するが、特に魚類に感染するウイルスとして重要である。

分類

  • Genus Aquabirnavirus
    • 伝染性膵臓壊死ウイルス(Infectious pancreatic necrosis virus;IPNV)
    • 黄色尾腹水ウイルス(Yellowtail ascites virus)
    • ベニ貝ウイルス(Tellina virus)
  • Genus Avibirnavirus
    • 伝染性ファブリキウス嚢病ウイルス(Infectious bursal disease virus;IBDV)

その他

  • 2019年以降、愛媛県宇和海アコヤガイの稚貝が大量死する例が見られた。2022年2月1日、国と愛媛県の研究機関は原因がルナウイルス科に分類される新種のウイルスであることを発表した[1]

脚注

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  1. ^ 真珠養殖のアコヤガイ大量死、原因は新種ウイルス”. 読売新聞 (2022年2月2日). 2022年2月9日閲覧。

関連項目

参考文献

  • 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版 1991年 ISBN 4885006104
  • 鹿江雅光、新城敏晴、高橋英司、田淵清、原澤亮編 『最新家畜微生物学』 朝倉書店 1998年 ISBN 4254460198
  • 原澤亮 「動物ウイルスの新しい分類(2005)」 『獣医畜産新報』 58号 921-931頁 2005年 ISSN 0447-0192



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