ビルナウイルスとは? わかりやすく解説

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ビルナウイルス【birnavirus】

読み方:びるなういるす

二本鎖RNAゲノムとして持つウイルスの一科。直径60ナノミリメートルの正二十面体構造をとり、エンベロープ持たない魚類感染して病気起こす


ビルナウイルス [Birnavirus(es),Birnaviridae]

 とくに魚類のウイルスとして重要である。中でもサケ科魚類伝染性膵臓壊死(えし)症ウイルスブリの膵肝壊死症ウイルス従来レオウイルス科とされていたが、多数分節(セグメント)から成る2本鎖のRNAをもつ動物ウイルスであることから、1976年にビルナウイルス(Bisegmented dsRNA animal virus group: Birnavirus)とすることが提案され、それが採用(1986)されて、新しビルナウイルス科分類されている。ウイルス粒子正二十面体で、エンベロープもたない約60nmの大きさRNAウイルスである。なお、2本鎖RNAウイルスにはほかに動植物ウイルスであるレオウイルス科知られている。

ビルナウイルス科

(ビルナウイルス から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 20:23 UTC 版)

ビルナウイルス科(びるなういるすか、Family Birnaviridae)とは線状の2本鎖RNA2分子をゲノムとする直径60nmの正20面体構造を持つRNAウイルスの一科。エンベロープを持たないためエーテル耐性である。また、熱、酸、アルカリに安定である。魚類鳥類昆虫軟体動物などに感染するが、特に魚類に感染するウイルスとして重要である。


  1. ^ 真珠養殖のアコヤガイ大量死、原因は新種ウイルス”. 読売新聞 (2022年2月2日). 2022年2月9日閲覧。


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