伝染性ファブリキウス嚢病とは? わかりやすく解説

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伝染性ファブリキウス嚢病

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/15 10:02 UTC 版)

伝染性ファブリキウス嚢病(でんせんせいファブリキウスのうびょう、伝染性ファブリキウス囊病、英: infectious bursal disease, IBD)は、伝染性ファブリキウス嚢病ウイルス感染を原因とする感染症ガンボロ病とも呼ばれる。日本では家畜伝染病予防法において届出伝染病に指定されており、対象動物はニワトリ。伝染性ファブリキウス嚢病ウイルスはビルナウイルス科アビビルナウイルス属に属するRNAウイルス。ウイルスはファブリキウス嚢で増殖し、汚染糞便が感染源となる。鶏における症状は元気消失、緑色下痢便、免疫抑制などであり、治療法は確立されていない。伝染性ファブリキウス嚢病ウイルスは感染するとファブリキウス嚢のB細胞を破壊し、病理学的特徴としてファブリキウス嚢に浮腫を起こした後に速やかに萎縮や筋胃内出血、脾腫胸腺の出血や萎縮、リンパ性細胞の壊死が認められる。従来型と高病原性のvvIBDに分類される。診断には中和試験、寒天ゲル内沈降反応、蛍光抗体法ELISAが用いられる。種鶏に生ワクチン不活化ワクチン接種を行い、移行抗体により孵化直後の感染を防ぎ、移行抗体消失直後に雛に生ワクチンを接種することにより予防を行う。




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