しん‐たく【神託】
神託
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/24 13:34 UTC 版)
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宗教人類学 |
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神託(しんたく、英語: Oracle)とは、神の意を伺う事。また、その時伝えられた言葉。
道具により神の意を推し測る占いに近いものと、トランス状態になったシャーマンの口から伝えられるものとに分けられるが、何かを媒介にする点では同じである。
卜占
古代中国で行われた亀甲占いが代表的なものである。亀の甲羅や鹿の骨(
増川宏[1]に因れば、トランプのカードやサイコロ等、賭博の道具ほぼ全てが、本来、卜占の道具であったという。また、旧約聖書のサムエル記において、預言者サウルが、「ウリム」「トンミム」と呼ばれる物を用いて占う記述がある。
託宣
神懸かりになったシャーマンの口から発せられる言葉。この時一時的にシャーマンの意識は失われ、神が代わりに降りて人格を支配するとされる。ときには神でなく悪霊や動物霊の類が降りることもあるという。古代日本の卑弥呼や宇佐八幡宮、旧約聖書の「イザヤ書」が有名。
出典
- ^ 『賭博』『さいころ』『盤上遊戯』 法政大学出版局
関連項目
神託
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/12 17:35 UTC 版)
「ネクロマンテイオン (アケローン川)」の記事における「神託」の解説
ヘロドトスによれば、紀元前6世紀のコリントス僭主ペリアンドロスが、紛失した物件を探すためにネクロマンテイオンに使節を派遣した。そこにはペリアンドロスが殺した妻メリッサの亡霊が現れ、「服が火葬されておらず、自分は裸で寒くて仕方がないので、預かったものの所在を言いたくない」「私のいうことが真であることの証拠に、ペリアンドロスは冷えた竈にパンを差し込んだ」と言った。冷えた竈とは死体のこと、パンは陰茎のことであり、ペリアンドロスはメリッサの死体と交わったことがあった。ペリアンドロスはすぐにコリントス中の女性をヘーラー神殿に集め、そこで全員の服を脱がせて穴に入れて燃やした。この後再び使節をネクロマンテイオンに遣わすと、メリッサの亡霊は物件の在処を教えたという。
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神託
「神託」の例文・使い方・用例・文例
- 神託は実現した。
- 神託を求める.
- シビュラの書 《古代ローマの神託集》.
- クロイソスに「汝は大帝国を滅ぼすであろう」というデルフォイの神託があった.
- 神託を蒙る
- 彼は夢に神託を蒙ってその場所を知った
- 考えのおぼろさの中での神託に似ている
- ビクトリア朝の詩人の神託の言葉
- 神託のようなお告げ
- デルフィにおけるアポロンの神託の、または、デルフィにおけるアポロンの神託に関する
- デルフォイの神託
- 神託の神が尋ねられる神殿
- 予言者エレミヤの神託を含む旧約聖書の一書
- 理性のある言葉(宗教などで)によるある神託の言い換え
- 神託を伝えたデルフィのアポロの尼僧
- 神託者または預言者としてみなされた女性
- 神託を告げる女
- 神霊をうけて神託をつげる人
- >> 「神託」を含む用語の索引
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