タイヤサイズ
タイヤサイズはタイヤの主要寸断(断面幅、偏平率、リム径)、権造の種類などで表され、自動車の諸元表、タイヤの製品カタログ、タイヤの側面部などに表示されている。タイヤサイズの表示法は数種類ある。もっとも一般的なラジアルタイヤの表示法ではタイヤの断面幅(mm)、偏平率(%)、構造記号(Rはラジアルタイヤ)、リム径(リムの直径、インチ)、荷重指数、速度記号で表す。荷重指数はタイヤが負担できる最大荷重を示す指標で、85は1輪当たり515kgに相当する。速度記号は、走行できる最高速度を示す。代表例をあげると、Sは180km/h、Hは210km/h、Vは240km/h、Zは240km/h以上である。
参照 タイヤ荷重指数、偏平比・偏平率タイヤサイズ
たとえば「190/50ZR17」と表記してあったら、190(mm)はタイヤ幅、50(%)が扁平率、Zが速度レンジ、Rがラジアルタイヤであることを指し(バイアスでは表記なし)、17(インチ)がホイールサイズとなる。扁平率とは、タイヤの幅に対する高さの比率。右の例に当てはめると、タイヤ幅が190、扁平率が50なので、タイヤの高さ(ホイールから接地面までの距離。厚みと考えた方がわかりやすいかも)は95mmとなる。速度レンジというのは、タイヤが耐えられる速度のこと。P、S、H、V、W、Zの順で、ハイスピードにも耐えられる強度を持つ(Zが一番強い)。ホイールサイズは、何インチのホイールに合うかを示している。
また、バイアスタイヤにはインチ表示というのもある。「2.75-21 45L TT」などと書いてあるものがそうだ。この場合、2.75(インチ)のタイヤ幅で21(インチ)のホイールにはまる、ロードインデックス45(タイヤの耐えられる最大荷重を表したもの。37~81に分類されており、45の場合は165kgとなる)、TTはチューブタイヤということ。TTがTLの場合はチューブレスタイヤとなる。
スイングアームなどに、そのバイクのタイヤ適合表が貼ってある。メーカーが推奨しているタイヤサイズと異なるものを使うと危険なので絶対止めよう。
【関連用語】タイヤ ホイール
タイヤサイズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 23:01 UTC 版)
自転車用のタイヤは、折り畳み自転車で使われる6インチサイズから36インチサイズまで40種類以上存在する。 タイヤサイズは外径とタイヤ幅で表記される。たとえば26×1 3/8と表記されたタイヤは英国規格の26インチサイズでタイヤ幅が1 3/8インチ(約35mm)となる。26インチサイズとはタイヤ外径が26インチということではなく、呼び径である。HEタイヤはタイヤ幅が小数点表記される。たとえば、26×1.75というタイヤは、HE規格の26インチサイズ(英国規格より外径で40mmほど小さい)でタイヤ幅が1.75インチということになる。 分数表記、小数表記での区別は日本国内で見かける主要な製品だけに適用される。欧州の一部(ドイツ、オランダ)では小数点表記が英国規格、分数表記が米国規格である。
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