ポボス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/01 10:04 UTC 版)
ポボス(古希: Φόβος, Phobos)は、ギリシア神話に登場する恐怖の神である。その名は「敗走」の意で、古くは敗走を表す神であったが、後に混乱、狼狽、恐怖を表す神となった。後代にはフォボス、またラテン語化してフォブス (Phobus) とも呼ばれる。ローマ神話におけるティモールと同一視される。
概要
軍神アレースと美の女神アプロディーテーの息子であり、兄弟にデイモス(恐慌)とハルモニアー(調和)がいる。また、エロースとも兄弟ということになる。兄弟のデイモスや叔母のエニューオー(戦い)、時には叔母のエリス(争い、不和)と共に、常にアレースに従属して戦場を跋扈したという。
英語フォビア(Phobia, 恐怖、恐怖症と訳される)の語源ともなった。また、アサフ・ホールが火星の二つの衛星を発見した際、ポボス(フォボス)とデイモス(ダイモス)の兄弟から名前を付けたことで広く知られている。
ポボス
出典:『Wiktionary』 (2021/06/19 13:17 UTC 版)
固有名詞
ポボス
関連語
翻訳
- アルメニア語: Փոբոս (hy)
- イタリア語: Fobos (it) 男性, Fobo (it) 男性
- ウクライナ語: Фоб (uk) 男性
- 英語: Phobos (en)
- エスペラント: Fobo (eo)
- オランダ語: Phobos (nl) 男性
- ギリシア語: Φόβος (el) 男性
- スウェーデン語: Phobos (sv)
- スペイン語: Fobos (es) 男性
- スロヴェニア語: Fobos (sl) 男性
- チェコ語: Fobos (cs)
- 中国語: 福波斯 (cmn) (fúbōsī)
- 朝鮮語: 포보스 (ko)
- ドイツ語: Phobos (de) 男性
- トルコ語: Phobos (tr)
- バスク語: Fobos (eu)
- ハンガリー語: Phobosz (hu)
- フィンランド語: Fobos (fi)
- フランス語: Phobos (fr) 男性
- ポーランド語: Fobos (pl) 男性
- ポルトガル語: Fobos (pt) 男性
- マラーティー語: फोबोस (mr) (fobosa) 男性
- リトアニア語: Fobas (lt) 男性
- ロシア語: Фобос (ru) 男性
固有名詞の分類
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