せんじょう‐ち〔センジヤウ‐〕【扇状地】
扇状地
扇状地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/07 09:12 UTC 版)
扇状地(せんじょうち、英語: alluvial fan)とは、河成堆積低地の小地形の一種であり、山地を流れる河川が運搬した砂礫が、谷口を頂点として扇状に堆積した地形である。河川が山地から平野や盆地に移る所などにみられる。扇子の形と似ていることからこの名がある。扇状地の頂点を扇頂、末端を扇端、中央部を扇央という。
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- ^ 火星で確認された「川と扇状地の跡」
- ^ ALLUVIAL FANS ON TITAN REVEAL MATERIALS, PROCESSES AND REGIONAL CONDITIONS
「扇状地」の例文・使い方・用例・文例
- 沖積扇状地.
- 扇状地などで,地上の水流が地下に潜入して流れるもの
- ある扇状地は,水でけずられた石でできていた。
- 別の扇状地は,大部分が砂だった。
- どちらの扇状地も厚さが数キロあった。
- 扇状地は海中で砂や泥に覆われた。
- 上を覆うこれらの堆(たい)積(せき)物(ぶつ)の重さによって扇状地は岩に変わった。
- 石でできた扇状地は礫(れき)岩(がん)になった。
- 砂でできた扇状地は砂岩になった。
- ウルルの砂でできた扇状地は90度傾いた。
- この3億年の間に,砂岩が侵食され,扇状地の硬い部分がむきだしになった。
扇状地と同じ種類の言葉
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