六郷扇状地とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 六郷扇状地の意味・解説 

六郷扇状地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/07 22:35 UTC 版)

座標: 北緯39度25分17秒 東経140度32分40.4秒 / 北緯39.42139度 東経140.544556度 / 39.42139; 140.544556

代表的なニテコ清水
六郷扇状地の位置

六郷扇状地(ろくごうせんじょうち)とは一級河川雄物川水系丸子川によってつくられた秋田県美郷町にある横手盆地扇状地の一つである。美郷町六郷として水の郷百選に選定された美郷町を形成する。丸子川支流七滝川の源流は七滝水源かん養保安林として水源の森百選に選定されている。

概要

奥羽山脈の西にの真昼山地を源流する丸子川支流の「湯田沢川」と「善知鳥川」が合流する地点を扇頂として、旧六郷町を形成する東西4km、南北54kmの円形の扇状地である[1]

扇状地は、新生代第四紀更新世末~完新世に形成されたと考えられており、沖積層の下位にある千屋層を基盤として厚さは、扇状地の南端で約50~107mである。

その上部に20~30m砂礫層を主体としシルト粘土層をから構成されて、浅層部については巨が多く確認されている[2]

六郷湧水群

六郷扇状地は日本を代表する地下水脈であり数多くの湧水がある。この湧水は六郷湧水群と呼ばれ1985年(昭和60年)名水百選のひとつに選定された[3]

また同じく遊歩百選に選ばれている。

湧泉群は旧六郷市街地とその周辺部に井戸湧水自噴井戸の大小合わせて約60箇所が存在する。

ギャラリー

土地利用

関田円形分水工

美郷町市街を形成するとともに、周囲は水田に利用され「七滝用水」[4]から円形分水工により周辺の田畑に灌漑されている。

アクセス

脚注

  1. ^ 「小西泰次郎 秋田県横手盆地の水理地質学的研究 地質調査書 1966」
  2. ^ 日本地下水学会日本の湧水(3)日本の湧水(3)~秋田県六郷扇状地の湧水~ - 日本地下水学会[リンク切れ]
  3. ^ 六郷湧水群 - 名水百選 Archived 2011年7月18日, at the Wayback Machine. - 環境省
  4. ^ 七滝用水 - 疏水名鑑
  5. ^ バスの本数は1~2時間に1本程度

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「六郷扇状地」の関連用語

六郷扇状地のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



六郷扇状地のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの六郷扇状地 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS