観音水とは? わかりやすく解説

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観音水(かんのんすい)

身を切る冷たさ ひっそり・・・幽玄世界
湧水 愛媛県西予市宇和町明間
名水画像
鍾乳洞からの湧水であり、肱川注いでいる。市の名勝にも指定され湧き出るせせらぎ外物音ひとつない静けさという。その昔観世音念じたところ、山の嶺から清水湧き出したとの伝説残っている。
位置情報

おすすめの時期
5月8月
周辺の自然環境
自然に囲まれ静かな場所
利用状況
湧水から湧出した飲用利用
イベント情報
4月29日9月10日まで「そうめん流し
水質・水量
水量・水質選定当時とほぼ変わらず日量8000トン良好な状態を保っており、水質弱アルカリ(pH8.0)で冷たい水おいしい水、清いとしての声を多くいただき天の霊水として崇められている。
由来・歴史
天正時代の頃、明間堂山城主兵頭右衛門一族一人が、京都清水参拝満願の日に観世音御姿を見、城に尊影安置し観世音に「御利生を・・・。」と念じたところ山の嶺から清水湧き出した。との伝説残っている。観世音は、通称観音山現在の城の下)の観音堂安置され祭日中山観音御室御移していたが、明治末期焼失し本尊焼け爛れた姿となっている。観音堂跡地には参道石段手水鉢残されている。
水質保全活動
地元住民自然環境環境施設トイレ遊歩道)の清掃活動積極的に行っている。
アクセス
鉄道バスお越し場合
JR予讃本線卯之町駅下車野村方面車で20

【 お車でお越し場合
■ 西予宇和IC野村方面車で15分

お問い合わせ
西予市産業建設商工観光
〒 797-8501
愛媛県西予市宇和町卯之町三丁目434番地
TEL : 0894-62-6408
shoukoukankou@city.seiyo.ehime.jp
その他
太古の昔から湧き出ず冷水にして涸れることのない水源であり、住民神仏崇め奉り天の恵み毎年8月10日祭日定め感謝の気持ち表し無病息災五穀豊穣祈念している神聖なところです。
アクセスマップ
アクセスマップ図

観音水

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/25 00:42 UTC 版)

観音水
観音水
観音水の位置

観音水(かんのんすい)は、愛媛県の南西部、西予市宇和町明間に位置する湧水。1985年(昭和60年)名水百選のひとつに選定された[1]。 また、西予市指定名勝にも指定されている[2]

概要

伝説では、戦国時代天正年間(1573年 - 1593年)当地を治めいていた兵頭藤右衛門の一族が京都清水寺に参詣し、当地に戻ると城内に観音像を安置した。そして、きれいな水が湧き出すよう観音像に念じたところ、清水が湧き出したので「観音水」と名付けられたという。その後、清水が湧き出た近くに観音堂が建立され観音像は城からここに移されたという。観音堂は明治時代まで存在したが明治末期に失火により焼亡し、その後は再建されていない。

水源は歯長峠にほど近い林の斜面にある鍾乳洞から湧き出ている。水質石灰岩が溶出しておりミネラルが含まれて弱アルカリ性である。湧出量は日量8,000tで、水温は年間を通じて14である。

夏期には、観音水の名水を汲みに、飲食業者や一般市民がポリタンクペットボトルを持って、休日には長蛇の列ができる。 また、観音水の近くでは夏期に流しそうめんが営業される。毎年8月10日には水への感謝より観音祭が行われている。

「西条市公共下水道雨水観音水幹線」で、手づくり郷土賞平成3年度(施設部門)受賞。平成19年度には大賞受賞

交通

脚注

参考文献

  • 『日本列島百名水 おいしい水と、水の文化を訪ねる』 カルチャーブックス編集部/編、1991年、講談社カルチャーブックス

関連項目

外部リンク



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