天川の水とは? わかりやすく解説

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天川の水(てんがわのみず)

湧水 島根県隠岐郡海士町大字知々井
名水画像
奈良天平の頃、僧行基訪れた際、木陰洞窟から湧水に霊気感じ、ここに建物建てて聖観世音菩薩をまつり、清水寺号し、この天川天恵)と名付けたという。清水寺境内聖域としての環境大切に保存している。
位置情報

おすすめの時期
4月から9月にかけて周辺木々の緑に覆われたり、目の前田園風景併せて情緒がある。
周辺の自然環境
指定文化財である観音像有する清水寺境内にあり、境内の池に注ぎその周り木々囲まれている。また、道路挟んだ目の前に田園風景広がる
利用状況
10年前までは簡易水道水源として利用されていたが、現在は主に農業用水として利用されている。
水質・水量
現在は簡易水道として使われていない水量選定時と変わらず400トン/日ほどと思われる
由来・歴史
奈良天平のころ僧行基隠岐行脚当地訪れたとき、うっそうとした木陰洞窟から流れ出る湧き水霊気感じ、ここに建物建てて聖観世音菩薩をまつり、清水寺号し、この天川天恵)と名付けた。そのころからこの地方では湧水井戸を川と呼び、いつのころからか池をつくり石仏まつられている。
水質保全活動
清水寺境内聖域として地元住民により大切に保全されている。
アクセス
【 お車でお越し場合
■ 隠岐海士町菱浦港から車で15分程。

お問い合わせ
海士町役場生活環境環境
〒 684-0403
島根県隠岐郡海士町大字海士1490
TEL : 08514-2-1826
http://www.oki-ama.net/
その他
隠岐諸島中ノ島のここ海士町簡易水道水源全て地下水まかなってます。平成7年夏の全国的な水不足時に他の島が本土から給水車を船に載せ補給していたにもかかわらず海士地下水は減ることなくいつものとおり確保されいました大きな山やがあるわけではありませんので島という環境としてはめずらしいことではないでしょうか
アクセスマップ
アクセスマップ図

天川の水

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/10/11 16:24 UTC 版)

天川の水(てんがわのみず)は、島根県隠岐郡海士町にある湧水である。島前中ノ島にあり大山隠岐国立公園の区域に指定されている。また、1985年昭和60年)名水百選[1]の一つに指定されている。

概要

隠岐諸島を代表する湧水で、清水寺境内に日量400tの地下水が通年湧きだしており過去に枯渇した記録が無い。成因は「島前諸島」は「焼火山」(たくかざん)451.7mの外輪山であり、焼火山を中央火口丘とする約630万年前から530万年前のカルデラと考えられている。浸水性のある凝灰岩や火山性の岩石に浸透して滞水した水が常時湧水するとの説があるが、帯水層等の詳細な調査は行われていない[2]

由来

奈良時代行基が訪れ、この湧き水に霊気を感じ、この水を天川(天恵の水)と名付け聖観世音菩薩を祀り、清水寺を開山したとの伝説があり、聖域として地元住民により大切に保全されてつづけている。

交通

  • 海士町 菱浦港から車で15分程。

関連項目

外部リンク

脚注

  1. ^ 環境省名水百選(天川の水) - 名水百選 -環境庁
  2. ^ 島前火山中央火口丘(焼火山) - 山陰・島根ジオサイト 地質百選


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