瓜割の滝とは? わかりやすく解説

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瓜割の滝(うりわりのたき)

湧水 福井県三方上中郡若狭町天徳寺
名水画像
一年通じて水温変わらず、夏でも浸けておいた瓜が割れるほど冷たいという故事から命名された。真夏でも変わることなくこんこんと湧き出るを、古くから人々神聖な水の森」として敬っている。
位置情報

おすすめの時期
6月 アジサイの花が見ごろ
周辺の自然環境
瓜割名水公園内広がる庭園には約1万アジサイ植えられており、6月頃に見ごろをむかえる。また園内には銀杏・もみじ・桜の木があり四季折々美し表情見せてくれる。
利用状況
瓜割の滝から湧出した飲用利用ポリタンク汲んで持ち帰ることも出来る。
イベント情報
毎年8月第一日曜日若狭瓜割名水まつりを開催。約1万人の観光客訪れる。
水質・水量
水質水量選定当事変わらず良好水質はカルシウム・マグネシウムを多く含み水量は4,500トン/日の流量有している。
由来・歴史
瓜割の滝の1年通して水量水温変わらず、夏は瓜が割れるほどに冷たいことから「瓜割」の名が付いた。この名水は、天徳寺境内奥に広がるの中、岩を割ってこんこんと沸きいで、小さなとなって流れている。8世紀活躍した泰澄大師の昔から冷泉として知られ、また五穀成熟諸病退散霊験があると信じられ、夏でも冬でも変わらない流れ生み出すこの人々古くから神聖な水の森」として敬ってきた。
水質保全活動
地元住民による、名水周辺定期的な清掃活動名水公園管理組合による滝、公園環境整備活動など保全活動積極的に行っている。
アクセス
鉄道バスお越し場合
JR小浜線上中駅下車徒歩15分

【 お車でお越し場合
■ 北陸自動車道敦賀IC」から国道27号線小浜方面へ約50
■ 舞鶴若狭自動車道小浜西IC」から敦賀方面へ約20

お問い合わせ
若狭町商工観光
〒 919-1393
福井県三方上中郡若狭町中央1-1
TEL : 0770-45-9111
http://www.town.fukui-wakasa.lg.jp/
その他
瓜割の滝(冷やしてあった瓜が割れてしまうほど冷たい水水中には大変珍しいベニマダラという紅藻類繁殖している。そのため水中の石がすべて赤く染まっている。)
アクセスマップ
アクセスマップ図

瓜割の滝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/24 17:54 UTC 版)

瓜割の滝
所在地 福井県三方上中郡若狭町天徳寺
位置 北緯35度27分42秒 東経135度50分34秒 / 北緯35.461685度 東経135.842904度 / 35.461685; 135.842904座標: 北緯35度27分42秒 東経135度50分34秒 / 北緯35.461685度 東経135.842904度 / 35.461685; 135.842904
落差 3 m
滝幅 --(滑滝) m
水系 北川水系天徳寺川
プロジェクト 地形
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瓜割の滝(うりわりのたき)は、福井県三方上中郡若狭町若狭瓜破名水公園にある湧水から生ずるで、1985年(昭和60年)名水百選[1]に選ばれるとともに、輝きと優しさに出会えるまち若狭町として水の郷百選を代表する名水である[2]

概要

湧水の流量は4,500t/日。水温が11.7℃と冷たく、その冷たさでが自然に割れたとの故事から「瓜割の滝」と呼ばれる。

泰澄大師が開いた天徳寺真言宗)の境内奥の森中にある[1]。滝周辺は元々「水の森」と呼ばれる修験者の修行地で、また朝廷雨乞いを司る祈祷所だったとされる。

また、水中には紅藻植物のベニマダラ(Hildenbrandia rivularisベニマダラ属英語版の一種)が繁殖しており、「福井県のすぐれた自然」に選定されている[1][3]。福井県内で最大のベニマダラ繁殖地とされる[3]。この繁茂により水中の石が赤く染まっており、「赤い石」という名物になっている[3]

2015年(平成27年)3月、環境省名水百選選抜総選挙で「おいしさが素晴らしい名水部門」第2位の得票数を得た[4]

2015年(平成27年)4月24日、「海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群 - 御食国(みけつくに)若狭と鯖街道 - 」の構成文化財として日本遺産に認定される[5]

情報

所在地

福井県三方上中郡若狭町天徳寺38-3

アクセス

若狭瓜破名水公園

瓜割の滝を主軸に据えて開発された公園。野菜販売・食事処を営業する施設「名水の里」がある[6]

6月にはアジサイが見ごろとなる。毎年8月に「若狭瓜割名水まつり」が開催される[1]

脚注

  1. ^ a b c d e f 名水百選(瓜割の滝) - 名水百選 - 環境省
  2. ^ 輝きと優しさに出会えるまち若狭町 - 水の郷百選
  3. ^ a b c 瓜割名水公園の淡水産紅藻ベニマダラ - 福井県みどりのデータバンク すぐれた自然データベース”. www.erc.pref.fukui.jp. 福井県. 2023年5月17日閲覧。
  4. ^ 環境省_名水百選_名水百選選抜総選挙_おいしさが素晴らしい名水部門 第2位 わかさ瓜割の水”. www.env.go.jp. 2023年5月17日閲覧。
  5. ^ 海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群”. 文化庁. 2020年9月19日閲覧。
  6. ^ 若狭瓜割名水公園 | 公園 | 福井のグルメ・おでかけ・イベント情報 | 月刊fu”. 福井新聞ONLINE. 2023年5月17日閲覧。

関連項目

外部リンク


瓜割の滝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 21:00 UTC 版)

天徳寺 (福井県若狭町)」の記事における「瓜割の滝」の解説

上記とは、境内群立する通称水の森呼ばれる一角に湧く冷水のことで、昭和60年当時の環境庁が全国名水百選選定した「瓜割の滝」である。この冷たい湧き水を瓜割清水呼び、それが滝のよう落ちるから総体に瓜割の滝と呼んでいる。江戸元禄期に小浜藩から出た拾椎雑話』という地誌書に「天徳寺門前岩窟より湧出する清泉あり。此所水の森といふ。夏の日には其の冷なること氷のごとく、水中小石を十拾い取るものなし。瓜ひやし置かはおのつから破るに俗に割水と呼」とあり、古来、このがいかに冷たい水として周辺地域知られていたかが窺える和歌森太郎編『若狭民俗によれば「この湧き水中心に寺が出来ムラ出来た」という。それによれば、「天徳寺所在地が、氏神岩上神社発祥の地水の森近く集落足下控え渓口位置し、かつその寺名集落名称としているところから、この寺が集落成立草分け役割担った」という。

※この「瓜割の滝」の解説は、「天徳寺 (福井県若狭町)」の解説の一部です。
「瓜割の滝」を含む「天徳寺 (福井県若狭町)」の記事については、「天徳寺 (福井県若狭町)」の概要を参照ください。

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