うちぬきとは? わかりやすく解説

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うち‐ぬき【打(ち)抜き】

読み方:うちぬき

【一】[名]

打ち抜くこと。

金属板や厚紙などに型を当て、その型どおりに抜くこと。また、その道具

芝居大道具樹木障子など、物の形に作った張り物に絵を描き舞台の背景などに用いる。

【二】[名・形動ナリありのままであること。また、そのさま。正直。

かげひなたなく—の実事(じつごと)はかくいてもかくれなし」〈浮・男色十寸鏡


打ち貫き、打ち抜き

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うちぬき(うちぬき)

湧水 愛媛県西条市
名水画像
西条市内に広範囲湧き出る自噴は「うちぬき」と呼ばれ江戸時代中期発祥したといわれている。通年水温変化もなく、湧量が豊かな生活用水農業用水工業用水等において重要な役目果たしている。
位置情報

おすすめの時期
現在おすすめです
四季通じて温度差小さくが豊富。

周辺の自然環境
西条市は、温暖少な瀬戸内海気候区に属し四国山地を背に瀬戸内海面した町である。西日本最高峰石鎚山中心とした高山群を源とする加茂川によって運ばれが、市街地自噴し、豊かな四季通じて尽きことなく溢れている。
利用状況
うちぬきは、清涼豊富な自噴であることから、古くから住民飲用水生活用水農業用水工業用水などのあらゆるとして利用されてきた。今でも西条地域中心部には水道施設がなく、全ての地域住民地下水飲用水生活用水として利用しており、昔ながらの「うちぬき」の自噴井も約2,000本ある。
イベント情報
10月14日17日 西条祭り毎年行われ、何万人もの観光客訪れる。
水質・水量
西条地下水量は、地下水資源調査結果自噴地帯地下には約3億m3の地下水貯蔵されていると推測されている。水質については、毎年検査実施しており、全ての検査箇所飲用水水質基準適合する安全で美味しいであることが証明されている。「うちぬき」は、ミネラル成分バランスがいい軟水
由来・歴史
「うちぬき」は、江戸時代中期始まったと言われている。河川河口部位置し用水路末端にあたる禎瑞地区発祥地であろうとされており、同地区にある嘉母神社には「うちぬき音頭」が残っている。
水質保全活動
水源地域の森林を守る「水源事業」や森林育成保全活動を行うとともに地下水位自噴量の継続的な監視通して地下水量の維持保全努めている。また、飲料水としての水質確認するために継続的な水質検査実施行っている。
アクセス
鉄道バスお越し場合
JR予讃線伊予西条駅駅前市街地点在


【 お車でお越し場合
■ 四国縦貫自動車道西条IC国道11号西進し市街地に至る

お問い合わせ
西条市役所生活環境環境水・環境保全
〒 793-8601
愛媛県西条市明屋敷164
TEL : 0897-52-1382
kankyo@saijo-city.jp
http://www.city.saijo.ehime.jp/
その他
現在の西条市は、平成16年11月1日西条市東予市丹原町小松町合併して新しく誕生した西条市」です。
「うちぬき」は、合併前の西条市中心市街地その周辺広がってます。
合併前の西条市では、全市民73%が地下水そのまま飲料水として利用しており、水道水源も地下水ですので山間部除き全ての市民地下水飲料水として利用してます。
アクセスマップ
アクセスマップ図

うちぬき

  1. 正直な人の事、播磨国方言
  2. 正直なる人を云ふ。〔播磨国方言

分類 播磨国播磨国方言

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うちぬき

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/03 14:42 UTC 版)

西条市にあるうちぬきの一つ。右側の井戸から、ポンプを使わずとも水が噴出している。

うちぬきは、愛媛県西条市の旧西条市一帯に豊富に存在する地下水自噴井である。昭和60年に名水百選にも選ばれている[1]

概要

石鎚山系のふもとにある西条市はその恩恵により古来より地下水が豊富で、日本でも希有な地下水の自噴地帯となっている。自噴井は現在確認されているだけでも約2000箇所あり、湧出量は一日あたり90000立方メートルに達する。大変浅い所からも自噴する特徴があり、場所によっては水管をさすだけで湧き出る。これによって市民は生活用水を簡単に得ることができ、「水の都・西条」と言われている。全国利き水大会で2連続(平成7、8年)「日本一おいしい水」に選ばれた[1]

自噴領域は、西条市役所伊予西条駅を中心とした旧西条市市街地から海岸方向、石鎚山駅北方の加茂川左岸から河口にかけての地域が主たるものであるが、他にも自噴地は多く、自噴せずとも家庭用の電動式井戸ポンプで汲み上げられる程度の浅井戸で十分な水質の水が得られる地域が多い。

概して、海に近づくと自噴水に塩分が混じるようになる傾向があるが、例外もある。市役所北方2km弱の海岸にある湧水「弘法水」はもともと干潮時のみ露出する海底から良質の真水が湧出していたもので、現在は周囲が埋め立てられて陸地になったものの、依然海岸至近の真水湧出地である。

西条市街地の湧水はあまりにも豊富で生活・産業用の水需要を十分に満たせるため、中心市街地等については公共下水道は整備されているが、上水道は整備されない「計画外区域」となっている(このようなケースは日本全国の自治体でも稀有である)。「平成の大合併」を迎える以前の1991年に旧・西条市が調査した「西条市生活文化史」によれば、当時の西条市における1万9000戸のうち75%が「うちぬき」の恩恵を受けていたという。

ただし、西条市にも「うちぬき」の水を得られない区域や、地下水に塩分の混じる区域は多数存在し、市の水道局が上水道供給を行っている。さらに1995年の阪神・淡路大震災を機に、地震等の地殻変動によって莫大な湧水が止まってしまう危険などを考慮し、市の単独予算で地質学や地下水流の調査・研究を行って、湧水資源の維持を図っている。2009年5月の渇水では、地下水位が低下し一部の自噴が止まるなどの影響がでた[2]

2011年「「水」と「芸術文化」でまちづくりと人づくり」として平成23年度国土交通省手づくり郷土賞受賞

主な自噴地

関連項目

参考文献

  • 鳥越皓之「水とまちづくり――愛媛県西条市から考える」(『まちむら』120号 公益財団法人あしたの日本を創る協会 2013年1月 p33-37)

脚注・出典

  1. ^ a b 中国新聞社・愛媛新聞社共同企画 夢つなぐしまなみ海道 PR特集 お国自慢 水 愛媛 味もお墨付き 西条の自噴水 1998.08.19 中国新聞 中国朝刊 PR 写有 (全547字)
  2. ^ 松山渇水、給水50%減圧 危険地下水位の5メートル下回る=愛媛 2009.05.30 読売新聞 大阪朝刊 25頁 写有 (全961字)

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