おお‐どうぐ〔おほダウグ〕【大道具】
大道具
大道具
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/05/08 08:54 UTC 版)
「東京大学合唱団あらぐさ」の記事における「大道具」の解説
ミュージカルの大道具の他、ライヴの舞台設営や看板製作を担当するセクション。担当は大道具ヘッド。
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大道具
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 07:28 UTC 版)
大道具(おおどうぐ)は、セットを組み立てる職能である。装置(そうち)、そのパートを装置部(そうちぶ)と呼び、セットの背景を描く係は背景(はいけい)、そのパートを背景部(はいけいぶ)と呼ぶ。 パネルと呼ばれるベニヤ板を補強したものに壁紙や着色で一面だけ仕上げた壁を組み合わせて部屋や外壁、コンクリート塀などに見せかける。バラエティ番組やニュース番組の背景。棚やカウンター等造り付けの家具も含まれるが、既成の家具は装飾部が用意する。一般的な大工は、壊れない物を作り上げることに対し、大道具は建て込んだセットの撤収を前提にしていることである。再びパネル等の状態に戻し、他の場所で使ったりする。 元来、日本の撮影所においては、美術課に属する装置係、背景係であった。スタッフは、撮影所の社員かそれに準ずる契約スタッフが構成していたが、部門分社化、アウトソーシングが早くから進んだ。現在でも「装置部」「背景部」と呼ぶのは部署名の名残である。東映東京撮影所では、一時、東映美術センターとして分社化していたが、現在は撮影所の組織に美術部として復帰している。 大道具、装置部のうち、スタジオ付ではなく、撮影クルーに属してロケーション撮影にも同行するスタッフを組付(くみづき)と呼ぶ。 欧米の映画制作の美術部ではセットの建設・設営はセット建築(Set Construction)が担当している(Set Constructionに大道具の訳をあてることもある)。セットの設計はドラフトマン(Draftsman)の仕事であるが、日本では大道具がすべて担当している。また、欧米ではセット以外の担当もFixture man(照明取付担当)、Greensman(植物担当)のように役職が細分化されており日本とは組織が異なる。 映画の場合だと家屋やビルディングをまるごとに近い形で建てたり、劇場でも大規模なオペラなどでは3層、4層のバルコニーが建てこまれたりすることもあり、建築技術も要求される。
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「大道具」の例文・使い方・用例・文例
- 歌舞伎で,雲を表現する大道具
- 大道具を担当する役目
- 置き足という,歌舞伎の大道具
- 歌舞伎の大道具である縁側や襖などを鉤の手に折れ曲がらせて作ること
- 開帳場という,歌舞伎の大道具
- 幕を引かず,大道具をかえて場面転換すること
- 霞幕という,歌舞伎の大道具
- 舞台で,客席から見える面だけに丸みをつけた大道具
- 劇の舞台で,勝間塀という大道具
- 火灯口という,歌舞伎芝居の大道具
- 木戸口という,歌舞伎の大道具
- 歌舞伎の大道具としての,世話木戸という格子戸
- 中足という,歌舞伎の大道具
- 歌舞伎において,常足という大道具
- 歌舞伎で,釣り枝という大道具
- 田楽返しという,歌舞伎の大道具
- 歌舞伎の大道具の一つで,海や川の流れを表現するために波の形を描いた板
- 二畳台という,歌舞伎の大道具
- 引き台という,歌舞伎の大道具
- 歌舞伎において,平物という,板などを切り抜いた大道具
大道具と同じ種類の言葉
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