川の流れ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/09 08:30 UTC 版)
更新世後期、ワンドル川はホームズデイル谷(英語版)の北側から湧き出し、ノース・ダウンズ(英語版)を超えて風隙であるマースタム(英語版)・ギャップを通っていたと考えられる。最近では、ダウンズに降った雨はチョーク質を浸透して、クロイドン・ベディントン・カーシャルトンの中心部で泉として湧き出している。ケイトラム(英語版)谷(やクールズドン(英語版)のスミタム(英語版)窪地)を流れ、ボーン(英: the Bourne)として知られる流れは、ワンドル川の水源でもあるが大雨の後にしか地表に姿を現さない。一連の溝渠やカルバート(暗渠)はパーリー(英語版)からクロイドンに至る水路となっている。 何世紀もの間、ワンドル川はブライトン・ロードのスワン・アンド・シュガーローフ・パブリック・ハウス近くで泉として湧き出ていた。パブは既に閉店しているが、スーパーマーケットとして建物が保存されている。川はサウスブリッジ・ロード沿いに北へ向かって流れ、オールド・タウンに達する頃までには20フィート (6.1 m)幅まで広がり、より細い水路へ分かれ始める。オールド・パレスやスカーブルック・ヒル(英: Scarbrook Hill)の敷地内には、トラウト(英語版)などの魚が泳ぐ、複数の泉や沼、小川、水路などが存在した。しかし、クロイドンの人口増加や、水洗式トイレの使用増加に伴い、オールド・タウンの水流は開放下水管よりも少なくなってしまい、腸チフスやコレラの大流行を受けて、1840年までには全て埋められるかカルバートに変えられてしまった。 ワンドル川は続いてピットレイク(英: Pitlake)を流れ、1890年にワンドル・パーク(英語版)を作るため排水された2つの湿地帯を通る。この公園にボート池を作るために地域の水源が活用されたが、水が干上がることが多かったため、1967年に池は埋め立てられ、川はカルバート(culvert)化された。2012年、ワンドル川は再びワンドル・パーク中を流れるようになった。この公園から、ワンドル川は地下を走り、ガス工場跡地を通って旧ワドン貯水池があったパーリー・ウェイ(英語版)下を流れ、リッチモンド・グリーン道路で地表に現れる。リッチモンド・グリーンの南側にある小さな緩衝緑地は隣接する小道の緑地も兼ねているが、これはクロイドン・ワドンのミル・レーン(英: Mill Lane)の終わりにあたる場所である。 ソーントン・ヒース(英語版)から支流が分かれ、ノーベリー・ブルック(英語版)となっている。支流は北に流れた後、東へ向かってグレイヴニー川(英: River Graveney)となり、サマーズタウン近くでワンドル川に注ぎ込む。 ワンドル川はクロイドン区とランベス区の区境となっているほか、更に下流ではマートン区とワンズワース区の境界になっている。また、1900年から1963年までは、サリーとロンドン間の正式な境界線だった。テムズ川に達する直前で、船も航行できるベル・レーン・クリーク(英: Bell Lane Creek)が分岐し、テムズ川との合流点近くで再びワンドル川に戻る。 流域には以下の地域がある。 クロイドン ワドン(英語版) ベディントン(英語版) ウォリントン(英語版) カーシャルトン(英語版) ザ・リズ[訳語疑問点](The Wrythe) ハックブリッジ(英語版) ミッチャム(英語版) レイヴンズベリー(英: Ravensbury) セント・ヘリア(英語版) モーデン(英語版) マートン・アビー(英語版) コリアーズ・ウッド(英語版) サウス・ウィンブルドン(英語版) サマーズタウン(英語版) ワンズワース カーシャルトンにはハニーウッド博物館(Honeywood Museum)があり、ワンドル川や流域での生活活用などに関する興味深い資料が展示されている。
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