ツルニチニチソウとは? わかりやすく解説

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つる‐にちにちそう〔‐ニチニチサウ〕【×蔓日日草】

読み方:つるにちにちそう

キョウチクトウ科蔓性(つるせい)の多年草は横にはい、卵形対生する。3〜6月先の5裂した紫青色花が咲くヨーロッパ北アフリカ原産で、庭などに植える。ビンカ

蔓日日草の画像

ツルニチニチソウ


蔓日々草

読み方:ツルニチニチソウ(tsurunichinichisou)

キョウチクトウ科多年草園芸植物

学名 Vinca major


ツルニチニチソウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/15 06:09 UTC 版)

ツルニチニチソウ
ツルニチニチソウ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: リンドウ目 Gentianales
: キョウチクトウ科 Apocynaceae
: ツルニチニチソウ属 Vinca
: ツルニチニチソウ V. major
学名
Vinca major L.[1]
和名
ツルニチニチソウ
英名
bigleaf periwinkle

ツルニチニチソウ(蔓日々草、学名Vinca major)は、キョウチクトウ科の常緑蔓性植物の一種。ツルギキョウともいうが、キキョウ科にツルギキョウ(学名:Campanumoea maximowiczii)という植物があり、キキョウ科のものが標準和名のツルギキョウである[2]

分布

ヨーロッパ原産で観賞用に栽培される[3]北アメリカ南アメリカオーストラリア、日本に帰化している[3]

特徴

Vinca属は蔓性の多年草あるいは亜低木に分類され、日本ではツルニチニチソウ(Vinca major)とさらに小型のヒメツルニチニチソウ(V. minor)の2種が一般的に知られる。茎が地面や石垣などを這い、節から根を出し広がって増える。この性質のため、吊り鉢から茎を垂らしたり、グランドカバーなどに利用される。特にの入る品種が園芸品種として好まれる。斑には、黄色があり、斑の模様も多様であるが、斑入り品種は花付きがよくない傾向がある。耐寒性、耐陰性、耐乾性に優れ周年の鑑賞に耐える[2]

葉の淵に黄色い斑があるものをフクリンツルニチニチソウという。[1]

栽培

日当たりを好むが、半日陰でも植え付けはできる。地植えの場合、植え付け適時は春か秋で、花期は、3月~5月頃。花の形がニチニチソウに似ているが、色は青紫色または白色[2]。柱頭は円盤状をしており、その上にのある突起物があるが、このような柱頭の植物は珍しい。葉は幅広い。ニチニチソウ同様に繁殖力が非常に強く、観賞用によく栽培される。増やしたい場合は、株分けか挿し芽で増やす。株分けは、蔓が土に根を下ろしている部分を切って苗にする。たくさん増やしたい場合は挿し芽を用いる。挿し芽は、初夏に伸長が止まって蔓が堅くなった先端を切り、挿し芽用土に挿す。

ビンカアルカロイドとは異なるアルカロイドを含む。

脚注

  1. ^ a b 牧野富太郎 原著、 邑田仁・米倉浩司 編集『新図解 牧野日本植物図鑑』(初版)北隆館、2024年12月10日、1035頁。ISBN 978-4-8326-1061-3 
  2. ^ a b c ツルニチニチソウ”. みんなの趣味の園芸. NHK出版. 2025年2月24日閲覧。
  3. ^ a b 清水矩宏・森田弘彦・廣田伸七『日本帰化植物写真図鑑 Plant invader 600種』全国農村教育協会、2001年7月26日。 ISBN 4-88137-085-5  p.227

関連項目

外部リンク


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