ツルネン・マルテイとは? わかりやすく解説

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ツルネン・マルテイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/29 09:00 UTC 版)

ツルネン マルテイ
弦念 丸呈
2000~2005年ごろ
生年月日 (1940-04-30) 1940年4月30日(85歳)
出生地  フィンランドクオピオ州・ピエリスヤルヴィ・ヘンテンヴァーラ[1]
(現北カルヤラ県リエクサ
出身校 フィンランド社会福祉カレッジ 卒業
前職 参議院議員
所属政党 無所属→)
民主党
称号 旭日中綬章
公式サイト ツルネン・マルテイ公式ページ
選挙区 比例区
当選回数 2回
在任期間 2002年2月8日 - 2013年7月28日
湯河原町議会議員
当選回数 1回
在任期間 1992年 - 1995年
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ツルネン・マルテイ(本名弦念 丸呈フィンランド語旧名:マルッティ・トゥルネン(Martti Turunen)、1940年4月30日 - )は、フィンランド生まれの日本政治家神奈川県足柄下郡湯河原町在住。

ヨーロッパ出身の日本帰化者として初めての地方議会議員となり、その後初めて国会議員参議院議員)に就任し、通算2期務めた。

略歴

経歴

政歴

政治的主張

生活

  • 来日当初は安価でボリューム満点の学生向けの定食屋で類をたくさん食べ、脂肪の摂り過ぎになっていた[7]
  • ヒラマサ烏賊雲丹など、野菜のほか、魚肉以外の肉を使わない日本料理が大好きである[8]。魚肉以外の肉を食べない主義なので、食事に出た場合は魚肉以外の肉料理を食べない[9]
  • 趣味のひとつとして、湖に網を仕掛けてを捕ったり[10][11]、一本釣りで食べきれないほどの量の魚を釣りあげ料理を食べることなどを述べている[12][13]
  • 毎日、愛妻手作りの有機玄米弁当を持参して玄米を食べている[14]
  • 自宅に家庭菜園を持っているため、野菜はそれで事足りるという。贅沢を好まず、夫人は夜にスーパーが閉まる直前に行き、割引になっている魚、野菜、有機玄米、パンなどを買い、料理が得意な夫人はバランスを考えつつ、いかに安く美味しくできるかと工夫してくれていたという [1]
  • 議員宿舎で生活するようになってからは、食べ終わった後の生ごみを自宅に送り、それを肥料にしている。この生活のお陰で健康も最高の状態で維持されており、この生活を送れるのは妻のおかげであると『婦人之友』の中で紹介している。またソーラーパネルを設置し、電力を一部賄っている。
  • 離婚したフィンランド人の妻との間に二女一男の3児がおり次女は作家で分子生物学者でもあるシニ・エゼル、日本人の妻・幸子との間に一男一女の2児がいる。幸子は夫の選挙に対し理解を示し、『清く、貧しく、潔く』(光文社ISBN 978-4334973599)を著している。ツルネンと幸子の出会いは、看護婦をしていた幸子が27歳のとき、精神的不安定から睡眠薬の過剰摂取騒ぎを起こし、その入院中に、病院近くのキリスト教会に宣教師として赴任していたツルネンに電話相談したことがきっかけ[15]
  • 2002年に参議院当選後の資産公開では、預貯金総額21万円、借入金801万円と公表した。2008年の公開時には、預貯金総額1,746万円となっている。2002年に当選をしていなければ、借金の返済のために自宅を売ってあてていたであろうことを、幸子は著作で述べている。
  • 2013年2月、フィンランド政府より、獅子勲章コマンダー章を授与される[16]
  • 有機農業を重視する世界救世教の信徒[17] であり、2007年の選挙ではいづのめ教団の支援を受けた[18]
  • 2017年現在は執筆活動を中心に活動しているが、執筆活動は午前中のみで午後は読書や家庭菜園の手入れなどをしている[19]

文献

著書

翻訳

フィンランド語への翻訳
日本語への翻訳

関連文献

  • 清く、貧しく、潔く(2002年 弦念幸子 著、光文社)

脚注

  1. ^ Pielisjärven Höntönvaarasta senaattoriksi Japaniin – Marutei Tsurunen julkaisi muistelmansa yle, 2015-09-22.
  2. ^ 参院選2013比例区開票速報(改選数48)”. 朝日新聞. 2023年5月5日閲覧。
  3. ^ 国会議員署名これまでと今後の展望”. 空港はいらない静岡県民の会. 2009年3月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月6日閲覧。
  4. ^ 有機農業推進議員連盟 活動記録[リンク切れ]
  5. ^ a b c EM情報室 WEBマガジン エコ・ピュア インタビュー ツルネン・マルテイ氏 有機農業は国の力、国の宝”. www.ecopure.info. 2023年2月6日閲覧。
  6. ^ 「民族排撃デモ」、国会内で抗議集会  政治が動き始めた(田中龍作) - BLOGOS(ブロゴス)” (2013年3月15日). 2013年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月6日閲覧。
  7. ^ 【魚拓】健康診断: 日刊ツルネン”. ウェブ魚拓. 2023年2月6日閲覧。
  8. ^ 細川珠生website 食卓の記憶(84)ツルネン・マルティ氏”. 細川珠生 website. 2008年10月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月6日閲覧。
  9. ^ 【魚拓】ツルネンマルテイ 記事_コラム 2005年”. ウェブ魚拓. 2023年2月6日閲覧。
  10. ^ 日刊ツルネン: ■森で優雅な休暇を■”. web.archive.org (2004年8月31日). 2005年3月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月6日閲覧。
  11. ^ ツルネン「フィンランド便り・2006夏」: 日刊ツルネン” (2006年8月25日). 2012年3月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月6日閲覧。
  12. ^ 日刊ツルネン: ■家族との休暇■” (2004年8月30日). 2005年3月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月6日閲覧。
  13. ^ 日刊ツルネン: ■森の休暇■” (2004年8月27日). 2005年3月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月6日閲覧。
  14. ^ ツルネンマルテイ記事/コラム
  15. ^ 奨励 国会祈祷会07.11/21 「人生 ― 私の転機」 ツルネン幸子”. インターナショナルVIPクラブ. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月6日閲覧。
  16. ^ http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1302160033/
  17. ^ http://www.izunome.jp/topic_show_1_123.html
  18. ^ 2007年8月15日付朝日新聞週刊ダイヤモンド2009年9月12日号
  19. ^ “青い目の国会議員”で話題に ツルネン・マルテイさんは今|あの人は今こうしている”. 日刊ゲンダイDIGITAL (2017年12月18日). 2023年2月6日閲覧。

関連項目

外部リンク

議会
先代
岡崎トミ子
参議院災害対策特別委員長
2010年 - 2011年
次代
松下新平

ツルネン・マルテイ (弦念丸呈 / Martti Turunen)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 07:37 UTC 版)

知日派」の記事における「ツルネン・マルテイ (弦念丸呈 / Martti Turunen)」の解説

宣教師として来日英会話塾講師転身し1979年日本帰化湯河原町議を経て2002年から2013年まで参議院議員務めた

※この「ツルネン・マルテイ (弦念丸呈 / Martti Turunen)」の解説は、「知日派」の解説の一部です。
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