エルゼビア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/15 03:57 UTC 版)
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エルゼビア (Elsevier B.V.、エルゼビア・ベーフェー) は、オランダ・アムステルダムを本拠とする国際的な出版社。医学・科学技術関係を中心とする世界最大規模の出版社で、学術雑誌も多数発行している。現在はレレックス・グループの100%子会社である。日本法人はエルゼビア・ジャパン株式会社。
歴史
1880年にロッテルダムで創業、社名は近世オランダの出版業者だったロデヴァイク(ルイス)・エルゼビアに由来している。
現況
現在、The Lancet(医学)、Cell(生物学)、Tetrahedron Letters(化学)などの医薬・生理・科学・数学・工学の先端的な科学学術雑誌、Trends シリーズや、専門書を出版している欧州屈指の歴史ある学術専門出版社のひとつ。また、自社出版物の内容を収録したオンラインジャーナルのプラットフォーム・ScienceDirectや、有機化学データベースのバイルシュタイン・データベース、無料の医学・科学技術文献データベースのScirus や科学技術機関リポジトリのSocial Science Research Network(社会科学、人文科学、生命科学、健康科学 他)[1][2]を運営している。
ただし近年は一部に、学術雑誌の購読料が高すぎる(年間5千ドルのものもある)という批判があり[3][4][5][6]、2012年にはエルゼビア社の論文誌への投稿をボイコットする運動(学界の春)やSci-Hubなどのダウンロードサイトによる活動が起こっている。
脚注
- ^ “SSRN—the leading social science and humanities repository and online community—joins Elsevier”. (2016年5月17日) 2023年6月17日閲覧。
- ^ “Elsevierが社会科学分野の主題リポジトリSSRNを買収”. 国立国会図書館・カレントアウェアネス-R. (2016年5月17日) 2023年6月17日閲覧。
- ^ 北風貴紫、「エルゼビア・サイエンス社の円価格問題をめぐって」『ふみくら : 早稲田大学図書館報』 2000年 66巻 p.6-7, 早稲田大学図書館
- ^ 中元誠、「電子ジャーナル・データベース導入にかかる私立大学図書館コンソーシアム(PULC)の形成とその活動について」『ふみくら : 早稲田大学図書館報』 2005年 73巻 p.2-5, 早稲田大学図書館
- ^ 長谷川豊祐、「外国雑誌のRenewalと価格問題 (特集 外国雑誌のリニューアル)」 鶴見大学図書館
- ^ 学術電子ジャーナルの普及と展開:大学図書館におけるWebサービスへの取り組みから 国立国会図書館 7級研修 平成13年9月20日(木)レジュメ 鶴見大学図書館 長谷川豊祐
関連項目
- オーストララシア骨関節学雑誌
- テトラヘドロン賞
- 知識の代償
- Wikipedia:ウィキペディア図書館
外部リンク
エルゼビア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 09:28 UTC 版)
エルゼビア社の方針では、投稿された論文を変更する措置に「取り下げ」、「差し替え」、「撤回」、「削除」の4種類がある。このうち、論文の「撤回」は、次のように説明されている。 Article Retraction(論文の撤回): 二重投稿、不正なオーサーシップ、剽窃、データの不正使用など、倫理規範に反する論文に適用されます。出版論文の誤りを修正するために撤回される場合もあります。 — Article Retraction(論文の撤回)、エルゼビア
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