エルゼビアからの反応
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2012年2月27日、エルゼビアは自身のウェブサイトに、研究著作法への支持の撤回を宣言する声明を出した。知識の代償運動には言及していなかったものの、この声明は研究資金提供者との進行中の議論に対して運動が「より冷静でより生産的な状況を作る助けとなる」という希望を示した。エルゼビアの声明の数時間後、この法案の提案者である下院議員のダレル・アイサとキャロライン・マロニー(英語版)は、議会でこの法案を強引に通過させることはないとする共同声明を出した。それより前に、ブリストル大学のマイク・テイラー(Mike Taylor)は、アイサとマロニーによる法案の提出が2011年のエルゼビアからの巨額の寄付金が動機となっているとして批判した。 ボイコットへの参加者は研究著作法への支持の取り止めを喜んだものの、エルゼビアは彼らの行動がボイコットの結果であることを否定し、ボイコットに参加していない研究者からの要請によってこの行動を取ったと述べた。 同日、エルゼビアは数学コミュニティーに対して公開書簡を発表し、1報当たりの価格を11米ドル以下に値下げすると述べた。また、エルゼビアは14の数学雑誌の1995年からのアーカイブを公開した。2012年末、エルゼビアは全ての「主要な数学雑誌」について2008年までオープンアクセスとした。
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