こうどう‐しゅぎ〔カウドウ‐〕【行動主義】
行動主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/27 23:32 UTC 版)
行動主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/12 08:42 UTC 版)
詳細は「行動主義」を参照 行動主義は、20世紀の大半、特にその前半において、隆盛を極めた心の哲学である。心理学において、行動主義は内観主義の欠点に対する反動として発達した 。 自分自身の内的な心的生活についての内観的報告は正確になるように丁寧に吟味されているわけではなく、予測的一般化を形成する上では利用できない。一般化や三人称的吟味の可能性なしには心理学は科学になりえない、と行動主義者は言う。したがって、そこから抜け出すには、内的な心的生活という考え方(ということはつまり存在論的に独立なものとしての心)を消去して、そのかわりに観察可能な行動の記述に完全に集中することである。 心理学におけるこうした展開と並行的に、ある種の哲学的行動主義(「論理行動主義」と呼ばれることもある)も展開された。この立場は強力な検証主義に特徴づけられているのだが、検証主義によれば内的な心的生活に関する検証不能な言明は無意味だと一般に考えられる。行動主義者にとっては心的状態は内観的報告ができるような内的状態ではない。心的状態とは行動ないしある仕方で行動する性向の記述にすぎず、他人の行動を説明したり予測したりするために第三者によってなされるものである。 哲学的行動主義は、ウィトゲンシュタインが支持していたことで知られるが、20世紀の後半以来、認知主義の興隆と同時に支持を失っていった。認知主義は行動主義のいくつかの問題点を認識して行動主義を否定した。たとえば、行動主義は、ある人がひどい頭痛を経験しているという出来事について誰かが語るときに、その人の行動について話していることになる、という点で直観に反する主張をしていると言える。
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「行動主義」の例文・使い方・用例・文例
- 積極行動主義を提唱する、または積極行動主義に携わる
- 行動主義の、または、行動主義に関する
- 行動主義的心理学
- B.F.スキナーまたは彼の行動主義心理学の、あるいは、B.F.スキナーまたは彼の行動主義心理学に関する
- 行動主義に同意する心理学者
- 米国の心理学者で行動主義の主な提案者(1904年−1990年)
- 米国の心理学者で、行動主義的心理学の創始者と考えられている(1878年−1958年)
- 行動主義という,文学上の主義
- 行動主義という,心理学上の主義
- 行動主義という,人間の心理を外界からの刺激と反応から見ようとする考え方
- 彼女は2度投獄されたが,積極行動主義を貫いている。
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