ceremony
「ceremony」とは、「儀式」や「式典」「祭式」といった宗教的や文化的や政治的など特定の目的を持つ公式の儀式や行事を意味する英語表現である。
「ceremony」とは・「ceremony」の意味
「ceremony」とは、式、儀式、祭式、式典などを意味する名詞である。また、伝統的な礼儀作法や作法に従って形式張ること、形式だけの仰々しさという意味でも用いられる。具体的な「ceremony(儀式)」としては、結婚式、卒業式、国家の祝日、戦争の追悼式、宗教的な儀式などがあげられる。「ceremony」は正式で格式ばった雰囲気を持ち、厳粛さや敬意が求められることが多い。「ceremony」の発音・読み方
「ceremony」の発音はカタカナ語では「セレモニー」であるが、発音記号ではイギリス英語は「serɪməni」、アメリカ英語は「serəməni」と表記される。そのため、イギリス英語の発音記号をカタカナにすると「セェリィマァニィ」、アメリカ英語の発音記号をカタカナにすると「セェラァマァニィ」という発音になる。「ceremony」の語源・由来
「ceremony」の語源は、「神聖な行為・儀式」という意味のラテン語の「caerimonia」である。「caerimonia」は、古代エルトリアの都市「Caere(カエレ)」に由来しており、カエレで行われる儀式がローマの人々に多大な影響を与えていた。元々は宗教的儀式という意味で用いられていたが、英語やヨーロッパの言語に取り入れられるに従い、公式の儀式や行事を表す一般的な単語として使われるようになった。「ceremony」を含む英熟語・英語表現
「tea ceremony」とは
「tea ceremony」とは、茶道という意味の英熟語である。「tea(お茶)」+「 ceremony(作法・流儀)」で構成される熟語で、「お茶の作法=茶道」という意味となる。茶室と呼ばれる特別な部屋で茶の湯を点て、お茶を供する儀式的な行事のことを指す。
「graduation ceremony」とは
「graduation ceremony」とは、卒業式という意味の英熟語である。文字通り「graduation(卒業) 」の「ceremony(式)」で「卒業式」という意味である。日本の学校の「graduation ceremony(卒業式)」は3月に行われるのが一般的であるが、アメリカの学校の「graduation ceremony(卒業式)」は6月頃に行われる。
「entrance ceremony」とは
「entrance ceremony」とは、入学式を意味する英熟語である。「entrance(入口)」+「ceremony(式)」から構成されている熟語で、「入口の式=入学式」という意味で使われている。日本の学校の「entrance ceremony(入学式)」は4月であるが、アメリカの学校の「entrance ceremony(入学式)」は9月に行われる。
「wedding ceremony」とは
「wedding ceremony」とは、結婚式という意味の英熟語である。「wedding(結婚)」+「ceremony(式)」から構成されている熟語で、単語の意味通り「結婚式」となる。アメリカでは、6月の花嫁は幸せになれるという言い伝えがあり、6月に「wedding ceremony(結婚式)」が多い。
「ceremony」の使い方・例文
・The opening ceremony of the Olympics was a spectacular event with fireworks and performances. (オリンピックの開会式は花火やパフォーマンスで華やかなイベントだった)・The wedding ceremony was held in a beautiful garden with roses and lilies. (結婚式はバラやユリが咲き誇る美しい庭園で行われた)
・The graduation ceremony included speeches from the school principal and valedictorian. (卒業式には校長と首席卒業生のスピーチが含まれていた)
・The coronation ceremony of the new king was attended by many dignitaries and royalty from around the world. (新しい国王の即位式には多くの要人や世界中の王侯貴族が参列した)
・The initiation ceremony for new members of the club was a solemn and meaningful event. (クラブの新メンバーの入会式は荘厳で意義深いイベントだった)
・The religious ceremony was conducted by the priest in the church. (宗教儀式は聖堂で司祭によって執り行われた)
・The naturalization ceremony marked the day when the immigrant officially became a citizen of the country. (市民権授与式は移民が正式にその国の市民となった日を祝うものだ)
・The funeral ceremony was a solemn occasion where family and friends gathered to pay their final respects to the deceased. (葬式は故人に最後の敬意を表し、家族や友人が集まる荘厳な行事だった)
・The award ceremony recognized the outstanding achievements of individuals and teams in various fields. (表彰式は、様々な分野で個人やチームの優れた業績を認めるものだった)
・The graduation ceremony marked the end of an important chapter in their lives and the beginning of a new one. (卒業式は、彼らの人生の重要な章の終わりと新しい始まりを示すものだった)
セレモニー
セレモニー
セレモニー
儀式
(セレモニー から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/08 07:22 UTC 版)
儀式(ぎしき)は、特定の信仰、信条、宗教によって、一定の形式、ルールに基づいて人間が行う、日常生活での行為とは異なる特別な行為をいう。宗教的色彩の薄いものは式典とも称される。

概要
宗教学においては、儀式は、思想が行動として表現されるもので、それによって特定の宗教を信仰する者と信仰しない者を具体的に判別する事が出来るとし、個人ではなく、集団で行う事で教団として社会から認知されるとする所から、宗教集団を構成する要素の1つとして位置づけている。
また、特定の宗教を信仰していなくても、所属する特定の社会に於いて、集団の結束を確認するため、或いは集団への入団儀礼、集団内でのステップアップのために行われ、社会に周知させる意味でも行われる。個人の生涯にとっても決定的な役割を果たすものを特に通過儀礼、イニシエーションと呼び、とりわけ成人(基準は社会によってまちまちである)前後のものが重要視された。これらでは社会から、責任ある役割、一定の生産的役割を果たす存在への脱皮を期待され、個人にとっては社会的に一人前と認められる効用を持っていた。また文化人類学的意味合いを含んだ秘密結社の一部などの閉鎖的組織の中では合言葉や符牒などの形式を持っていることもある。
社会に於ける儀式
個人

- お宮参り - 所属する社会の守護神(氏神)へ、新たな構成員を披露するため
- 成人式 - 子供という社会の準構成員から、大人という一人前の構成員への昇格のため
- 結婚式 - 氏神・社会に披露する意味がある
- 葬式 - 社会と決別し、死後の世界への旅立ちとして
集団
- ※他に、中等・高等教育における入学試験(受験勉強を含む広義の)も「多くの試練を乗り越えながら、日々学習したことを社会で通用できるかどうかを見極めるため」という性格上、社会に於ける儀式に当たると考えられる。
行事

宗教に於ける儀式
キリスト教
仏教
神道
儀式にかかわる犯罪行為
説教、礼拝または葬式を妨害する場合には刑法の礼拝所不敬罪が成立し、1年以下の懲役若しくは禁錮又は10万円以下の罰金に処せられる(刑法第188条第2項)。
軽犯罪法(昭和23年5月1日法律第39号)では「公私の儀式に対して悪戯などでこれを妨害した者」(同法第1条第24号)または「教唆し、又は幇助した者」(同法第3条)は拘留又は科料に処せられることがある。
関連項目
- 社会統制
- 儀式化、験を担ぐ、慣習
- 神話と儀式
- 祭、追儺、節分
- 生贄、人柱、甲骨文字
- 巡礼
- 浄化の儀式、プラーヤシュチッタ(ヒンドゥー教の浄罪儀式)
- 豊穣儀式、生殖儀式、葬儀、宣誓(忠誠など)、血の掟
- 戴冠式、即位の礼、就任式
- 挨拶
外部リンク
- 人間は、儀式をするサルである - Nature ダイジェスト
セレモニー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 07:34 UTC 版)
パレードの開始前に各町の青年団によって行われるセレモニー。数百発の大型クラッカーを使うなどしてパレードの雰囲気を盛り上げる。
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「セレモニー」の例文・使い方・用例・文例
- そのセレモニーは創立50周年記念日に合わせて計画された
- セレモニーは午後3時開始の予定だ
- 食事は午後6時から7時の間に出され、そのあとでPeteが20 年に及ぶ勤務の中で会社に多大な貢献をしてくれたことを称える短いセレモニーを行います。
- 困ったことに、私はセレモニーで開会の辞を述べるように頼まれてしまいました。
- セレモニーの最後に子供たちは栄光の賛歌を歌った。
- セレモニーが楽しみです。
- さまざまなセレモニーについて深く学びたいです。
- 私たちはこのセレモニーの司会です。
- 私たちはこのセレモニーの司会者です。
- 私は広島に私の父のセレモニーの為に帰省した。
- 正式または公式の社交的な集まりやセレモニー
- 東京の品川アイマックスシアターでのオープニングセレモニーでは,宇宙飛行士の若田光一さんが,スペースシャトルとISSのドッキングシーンをどうやって撮影したかを説明した。
- 京都でのベロタクシーの運行開始を記念するセレモニーでは,舞妓(まいこ)さんがベロタクシーに乗り,「風が感じられ,楽しおした。また乗りたいどす。みなさんもどうぞ乗っておくれやす。」と話した。
- 試合後の引退セレモニーで,川相選手はドラゴンズのファン,スタッフ,チームの選手たちに感謝の気持ちを述べた。
- 3月6日,この名古屋の最新の名所の開業を祝うセレモニーが行われた。
- オーシャンと彼の仲間たちは,バンクの最新カジノ「バンク」のグランドオープンセレモニーの夜に計画を実行する。
- 試合後に行われた引退セレモニーでは,歌手の長(なが)渕(ぶち)剛(つよし)さんが自身の曲「とんぼ」を歌った。
- 2月14日,レインボーリンクのオープニングセレモニーが行われた。
- フィギュアスケートの安藤美(み)姫(き)選手,小塚崇(たか)彦(ひこ)選手,浅田真(ま)央(お)選手などがこのセレモニーで演技を披露した。
- セレモニーの後,浅田選手は「このリンクはすばらしい。これで,来月の世界選手権で良い演技をしたいという思いが強くなった。」と語った。
セレモニーと同じ種類の言葉
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