有名な台詞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/29 04:46 UTC 版)
「テンペスト (シェイクスピア)」の記事における「有名な台詞」の解説
「この大地にあるものはすべて、消え去るのだ。そして、今の実体のない見世物が消えたように、あとには雲ひとつ残らない。私たちは、夢を織り成す糸のようなものだ。そのささやかな人生は、眠りによって締めくくられる」("Yea, all which it inherit, shall dissolve, and, like this insubstantial pageant faded, leave not a rack behind. We are such stuff as dreams are made on; and our little life Is rounded with a sleep."(第4幕第1場、プロスペローの言葉。いずれすべては消え去るという諦観が『ハムレット』に共通するとも言われる) 「だが、この荒々しい魔法の力を私は今日限り捨てよう」("But this rough magic I here abjure.")(第5幕第1場、事を成就させたプロスペローの独白。『テンペスト』がシェイクスピア単独の執筆としては最後の作品となったため、これがシェイクスピア自身の絶筆宣言などと解釈されることがある) 「まあ、不思議!ここにはなんて多くのすてきな人たちがいることでしょう!人間ってなんて美しいのでしょう!ああ、すばらしき新世界、こんなに人がいるなんて」("O, wonder, how many goodly creatures e there here! How beauteous mankind is! O brave new world, that has such people in'it!")(第5幕第1場、生まれて初めて大勢の人間を目にしたミランダの言葉。オルダス・ハックスレーの小説 『すばらしい新世界』の題名はここから取られている)
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