燃え尽き症候群とは? わかりやすく解説

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もえつき‐しょうこうぐん〔‐シヤウコウグン〕【燃(え)尽き症候群】

読み方:もえつきしょうこうぐん

バーンアウトシンドローム


バーンアウトシンドローム

読み方ばーんあうとしんどろーむ
別名:燃え尽き症候群,バーンアウト
【英】:burnout syndrome

それまで一つの物事に没頭していた人が、心身極度疲労により燃え尽きたように意欲失い社会適応できなくなること。

 それまで意欲持って一つのことに没頭していた人が、あたかも燃え尽きたかのように意欲をなくし、社会的に適応できなくなってしまう状態のことをいいます絶え間ない過度ストレスにより発生しうつ病一種とも考えられています。朝起きられない、職場行きたくない、アルコールの量が増えるイライラ募るなどの症状がみられ、仕事が手につかなくなり対人関係避けるようになります病気対す抵抗力低下し人生に対して悲観的になることから、家庭生活崩壊や、最悪場合自殺過労死に至ることもあります
 「バーンアウトシンドローム」は精神心理学者のハーバート・フロイデンバーガーが1974年代に初め用いた造語で、日本語では「燃え尽き症候群」とも呼ばれますその後社会心理学者クリスティーナ・マスラークが「情緒的消耗感・脱人格化個人的達成感低下」から重傷度を判定するMBI(Maslach Burnout Inventory)を考案しました。
 元々は医療福祉教師など対人サービス業従事する人に多いとされきましたが、現在ではさまざまな職種業種見られます。また、スポーツ分野でもオーバートレーニング症候群などの慢性疲労態と密接な関係があると考えられています。


燃え尽き症候群

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/26 08:20 UTC 版)

燃え尽き症候群(もえつきしょうこうぐん)、またはバーンアウト: burnout)は、対人関係などに由来する過剰且つ慢性的なストレス刺激を経た結果として生じる情緒的消耗感[2]


  1. ^ ワーカホリックと心身の健康 (特集 職場のゆううつ : 心の健康をめぐって)」(PDF)『日本労働研究雑誌』第55巻第6号、2013年6月、47-58頁、NAID 40019693281 
  2. ^ a b 和田.小林(2005).
  3. ^ 徳重雅弘『学校ストレスとサポートシステム』文芸社、2005年5月。ISBN 9784835590165 
  4. ^ スポーツの全国選手権や世界選手権大会、オリンピックでの優勝など。個人種目の選手に特に多い
  5. ^ 横田匡俊「時代を映すスポーツ人物・考(9)実体なき "燃え尽き症候群"の担った役割:ガンバリズムとの共演:有森裕子選手を手懸かりとして」『体育の科学』第50巻第12号、杏林書院、2000年12月、993-996頁、ISSN 00398985NAID 40002276416  (要購読契約)
  6. ^ MBIマニュアル第3版
  7. ^ Ulrich Kraft, "Burned Out", Scientific American Mind, June/July 2006 p.28-33
  8. ^ ICD-10: International Classification of Diseases. Geneva: World Health Organization, 1994.
  9. ^ a b c 久保真人「バーンアウト (燃え尽き症候群)」(PDF)『日本労働研究雑誌』、労働政策研究・研修機構、2007年、54-64頁。 
  10. ^ Freudenberger, Herbert J. (1974). “Staff Burn-Out”. Journal of Social issues 30 (1): 159-165. doi:10.1111/j.1540-4560.1974.tb00706.x. https://doi.org/10.1111/j.1540-4560.1974.tb00706.x. 
  11. ^ Maslach, C (1976). Burn-out. Human Behavior, Job Stress and Burnout: Research, Theory, and Intervention Perspectives. 
  12. ^ Maslach, C., Jackson, S.E, & Leiter, M.P. MBI: The Maslach Burnout Inventory: Manual. Palo Alto: Consulting Psychologists Press, 1996.
  13. ^ 植木清直「従業員定着のための条件づくり,3年目で燃え尽き症候群(バーンアウト シンドローム)が起きていないか」『歯科チーム医療委員会資料』1986年、NAID 10008146314 , 倉戸ヨシヤ「教師の燃え尽き症候群について」『鳴門教育大学研究紀要. 教育科学編』第1巻、鳴門教育大学、1986年、59-79頁、CRID 1573668926549620480ISSN 13434403NAID 110000494050 
  14. ^ PETRA H. et al. (July 2003). “Reduced Glucocorticoid Sensitivity of Monocyte Interleukin-6 Production in Male Industrial Employees who are Vitally Exhausted”. Psychosomatic Medicine 65 (4): 672-678. doi:10.1097/01.PSY.0000062529.39901.C7. http://journals.lww.com/psychosomaticmedicine/Abstract/2003/07000/Reduced_Glucocorticoid_Sensitivity_of_Monocyte.29.aspx. 


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