たけいとう‐いしゅくしょう〔‐ヰシユクシヤウ〕【多系統萎縮症】
読み方:たけいとういしゅくしょう
成年期に発症する進行性の神経変性疾患。非遺伝性の脊髄小脳変性症の中で最も頻度が高い。ふるえや筋肉のこわばり、動きづらさなどのパーキンソン症状を主体とするMSA-Pと、起立・歩行時のふらつきなどの小脳性運動失調を主体とするMSA-Cに分類される。特定疾患の一つ。MSA(multiple system atrophy)。
[補説] かつては、小脳性運動失調を主な症状とするものをオリーブ橋小脳萎縮症、パーキンソン病に似た症状を呈するものを線条体黒質変性症、立ちくらみ・失神・尿失禁などの自律神経症状を主な症状とするものをシャイ・ドレーガー症候群として区別していたが、これらの病気は、進行すると症状が重複してくることや、神経細胞に共通の病変がみられることから、多系統萎縮症と総称されるようになった。
多系統萎縮症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/28 07:51 UTC 版)
多系統萎縮症(たけいとういしゅくしょう、英語: Multiple System Atrophy; MSA)は、代表的な神経変性疾患の1つである。
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