純粋自律神経不全症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/23 02:38 UTC 版)
純粋自律神経不全症(じゅんすい じりつしんけい ふぜんしょう、pure autonomic failure, PAF)は、進行性の自律神経不全[3]を特徴とする稀な神経変性疾患である。ブラッドベリーとエグルストンにより1925年に報告された[4]。中年期以降に発症し、自律神経不全の中では、心循環系症状としての起立性低血圧または失神を呈し[5]、便秘や過活動膀胱もみられる[6]。多系統萎縮症と異なり残尿・尿閉はほとんどみられない。病理学的にパーキンソン病と同一のレヴィー小体が末梢神経系にみられ[7]、発症10年以降にパーキンソン病やレヴィー小体型認知症に移行する場合がある。
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