クリスタリンとは? わかりやすく解説

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crystalline

別表記:クリスタリン

「crystalline」の意味・「crystalline」とは

「crystalline」とは、結晶のような、あるいは結晶から成るという意味を持つ英単語である。具体的には、物質規則的なパターン構成されその結果として結晶状の形状を持つことを指す。また、比喩的な表現として、明確で透明感のある状態や品質を指すこともある。

「crystalline」の発音・読み方

「crystalline」の発音は、IPA表記では /ˈkrɪstəlaɪn/ となる。IPAカタカナ読みでは「クリスタライン」となり、日本人発音するカタカナ英語では「クリスタライン」と読む。この単語発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。

「crystalline」の定義を英語で解説

「crystalline」は、"having the structure and form of a crystal; composed of crystals"と定義される。これは、「結晶構造形状を持つ、または結晶から構成される」という意味である。

「crystalline」の類語

「crystalline」の類語としては、「crystal clear」、「transparent」、「lucid」などがある。これらはいずれ透明性明確さを表す表現である。

「crystalline」に関連する用語・表現

「crystalline」に関連する用語としては、「crystal structure」、「crystallization」、「crystallography」などがある。これらは物質結晶状になる過程や、その結果生じ構造研究する分野関連が深い。

「crystalline」の例文

以下に「crystalline」を使用した例文10提示する1. The crystalline structure of the diamond makes it sparkle.(ダイヤモンド結晶構造輝き生む。) 2. The lake was so clear, it was almost crystalline.(湖はとても透明で、まるで結晶のようだった。) 3. The crystalline form of the mineral was fascinating.(その鉱物結晶形状魅力的だった。) 4. The snowflakes had a crystalline beauty.(雪片結晶美しさ持っていた。) 5. The crystalline lattice of the gemstone was perfect.(その宝石結晶格子完璧だった。) 6. The substance has a crystalline nature.(その物質は結晶性持っている。) 7. The artist's vision was crystalline.(その芸術家視野明確だった。) 8. The crystalline clarity of her voice was stunning.(彼女の声の結晶のような明瞭さ驚くべきのだった。) 9. The crystalline waters of the spring reflected the sunlight.(泉の結晶のような太陽光反射していた。) 10. The crystalline structure of the compound was analyzed.(その化合物結晶構造分析された。)

クリスタリン

名前 Christalyn

クリスタリン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/05 08:07 UTC 版)

クリスタリン(Crystallin)は、動物レンズに当たる器官、水晶体に存在するタンパク質の一種。重量にして水晶体の1/2〜1/3を占める。ほ乳類の場合、α-、β-、γ-の3種のタンパクの混合物である。

もともとは異なった用途に使われており、ホヤの中枢神経系にあるクリスタリンは重力の感知に関わっていると見られている。

なおクリスタリンの詳細な立体構造の解明は結晶化の難しさから難航しているが、近年になりα-クリスタリン[1]、γB-クリスタリン[2]の構造が判明した。

ちなみに、1826年インディゴを加熱して得られた化合物が同名の「クリスタリン」と名付けられたことがあったが、こちらは後にアニリンという名称に統一されたため、この名は消失している。

水晶体

水晶体の細胞は発生時にクリスタリンを一杯に満たすと他の器官を萎縮させてしまい、タンパクの合成機能も失う。このためクリスタリンは他のタンパクと異なり交換・補充が利かず、一生にわたって使用される。α-クリスタリンのシャペロン機能(下記)が十分に機能しなくなってクリスタリンが会合を起こし、シスチン結合などを形成して固まってしまうと水晶体は透明度を失い、視力に障害が生じる。これが白内障の原因である。

クリスタリンの会合の原因としては、α-クリスタリンに含まれるアスパラギン酸L体からD体に変化(ラセミ化)することなどが指摘されている[3]

起源

クリスタリンのアミノ酸配列を調べると、全く異なる機能のタンパク質と配列類似性が高いものが多いことがわかっている。例えばヒトのα-クリスタリンはある種の熱ショックタンパク質とほぼ同一の配列を持つ。これは進化の過程で、他のタンパク質が流用されてクリスタリンができたものと考えられている。

機能

α-クリスタリンは、部分的に変性したβ-及びγ-クリスタリンを正常に戻し、会合を防ぐ機能(シャペロン)を持つことが判明している。β-とγ-クリスタリンは水晶体の透明性の維持や、光の屈折率を高める機能を持つ。人間の場合、水晶体におけるクリスタリンの割合はαが45%、βが20%、γが35%である。




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