鬼太郎
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鬼太郎(きたろう)は、水木しげるの漫画『ゲゲゲの鬼太郎』(旧題『墓場の鬼太郎』等)の主人公である妖怪。水木しげるが、過去の紙芝居に登場したキャラクターをアレンジした妖怪キャラクターである。
注釈
- ^ 第24話「白山坊」でねずみ男が言ったセリフ。2月30日は現行暦には存在しない日付である。
- ^ たんたん坊たちが最後に活動していたのが百年前で、当時20歳前後だったと言っている。
- ^ アニメ第5作では携帯電話、第6作ではスマートフォンが放送年代にあわせて普及している。
- ^ 『ダウンタウンDX』(2008年7月17日放送)など当時のメディア関係で語られたところによれば、原作者の水木は映画が完成して対面した際、ウエンツに面と向かって「君が鬼太郎? 格好良過ぎるな、(イメージが)違うな」と語り、ウエンツはショックを受けたという。また、同じ理由で当初はスタッフにも「鬼太郎は格好良い妖怪ではありませんから」と苦言を呈したが、試写で本編を観た水木は、演じたウエンツを好評価し「ウエンツの鬼太郎は77点」と語ったという。ウエンツは「ボクの鬼太郎は水木さんにはハマってない」と語ったが、水木の好評価も得て2008年の実写版第2作にもメインキャストは全て前作と同じ出演者で続投となった。
- ^ アニメ第3シリーズでは容赦なく鉄拳制裁を行い、許さなかった。
- ^ アニメ第3シリーズでは息子は悲しみはしたが、鬼太郎を恨むような表情はしていない。
- ^ 人間のふりをして近づいたモンローやラクシャサの術で大人になったねこ娘を見ても全く動じなかった。
- ^ ねこ娘が輪入道に魂を抜かれダイヤにされたときに鉄パイプで殴りかかったり、妖怪ラリーで妖怪たちを葬ろうとしたぬらりひょんに妖怪自動車ごと突っ込んだり、自分を犠牲にしてまで人間たちを救った穴ぐら入道の想いを踏みにじった工事責任者を殴り倒してしまうなど。
- ^ 第1シリーズでは軽症程度のノイローゼだったが、本シリーズでは百々爺の策略で自ら恐怖心を克服しないと治せない重症な「妖怪ノイローゼ」(夢の中で妖怪に攻撃されると起きても傷がそのまま残り、眠りにつく度に進行し、最後は妖怪の姿で襲いかかる自らの恐怖心に押し潰されてしまう)にかかってしまう。
- ^ 第15話で自転車を欲しがり目玉おやじに買ってもらうが、乗れないためネコ娘や人間の子供に練習を手伝ってもらっているが、乗れるに至っていない(なお、どの作品でも鬼太郎が自転車に乗る描写はない)。第77話ではピーマンが苦手なことが判明し、妖怪ヒダル神の大群に囲まれた際、3日前にピーマンを残したと発言していた。しかし、砂かけ婆の作った料理で克服した。
- ^ 第5話では映画の撮影所で沼御前に襲われた人間を助け「映画を撮ってはいけない」と忠告したにもかかわらず、自分の忠告を受け止め映画を止めようとした目撃者の証言を三度も無視しまたしても人間が沼御前に襲われた時は怒りや悔しさをにじませつつも見捨てた。
- ^ ねずみ男に結婚詐欺を働いた妖怪・石妖のウェディングドレス姿には、一瞬見惚れてもいた。
- ^ 鬼太郎が危機から脱した時や猫娘を助けた時に猫娘から何度か抱き付かれているが、アングルは常に鬼太郎が後ろ姿であるために表情が読めず、その時の鬼太郎の想いや態度もほぼ不明確である。
- ^ 例を挙げると、敵が鬼太郎を捕食したり体内に取り入れても胃酸で丸ごと溶かされる、首を切り落とされても切り口から直接胃酸を敵に浴びせる、毛穴より脱出される。封印されたりコンクリート詰めにされても、逆にその妖力を吸収して敵を逆に封じ込める。
- ^ 前者は要石を壊した時に流入した霊力、後者は名無しに刻まれた五行の呪いの力。
- ^ のづちの吸引に耐え、巨大化した黒怪物と正面衝突した際には黒怪物を戦線離脱させた。
- ^ 妖怪大裁判で一度刑罰が中断したが、事件後に刑罰が再開した後のどこかの段階で「あと一週間」刑罰が続くと判明している。
- ^ オリジナルの大海獣が使用したことはない(ただし、原作や各アニメで、鬼太郎本体の妖力は大海獣に変身する以前にほとんど使えなくなっている)
- ^ 「くじらと仲良し」というイラストが存在し、第3作73話「シーサー登場!!沖縄大決戦」ではクジラの背に乗って移動していたり、第4作劇場版『大海獣』では、失意で心神喪失にあり海中に沈んだ際、ゼオクロノドン(大海獣)の子孫のシロナガスクジラ達に救助された事がきっかけで南方妖怪を赦す事にしている。
- ^ 第4作では第18話「深海の奇跡!化け鯨」で化け鯨が「クジラの魂の集合体のような存在」であると描写され、化け鯨自ら鬼太郎達を鯨の墓場に呼んだ事が示唆され、鯨の墓場の安寧に助力する事を鬼太郎達が約束し、その後に化け鯨が何度も鬼太郎達を助けに現れた(第98話、第99話、第104話)。
- ^ 原作やアニメ2作とは違いマスクを被って変装していた。この鬼太郎を見た半魚人は花嫁姿も想像している。
出典
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- ^ 目玉なのになぜ声が出せるんですか?「ゲゲゲの鬼太郎」コラボCMで禁断の質問 アニメ!アニメ!
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- ^ 第3話「妖怪城」
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- ^ 第1話「妖怪!見上げ入道」
- ^ 第64話「もうりょうの夜」
- ^ 劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!
- ^ 第23話「妖怪アパート秘話」
- ^ 朝日新聞社「追悼水木しげる ゲゲゲの人生展」図録 81頁
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- ^ 『鬼太郎大全集』22巻、188-191頁。
- ^ ゲゲゲの鬼太郎 DVDBOX ゲゲゲBOX 90's 付属 特製ブックレットゲゲゲBOOK 90's
- ^ ゲゲゲの鬼太郎 ねこ娘大全(文藝春秋電子書籍2018年刊)
- ^ a b 第5作第33話「大逆襲!日本妖怪」
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- ^ 第4作77話 海和尚と船幽霊!
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- ^ a b 第5作第87話「巨人!ゴーレムの涙」
- ^ 第57話「伝説の大妖怪 鵺!!」
- ^ 第4作109話「雪山の怪異・のびあがり」
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- ^ a b 第3作第83話「雨神ユムチャック伝説」
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- ^ 第39話「ぬらりひょん最期の日」
- ^ 第32話「上陸!脅威の西洋妖怪」
- ^ 第56話「魅惑の旋律 吸血鬼エリート」
- ^ 第59話「女妖怪・後神との約束」
- ^ 第46話「呪いのひな祭 麻桶毛」
- ^ 第27話「襲来!バックベアード軍団」
- ^ 第64話「水虎が映す心の闇」
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- ^ 第48話「雪ん子」
- ^ 第7話「燃えろ!目玉おやじ」
- ^ 第79話「執念の妖蛇!槌の子!!」
- ^ 第4作56話「水変化!妖怪水虎」
- ^ 58話「冷凍妖怪・雪ん子!」
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- ^ 米子空港(2016年03月25日)「鬼太郎装飾リニューアルしました。」
- ^ 『妖怪千物語』1巻、102-107頁。
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- ^ “それぞれの世界に登場する妖怪たち|妖怪ウォッチ4 ぼくらは同じ空を見上げている”. レベルファイブ. 2019年6月12日閲覧。
鬼太郎(きたろう)
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「激!!極虎一家」の記事における「鬼太郎(きたろう)」の解説
極虎一家を襲う鉄砲玉として送られた人物であったが、成り行きで極虎一家に入ってしまう。
※この「鬼太郎(きたろう)」の解説は、「激!!極虎一家」の解説の一部です。
「鬼太郎(きたろう)」を含む「激!!極虎一家」の記事については、「激!!極虎一家」の概要を参照ください。
「鬼太郎」の例文・使い方・用例・文例
- 鬼(き)太(た)郎(ろう)は水(みず)木(き)しげるさんによる人気妖怪漫画シリーズ「ゲゲゲの鬼太郎」の主人公だ。
- 水木さんが東京都調(ちょう)布(ふ)市(し)に住んでいることから,同市の天(てん)神(じん)通り商店会は商店街に鬼太郎や他の妖怪の像を設置した。
- しかし,4月に鬼太郎の像が台座から引きちぎられて盗まれた。
- 鬼太郎のファンたちは35万円以上を集めて協力し,11月3日に新しい像2体の除幕式が行われた。
- 新しい鬼太郎像は高さが約50センチで,強化プラスチック製だ。
- 鬼太郎が戻ってきたことを祝うイベントでは,水木さんからのメッセージが集まった人々に読み上げられた。
- 漫画「ゲゲゲの鬼(き)太(た)郎(ろう)」の鬼太郎や目玉おやじ,ねずみ男などの人気キャラクターが路面電車の側面に描かれている。
- 鬼太郎のキャラクターの著作権を持つ会社である水(みず)木(き)プロダクションの賛同を得て,化け電は運行を開始した。
- 鬼太郎や悪魔くんなどのキャラクターの絵もまたそこに設置され,水木さん独特の妖怪の世界を象徴していた。
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