妖怪
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妖怪(ようかい)は、日本で伝承される民間信仰において、人間の理解を超える奇怪で異常な現象、あるいは、それらの現象を起こす不可思議な力を持ち科学で説明できない存在のことである。妖(あやかし)、物の怪(もののけ)、魔物(まもの)とも呼ばれる。
注釈
- ^ 草双紙の分類の一つ。安永から文化にかけての約30年間に出版された。それまでの青本などに洒落本などの影響が加わり大人向けの言語遊戯などを取り入れた作品が多く見られた。
- ^ 古語では神留まる(かんづまる)
- ^ 磐境の境は境界や坂を意味し、このときの坂も神域との境界の意味を持つ。
- ^ 神籬の籬も垣の意味で、同様に神域との境界を意味する。
- ^ 結界としての神祭具でもある。
- ^ ヨーロッパやその他の大陸は、城壁の中に居住していることが多く、集落と自然環境が隔絶されている。
- ^ 町奉行が管轄した町場(町)に設けられた、時間制限で閉じられてしまう集落の出入り口にある門。門限の語源となっている。
- ^ 配置や間取りや構造が、自然と居住空間の境が曖昧な作りになっている。
出典
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妖(およずれ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/27 14:51 UTC 版)
「ゆうれいなんか見えない!」の記事における「妖(およずれ)」の解説
死者の魂が強く現世に恨みを持ち、永く漂ううちに動物の霊と混ざった者、元は人間だが現世の時の記憶は殆ど持っていない。
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妖(あやかし)
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妖(あやかし)
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「あやかしトライアングル」の記事における「妖(あやかし)」の解説
一般的に語られる妖怪とほぼ同義の存在で、本作では人や動物などのさまざまな思念(おもに魄)が集まり意思を得た存在とされる。その姿はある程度の魂力ないし魄力の持ち主でなければ視認することができず、視認されるには妖の方が視認できる姿に「変化」する必要がある。
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妖
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「あやかしトライアングル」の記事における「妖」の解説
人面蜘蛛(じんめんグモ) 人間の強い怨念によって生まれる巨大な蜘蛛の妖。減罵(ゲンバ) 現場作業員のような姿をした人面蜘蛛の一種。小美呼市のとある山で交通事故を起こしていたが、祭里によって倒される。作中では貴婦人のような姿をした人面蜘蛛らしき別個体の妖も存在していたが、こちらは宗牙に倒される。 爛(タダレ) 額の大きな一つ目と大入道のような巨躯をもつ妖。一人称は「オラ」。 天保時代に周辺の村に住む多くの人間を喰らい暴虐の限りを尽くしていたが、ギボシ山の封印塔に封印された。現代になって封印搭の老朽化が進んでいたことに付け込んだシロガネによって解放されるが、以前から抱いていたシロガネに対する不満が転じて自分が新たな妖の王となる野望を抱く。独断ですずを食らおうと襲いかかるが、駆けつけた祭里に倒される。 とっくり転がし 小さな徳利に目玉がついたような姿をした低級妖。害意はないが知能が低く、どこからともなく転がって人間を転倒させる厄介な性質をもつ。 弥生に取り憑いて彼女を階段から転落させかけるが、間一髪のところを祭里が救い、自身もすずに止められる。その後、祭里によっておそろしの儀に掛けられ、山へと帰される。 オモカゲ 生霊およびドッペルゲンガーのたぐいとされる分身の妖。 作中では、すずがさくら牧場のクレープを恋しがったことに加え、「もし恋愛ドラマのようにキスで祭里を男に戻すことができたら」という無意識の思念から生まれたすずのオモカゲが祭里にキスをしたり、クレープ目当てで販売先のさくら牧場に足を運んでいた。 すずは一度作り出してから慣れると共に自分の意志で作ることも可能となり、自身を小型化させた姿をした「オモカゲ一寸法師」も作り出せるが、感覚を共有しているためか本体は注意力が散漫になる。 ドンパ かつて祭里やすずと仲良くしていた河童の妖。ほかの妖ともども、すずを守るために祓忍となった祭里から一方的に追い払われる。 タヌマロ / 茶釜狸(ちゃがまたぬき) 分福茶釜のように茶釜と一体化したタヌキの妖。一人称は「オイラ」。相手を外部から閉ざされた結界に閉じ込めると同時に幻を見せる「夢幻蒸気(むげんじょうき)」を操る。 かつて祭里やすずと仲良くしていた妖の一体だったが、祓忍となった祭里から一方的に追い払われたことを恨んでいる。 以前からシロガネに憧れており、上記の祭里に対する逆恨みを含め、すずがシロガネの代理として妖の王の立ち位置についたことを反対するが、すずの説得もあり和解する。 あずべえ / 小豆はかり(あずきはかり) どこからともなく小豆を鳴らして人を脅かす妖。一人称は「私」。しかし小豆をなくすと小豆はかりではなくなり、消滅する。 オシラ 妖の隠れ里で仕立て屋を営み、採寸カイコが出す絹糸で対象者のサイズを測る妖。一人称は「私」。 画楽からの依頼で、すずの妖巫女の衣装製作に協力する。
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妖(あやかし)
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高い霊威を持ち、強大な身体特徴や特殊能力を持っている動物の総称である。
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妖(あやかし)
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光を嫌い、夜を好む異形の物達。様々な種類がある。基本的に土地神>人型>鳥獣型>虫型>植物型の順に格が高い他、齢を重ねるほど格が高い。その為、若い人型と齢を経た植物型とでは植物型が序列を覆し格上となるケースがある。鬼などの種類もいる。他にも邪煉など、分類不能の物もいる。物が変化することもある。ある程度知能がある妖は人に化けることも可能。自分の欲望に忠実なため、群れることは稀。人が妖になることもある。個々の妖の詳細については結界師の登場人物#黒芒楼および#妖を参照。 土地神 土地(神佑地)をこの世(通常)の理とは異なる理で領域支配し住処としている。人型以上に人間の常識が通用せず、人間の価値観を大きく超える(善悪の範囲外)行動原理を持つ。本来は住んでいる神佑地が消滅すると同時に土地神も消滅する。 通常2種類あり妖が神佑地にはいって土地神になった場合(姫など)と生え抜きという神佑地で生まれたものがそのまま主になる場合(お地蔵様、黒雲斎、良守の推測ではウロ様)があり生え抜きは通常の主より邪気を発しない。 人型 人間並に知能が高い上にその殆どが狂気的である為、妖の中でも特別に危険とされる。火黒(クロダゲンイチロウ)、無道が該当。人間の姿に化けている者を指す言葉ではない。 植物型 通常意志を持たず、動かないが、再生力は高い。ただ、藍緋のように、意志を持ち、力も知能も高等な妖もいる。走る森、藍緋などが該当。 鬼 詳細は鬼使いを参照。妖における位置付けは不明。ヨキが該当。 戦闘型 妖には元々好戦的なものが多いが、戦闘型は自分より戦いを優先する点が普通の妖ともっとも異なる点。火黒が該当。 分類不能 人工的に作り出された妖、次元の違うものなど上記に当てはまらない者もいる。黒兜、髪の妖、加賀見などが該当。 魔物 金剛が言っている。ただ、金剛の発言からすると単なる妖の別の言い方なのかもしれない(本人曰く「魔物と言った方がしっくりくる」)。邪煉が該当。
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妖(あやかし)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 14:00 UTC 版)
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妖(あやかし)
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妖
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シャルボンヌ 水玉模様の熊の姿をした妖。人間の汗や体臭が染み込んだ布を食べる「布食い」。毛皮を水玉に染めている染料には有毒な物質が含まれているが、当人は気付いていない。 ギスチョ 一つ目の凶暴な妖。もともと人間であり、親に殺された。人間に対して強い憎悪を燃やしている。チキタを養育して食べるのではなく、他の妖に対する毒物として利用することを思いつく。 カナヤン 緑の肌に大きな赤い目をした人食いの妖。第一話でチキタの涙を舐めてしまったために中毒を起こして死んだ。しかしその後なぜかラー・ラム・デラルの夢の中にたびたび姿を現す。 チョロル 巨大な猫のような姿をした妖。かつてオルグと共に暮らしていたが、クリップを食べようとして死んだ。なぜかラー・ラム・デラルの夢の中にたびたび姿を現す。
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妖(あやかし)
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妖怪の事。アニメ版では妖怪城でねいどによって撃符に変えられていた。アニメ版では「陽」属性の妖のみ、極端にその登場が少なく、「白澤」や「座敷わらし(ワラシサマ)」、「羊姑」、「火の兄」以外は登場していない。
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妖(あやかし)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/16 06:17 UTC 版)
この世でない異界の住人たちの総称。妖怪や幽霊などを指す。榊曰く妖にも良いものと悪いものとがあり、例えば座敷童や招き猫などは良いものとされる。また霞によると、通常は夕方から活動を始めるものが多いが、その限りでない者もいるらしい。また、いわゆる学校の怪談も多くは妖が原因であり、嫉妬や恨みなどの人の持つ負の感情に引かれる者もいる。
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妖
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妖魔 十二国の世界では天の理に反する生き物たちを指し、蟲(むし)と呼ばれる小さくて無害なものから、大型で甚大な被害を及ぼすものまである。 これまで様々な妖魔が確認されているが、全て牡(オス)しか存在しない。言葉は喋らないとされているが使令となった妖魔は喋ることが出来、人妖の中には人を騙すために簡単な会話くらいなら出来るものもいる。妖獣との決定的な違いは「飼えない」事とされ、殺そうとしてもなかなか死なないが、捕らえるとすぐに死んでしまう。餌があると思って血の臭いに釣られる、火がある所には人がいる事を知っているなど、ある程度の知能は持っている模様。目は余り良くなく、上空に妖魔が飛来しても木に張り付いて隠れると騒がない限り気づかれないことが多い。通常は縄張り内で一匹で行動する妖魔でも同種の妖魔を呼ぶことが可能で、無害な蟲を殺すとそれを察したかのように大物が現れるなど、その生態については謎に包まれている。一部の妖魔は酒、玉、貴金属などを食べると酔う。使令となった妖魔も自らの出生や生態については命令されても一切しゃべらない為、どのようにして生まれてくるのかすら分からない。黄朱の中には黄海の中に妖魔が生まれる木があるのではないかとして探す者もいるが、発見した者はいない。 基本的に金剛山を越えることは出来ず、したがって黄海のみに生息するはずであるが、王が天命を失うと何処とも無くその国内に妖魔や妖獣が出現するようになる。厳重な警護で四令門を通さないようにしているのに国に現れる。一説によると、天命がある内は地下で眠っているとも言われる。 妖魔と妖獣の区分けは極めて主観的で曖昧であり、白雉87年の乗騎家禽の令により、雁州国においては妖魔は妖獣と同等の扱いとなった。使令 麒麟に折伏されたものを特に使令と呼ぶ。『使令』とは『召使』の古い言い方に由来する名称である。折伏の際、麒麟と妖魔はどちらかが根負けするまでひたすら睨み合う。その際、麒麟は早九字や禹歩や叩歯、易経や陰陽道の知識など、景麒曰く「少しずるい手段」を用いる。麒麟の肉体は霊力の塊であるため妖魔にとっては旨いらしく、麒麟は自らの死体を食わせる事を条件に妖魔を使令に下す。折伏に失敗すると最悪の場合麒麟は妖魔に食べられてしまう事もある。使令の名前は、麒麟が折伏した際に麒麟の脳裏に流れ込んでくるものであり、字が浮かぶ事もあれば、音が浮かび当て字とする事もあるなど、どのような様式かは麒麟によって様々である。使令は麒麟の霊力の影響を受けて人語を話し、普段は麒麟の影に遁甲している。 妖獣 妖魔との区別が非常に難しく、その定義付けは人によって様々である。ただ概ね妖獣は、人間が飼い馴らして騎獣(きじゅう)にする事が可能で、また積極的に人間を襲う事はない(飼うことはできても、馴らす事はできない妖獣もいる)。騎獣となった妖獣は、人間に飼い馴らされる事により、本来妖獣として持つ能力が減っていくが、それでも他の騎乗可能な馬や牛と比べても、その移動速度は圧倒的に優れており、中には空を飛ぶことが可能な騎獣もいる。最上の騎獣である騶虞(すうぐ:白黒の毛並みの虎のような妖獣。瑪瑙を食べると猫のマタタビの様に酔う。)は1日で一国を飛ぶことが出来る。ただし、空行出来る獣(麒麟を含む)は総じて目方が軽く、輿などの重たいものを乗せて運べない。また、複数の人が一頭の騎獣を扱う事も可能だが、騎獣は主が増えるにつれて能力が弱まるとされている。騎獣を購入すると、匂いが強い香が焚かれた毬形の香炉を妖獣の首に掛けられて渡される。飼い主は香を焚きながら騎獣の調教を行う。日にちが経つにつれて徐々に香の量を減らして行き、人の臭いに慣れさせていく。 騎獣を盗むことは重罪だが、騎獣は高価なため盗む者は後を絶たない。その為、騎獣連れの旅は飯の不味さを我慢してでも、しっかりとしていて監視が行き届いている厩を持つ宿を選ばなければならない。 剛氏や朱氏が黄海で妖魔に襲われた際に騎獣を囮にする際には、騎獣を黒縄で木に縛る。この黒綱を見た者は、その縛られた騎獣の持ち主が切羽詰った状況に置かれた事が分かる。
※この「妖」の解説は、「十二国」の解説の一部です。
「妖」を含む「十二国」の記事については、「十二国」の概要を参照ください。
妖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/28 04:46 UTC 版)
加耶(かや) 声 - 本多真梨子 取り憑いた家屋を守護する妖怪・座敷童子(ざしきわらし)。裾の短い和服を着た少女。一人称は「わちき」。小柄ながら胸だけは無駄に大きい。野井原にある、優人の実家に寄生している。 優人の祖父母が亡くなった後、無人になった家の手入れをしている。天河邸敷地内ならば強いが、敷地を出た際の戦闘能力は人間をも下回る。武器は包丁。 元々はフリーの座敷童子として彷徨っていたが、ヒメの件の後、寂しそうな様子の緋鞠と出会い優人の実家に招かれる。それ以来同居していた緋鞠とは仲がよく、彼女を異常なまでに溺愛する余り変態的な行為に及ぶ事すらある。優人がいなくなれば緋鞠が戻って来るという極端な考え方しか出来ていないため、優人を邪魔者扱いし度々「お前は死ね」どと暴言を吐いたりする。 アニメ版では強力な結界を作り出してダイダラボッチやタマの攻撃を防ぐという能力を見せている。原作と同じく、優人を毛嫌いしていて、力を思うように扱えない優人を“役立たず”呼ばわりする。 タマと酒呑童子との決戦では緋鞠の元へ駆けつけて、タマに操られた有と戦ったり、緋鞠とタマの戦いの最中外れた攻撃から発生した瓦礫の雨を防御術で防いだりした。 優人&緋鞠とタマの勝敗が決した後、「役立たずなりに頑張ったな」と多少なりとも優人のことを認めるようになった。 文(あや) 声 - 小菅真美 文車妖妃(ふぐるまようび)。緋鞠の配下の妖怪であり、劇中で加耶の事を「加耶様」と呼んでいた。長髪の浴衣で、髪も服も水色をしている。 くえすとの戦いで安綱を失った緋鞠に代わりの刀剣を渡すために現れた。 腹の中に大量の荷を飲み込んで持ち運ぶことができる。取り出すときは口から嘔吐するため、それを初めて見る者はほぼ驚愕する。服や身体のほとんどが紙で出来ているため火や湿気、またシミ目の虫が苦手。 以降は封書の姿で緋鞠の懐に収まっており、度々召喚されている。なぜか凛子に釘バットを渡し、えげつない暴行の片棒を担いだりもする。 常に敬語でしゃべるが、タマと酒呑童子と戦う際、どうやって分断するかの図を書く時にさりげなく悪口を書いたり、優人に色仕掛けして動揺する所を楽しんだりするなど中々に腹黒い性格(アニメ版では腹黒的な描写はなく、落ち着いた女性という感じだった)であり、優人が慌てる姿が見たいが為に、湿気が苦手にもかかわらず優人がシャワーを浴びている最中に一糸纏わぬ姿で乱入してきたり、それでも慌てない優人に抱きついたりした。 その後、緋鞠が邪妖となりかけ、優人が救おうとして昏睡状態に陥った際、優人に房中術を行い(性的な意味で)結ばれた。 影月(かげつき) 火車(かしゃ)(ただし、猫の妖怪ではない)。静水久の仲間の妖の1人。千里眼の能力を持ち、遠距離の対象物を正確に捉えるばかりかその距離までも推測する。 本性はいかにも「妖怪」や「バケモノ」的な姿で、モブキャラクターとしては静水久とほぼ同時期に登場している。名前が明らかになると同時に人間の姿も取れることが判明。黒髪で優人たちより少々年上風の青年になる。 基本的に静水久と同じ考え方の方向を持ち、現状では優人に敵対する意思は持っていない。優人をたらしこむことを静水久に提案したのも彼である。以後静水久や優人の危機に度々姿を見せており、静水久がくえすの計略で一族の復讐に走った際は優人に彼女を救うように懇願した。 アニメ版では登場していない。 明夏羽(あげは) 声 - たかはし智秋 野井原で、優人たちを襲撃した女性妖怪。正体は、飛縁魔(ひのえんま)という妖。 先がハネたショートヘアー。ツリ目。巫女風の服だが、帽子を被り、靴を履いている。 主な武器は長く伸びる腕と鞘なしの短刀。 仲間内での自分の地位向上のために優人を殺そうとする。緋鞠と激闘を繰り広げるが、緋鞠のスキを突いた攻撃を助っ人に来た優人に当ててしまう。それを見て狂戦士化した緋鞠に殺されそうになった所を鬼斬り役の優人にかばわれ、命を救われたために屈辱とともに一旦引き下がる。 後日に沙砂と共に下校中の優人を襲うが、すでに殺害が目的ではなく彼に固執しており(凜子曰く「静水久パターン」)、結界内に誘い込んで吸血した。 結果的にその1件で優人の事を好きになり、優人達がタマと酒呑童子と戦う間、彼女らに協力する妖の足止めを買って出た。 その後、緋鞠が邪妖となりかけ、優人が救おうとして昏睡状態に陥った際、優人に房中術を行い(性的な意味で)結ばれた。 アニメ版では、酒呑童子とタマと戦うため、自分の身を守る目的として優人の血を吸血した後、沙砂と共に緋鞠達と共闘する。最終話のラストシーンでは優人の家で優人達と共に食事していた。 沙砂(ささ) 声 - 仁後真耶子 一本ダタラ(いっぽんだたら)という刀鍛冶の妖。1本足と顔面の中央を占める巨大な1つ目という、不気味だがどこか愛嬌のある外見が特徴。多数の柱らしき物を空中に出現させ、それを敵の頭上に落として攻撃する。また、目から怪しいビームを放つ。 1本足で不安定なせいか、ほぼいつも身体がガクガクと震えている。妖としてはやや下級のようで、明夏羽に従っている。言動からすると、知能もあまり高くないらしい。小柄な容姿に反して体重が重く、大食漢である。 アニメでは目から出るビーム光線に刀などの刃物系を修復する能力(その際、戦闘用から修復用に瞳が切り替わる)が備わっており、緋鞠とくえすの戦いで破損した日本刀「安綱」を瞬速で新品同様に修復させた。なお、修復時には火柱による爆発が起きる(その場にいた緋鞠達は爆発の巻き添えを食った)。 野井原の優人の実家に現れ凜子や加耶、静水久を襲撃した。しかし強力な妖の静水久には勝てず、生け捕りになった。その後、明夏羽に連れ戻される。 再登場時は2本足で、単眼はまるで前髪で片眼が隠れているだけのように見える容姿となっており、スカートを着用していたこともあって傍目には普通の可愛い女の子に見える。足止めした凜子に大量に食事を奢らせた後、礼として緋鞠と明夏羽の戦いを制止、和解して帰るときに自ら男性であると暴露した(スカートを履いていた理由は本人いわく「すぐに本来の姿に戻れて便利」とのこと)。なお、カードゲームの『project revolution』では女となっている(カード制作がカミングアウトより前だったため。性別が判明した後も作者の意向により女扱いとなっている)。 そのデザインについて作者が語る所によると、「人間に擬態した際の姿を本性として出す」という担当の意見を押し切り、現在の容姿で落ち着いたとの事。 大太法師(ダイダラボッチ) 声 - 吉柳太士郎 明夏羽に連れられて現れた、身の丈数十メートルに及ぶ巨大な妖。大まかには人の姿だが異形と言える容姿で地面に着くほど腕が長く、その先端には巨大で鋭い爪が4本ずつ生えている。 鬼斬り役の優人を殺すために明夏羽に連れて来られたが大太法師は鬼斬り役には関心がなく、緋鞠と勝負をしたいだけであった。本来は邪悪な妖ではなく、緋鞠の側も積極的な戦意を示さなかった。 重傷を負った優人を見て暴走状態になった緋鞠に右手を切り飛ばされるが、緋鞠が優人によって鎮静化させられるところを見届ける。その後、明夏羽とともに撤退した。 沙砂の話によれば、タマが明夏羽と沙砂に襲いかかってきた際、助けてくれたとの事。 作者曰く「彼のモチーフはクトゥルフ神話のイタクァだったが、今になって改めて見直してみると使徒のようだ」との事。 然樹(ゼンジュ) おしら様。東北地域一帯の妖をまとめている神格ある妖。切り株のような体に穴が2つ開いているような目があり、枯れ枝のような手を持つ。東北を訪れた優人と緋鞠一行と共通の脅威となる九尾と酒呑に対する協力体制を結ぶ(アニメ版に登場したモブの妖の1体を作者が許可を得て原作に逆輸入)。 小冬(こふゆ) 雪女。然樹の配下の妖。見た目は18〜19歳ぐらいの黒髪長髪の美しい女性。スキーを教えている際、露骨に優人に抱きついて挑発するリズを見て楽しそうと自分も優人に抱きついたり、露天風呂に入浴している優人に九尾から守ってくれるお礼として雪女装束でお背中を流しますと迫ってくるなど、楽観的で強引な性格。露天風呂に全裸の女性の姿で現れたタマ(九尾)に対し緋鞠たちとともに強力な冷気攻撃を放った(名前は『COMIC阿云』2004年4月号に掲載された同作者の作品『鬼と彼女と開かれた世界』に登場している同名のキャラクターから採られている)。 閃蟷螂の薙蘇魔(セントウロウのテスマ) 緋鞠、凛子と共に森の中で優人が光渡し能力を使いこなせるために特訓を行っている際に現れた蟷螂の妖。金髪の長髪にサングラスにコート姿の男性の姿で現れ優人の説得にも耳を貸さず、光渡しの能力を確かめたいと襲い掛かってきた(九尾に協力する理由は「九尾の作る世界が見たいから」)。左手を鎌に変形させ右手には拳銃(H&K USP)を持つ。優人の光渡しトラップに怯んだ所を緋鞠によって左腕を切り落とされて敗走するが、夜光院柩が仕掛けておいたワイヤートラップによって胴体を切断されて死亡する。 名前の由来は英語で蟷螂を意味する「マンティス」から。 作者曰く「『人型妖というのは雌ばかりか?』と言われたので制作。攻撃的なイメージからモチーフは蟷螂と決まっていたものの、幾ら調べても蟷螂型妖怪が見付からなかったので仕方なくオリジナルの種族を作る羽目に」との事。 雅羅(ガラ) 二口女(ふたくちおんな)。「遠き空に猫のあしあと霞む」に登場した、緋鞠が初めて戦った人間型妖。外見は金髪長髪で足首、手首、首、頭の左右にリボンを付けていてキャミソールを着た美女。金色の髪を触手のように操り、緋鞠を縛り上げて持ち上げ後頭部にあるもう1つの口で食べようとしたが、ヒメに背中から体当たりされた際、緋鞠を落としてしまい、体勢を立て直した緋鞠の刀の突きを胸に受けて倒された。言動からすると、緋鞠のことを噂で知っていたらしい(1回で退場させるのは惜しいキャラになってしまった、と作者の言葉)。 ヒメ(ひめ) 「遠き空に猫のあしあと霞む」に登場した猫の妖。緋鞠が源爺との修行時代、夜の街に現れた子鬼を退治していた際に出会った。容姿は黒髪おかっぱにリボンを着けていてセーラー服を着ており、中学生ぐらいの女の子に見える。知り合ってから緋鞠とともに姉妹のように過ごしていたが、彼女と出会う7日前に台所で頭を強打して死去した飼い主のおばあちゃんのことを思い出して町へ出たさい、元の飼い主の家を見つけ(生まれながら妖猫である緋鞠とは違い、元は人に飼われていた猫が倒れた飼い主の血を舐めて妖猫となった転換組であるため暗黒面に飲まれた模様)その家から出てきた少女を殺し、人肉を食らっている所を探しに来た緋鞠に見つかり、緋鞠も一緒に食べようと誘うが緋鞠により右手を切り落とされ、その後首を切り落とされた。この件は緋鞠にとって深い悲しみを残した。 恵香(エコー) 原作59匹目より登場した天井下がり(てんじょうさがり)。タマの配下の妖で黒桜とコンビを組んで緋鞠と戦う。金髪で短いツインテールの髪型で軍服のような服にタイトスカートを履いている。基本的に地面立つことは無い。武器は自衛隊から拝借したと思われる拳銃(SIG SAUER P220)ショットガン(トルベロ ネオステッド2000)等。 自らを元人間の妖怪で、ストーカーによって殺害された後天井裏の冷蔵庫の中に隠されたまま遺体がまだ発見されていないと語っている。そのことにより元人間だからこそ人間は信用できないという思想を持っている。 その後、緋鞠が邪妖となりかけ、優人が救おうとして昏睡状態に陥った際、優人に房中術を行い(性的な意味で)結ばれた。 黒桜(くろざくら) 原作59匹目より登場した女郎蜘蛛(じょろうぐも)。タマの配下の妖でと恵香とコンビを組んで緋鞠と戦う。黒髪ショートヘアで右目に蜘蛛のマークが入った眼帯を装着しており、軍服のような服に長くて大きなスカートを履いている。武器は両手で操る「糸」で攻撃だけでなく防御にも使用できる。 その後、緋鞠が邪妖となりかけ、優人が救おうとして昏睡状態に陥った際、優人に房中術を行い(性的な意味で)結ばれた。 アカハラ エイのような外見の妖で、タマ配下の妖の1体。迷イ家使用中で無防備となっている静水久を襲撃するも、くえすの捨て身の攻撃により斃れる。 タマ(白面金毛九尾の狐) 声 - 水原薫 日本三大妖怪の1つ、玉藻前(白面金毛九尾の狐)。縦ロール髪の幼い容姿の少女。東北編では成人女性くらいの姿まで覚醒し、リズにも劣らぬ巨乳を見せつけた。妖力と霊力を欲しているため霊能者や妖を襲い喰らい続けている(作者曰く「こいつは常に何か喰っている」)。まだ覚醒が不十分で本来の能力に比べれば遥かに微力だが、緋鞠やくえすでも感知できない程に完全に妖気を消す能力を持つ。緋鞠を襲うが、今は喰らう潮時ではないとして退散する。人間(現代人)は血が臭いとして捕食せず、一方で甘い菓子を好む。 優人達との決戦時には、緋鞠を捕食するべく天河家宅を強襲し破壊。街中で緋鞠と死闘を繰り広げ、味方を庇って倒れこんだ緋鞠に止めをさせる状態までは追い詰めたが、くえすを失い、改めて戦う決意を固めた優人が援軍として駆けつけた後は、2人の攻撃の前に追い詰められる。緋鞠の斬撃の前に、魂だけの存在となった酒呑童子が自分の事を庇い消滅した姿を見て激昂し優人の腕に噛みつくが、逆に緋鞠を激怒させてしまい自分の喉元に噛みつかれてしまう。その際これまで喰らい吸収してきた妖の妖力を奪い取られた結果、精神崩壊を起こし幼児退行した。 野放しにもできず結果的に優人が保護した状態となった。その後、飛白に邪妖かどうか御鏡による判断を受けたが、封印の必要があるほどの邪気も妖力もなくなっていた為、見逃されることとなった。 アニメ版では、酒呑童子が倒れた後、なぜか優人の家で優人達と共存しているかのような描写が見られた。 酒呑童子(しゅてんどうじ)(鬼) 声 - 菊池正美 日本三大妖怪の1つ。タマと共に暗躍している男性。普段はスーツ姿の青年の姿をしているが、本来の姿は赤い巨躯を持つ大鬼。くえすが持っていた童子切(安綱)に反応したことから、素性が露呈した。その後タマとは別方向で暗躍しており、夜光院柩を襲撃し彼女の自爆に巻き込まれる等している。 人間に害をなす妖ではあるが、友人を守ろうと敵わぬと分かって勝負を挑んだ少女の意気を感じたり、高名な武士の訪問を喜び酒食で歓待したり、その訪問が騙まし討ちであったことを(討ち取られたことよりも)恨みに思ったり(それ以前は人間と対立はしても恨みに思うことはなかった)、くえすが真剣勝負の途中で自分に背を向けたことに怒ったりと、どこか気概を感じさせる面を持つ。 決戦の際、くえすの全力の魔法により肉体は粉々に砕かれ、魂のみの霊的な存在となり、優人&緋鞠とタマの決戦の最中に緋鞠がタマに振り下ろした剣を庇って消滅した。
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妖(よう)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 17:15 UTC 版)
古米会組長が花会に連れて来た女性。凄腕博徒で「千目サイのお妖」の二つ名を持つ。碧の古い通り名である「隠し牡丹」を知っていた。ささにしき組の看板を賭けて丁半勝負(相手が振ったツボの丁半を当てる。どちらかが外すまで交互に続ける。)するも、敗れた。
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妖
妖
妖 |
「妖」の例文・使い方・用例・文例
- 妖精のような美しい女性
- 妖精の国は丘のむこうにある。
- 祖母は今でも妖精の国の存在を信じている。
- そのオペラで、デリラは妖婦として表現されていた。
- 彼は妖精の王として成長した。
- この村には妖怪が出没すると言い伝えられている。
- この山には妖精が住んでいるという伝説がある。
- 妖精を信じるか。
- 妖精は王子を猫に変えた。
- 彼女は妖精の役を演じた。
- 彼女は噂をふりまく妖精だ。
- 彼女の足取りは妖精のように軽やかだった。
- 私は妖精の役演じた。
- 一匹の妖怪がヨーロッパを徘徊している。共産主義という妖怪が。
- 月の妖(あや)しい美しさ.
- 彼女には男の心をとろかすような妖艶さがあった.
- この建物には妖気が漂っている.
- 写真術はその揺籃期には妖術と考えられていた.
- 妖術家
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