絵本百物語
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『絵本百物語』(えほんひゃくものがたり)は、1841年(天保12年)に刊行された日本の奇談集。
- ^ 国書研究室『国書総目録 著者別索引』岩波書店、1991年、623頁。ISBN 978-4-00-008609-7。
- ^ 湯本豪一『江戸の妖怪絵巻』光文社〈光文社新書〉、2003年、24頁。ISBN 978-4-334-03204-3。
- ^ a b 少年社 1999, p. 203
- ^ 吉田幸一 編『怪談百物語』古典文庫、1999年、423頁。
- ^ 江馬務 『日本妖怪変化史』 中央公論社<中公文庫> 1976年 29、79、82頁
- ^ 「特集グラビア 妖怪変化絵ばなし」(『歴史読本』 昭和48年6月号) 1973年 新人物往来社 『桃山人夜話』とのみ表記。
- ^ a b c 角川書店 2006, pp. 184–191
- ^ 水木しげる『妖怪100物語』小学館、1979年。
- ^ 川崎市市民ミュージアム『「愛しの妖怪たち 追補」(「大水木しげる展」追加展示図録)』2005年。
- ^ 湯本豪一『「資料紹介『絵本怪談揃』―『絵本百物語との関連で』―」(『川崎市市民ミュージアム紀要』第17集)』2005年。
- ^ 多田克己 編『竹原春泉 絵本百物語 -桃山人夜話-』国書刊行会、1997年、9-10頁。ISBN 978-4-336-03948-4。
- ^ 本文でのよみは「ひえんま」で統一されている。
- ^ 目録では「老人火(ろうじんのひ)」という表記が用いられている。
- ^ 角川書店 2006, p. 181.
- ^ 村上健司編著『日本妖怪大事典』角川書店〈Kwai books〉、2005年、244頁。ISBN 978-4-04-883926-6。
- 1 絵本百物語とは
- 2 絵本百物語の概要
- 3 参考文献
絵本百物語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/08 17:44 UTC 版)
「周防の大蟆」(すおうのおおがま)と題されている。『絵本百物語』本文によれば、周防国の岩国山(現・山口県岩国市)の山奥に住む大蝦蟇で、体長は約8尺(約2.4メートル)。口から虹のような気を吐き、この気に触れた鳥や虫たちを口の中へと吸い込み、夏には蛇を食べるとある。また挿絵ではこの蝦蟇は槍を手にしているが、この槍で人を襲ったとの説もある。
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絵本百物語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/16 04:57 UTC 版)
その昔、淡路に芝右衛門という農民がいたが、彼のもとによく老いたタヌキがやって来て残飯を求めていたので、芝右衛門は哀れに思い、わざわざ飯を残してやっていた。 ある日、芝右衛門はタヌキを面白がり「人間にでも化けてみろ」と言うと、タヌキは50歳ほどの人間の姿となり、日に日に芝右衛門のもとを訪れるようになった。そして様々な物語や古事を詳しく聞かせたので、芝右衛門は次第に物知りになり、人々にもてはやされた。 その頃、浪速から『竹田出雲』という芝居が淡路に訪れて興行を行なっていたので、先のタヌキが化けた老人も見物に行ったが、運悪く帰り道に犬に噛まれて死んでしまった。しかしタヌキだけあり、死後も半月ばかり正体を現さず、24、25日ほど後に遂にタヌキの正体を現したという。
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絵本百物語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 22:19 UTC 版)
『 絵本百物語』の記述によれば、広げると八畳もある陰嚢を持ち、関西以西に多く棲んでいたという。犬くらいの大きさで、通常のタヌキよりもずっと知能が高く、陰嚢に息を吹きかけることで大きく広げて部屋などの幻を人に見せたり、自ら陰嚢をかぶって別の者に化けたりしたという。 元禄年間、魯山という俳諧師が日向国(現・宮崎県)の高千穂にいる趣味仲間の家に泊めてもらった。その夜、八畳で仲間と俳句を作っていた魯山は、煙草の吸殻をうっかりして畳に落としてしまった。その途端、畳が一気に捲れ上がったかと思うと、八畳間も家も消えてしまったという。その畳は豆狸の陰嚢で出来ていたのだ。
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