絵本百物語とは? わかりやすく解説

絵本百物語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/30 02:03 UTC 版)

絵本百物語』(えほんひゃくものがたり)は、1841年天保12年)に刊行された日本の奇談集。


  1. ^ 国書研究室『国書総目録 著者別索引』岩波書店、1991年、623頁。ISBN 978-4-00-008609-7 
  2. ^ 湯本豪一『江戸の妖怪絵巻』光文社光文社新書〉、2003年、24頁。ISBN 978-4-334-03204-3 
  3. ^ a b 少年社 1999, p. 203
  4. ^ 吉田幸一 編『怪談百物語』古典文庫、1999年、423頁。 
  5. ^ 江馬務 『日本妖怪変化史』 中央公論社<中公文庫> 1976年 29、79、82頁
  6. ^ 「特集グラビア 妖怪変化絵ばなし」(『歴史読本』 昭和48年6月号) 1973年 新人物往来社 『桃山人夜話』とのみ表記。
  7. ^ a b c 角川書店 2006, pp. 184–191
  8. ^ 水木しげる『妖怪100物語』小学館、1979年。 
  9. ^ 川崎市市民ミュージアム『「愛しの妖怪たち 追補」(「大水木しげる展」追加展示図録)』2005年。 
  10. ^ 湯本豪一『「資料紹介『絵本怪談揃』―『絵本百物語との関連で』―」(『川崎市市民ミュージアム紀要』第17集)』2005年。 
  11. ^ 多田克己 編『竹原春泉 絵本百物語 -桃山人夜話-』国書刊行会、1997年、9-10頁。ISBN 978-4-336-03948-4 
  12. ^ 本文でのよみは「ひえんま」で統一されている。
  13. ^ 目録では「老人火(ろうじんのひ)」という表記が用いられている。
  14. ^ 角川書店 2006, p. 181.
  15. ^ 村上健司編著『日本妖怪大事典』角川書店〈Kwai books〉、2005年、244頁。ISBN 978-4-04-883926-6 


「絵本百物語」の続きの解説一覧

絵本百物語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/08 17:44 UTC 版)

大蝦蟇」の記事における「絵本百物語」の解説

周防の大蟆」(すおうのおおがま)と題されている。『絵本百物語』本文によれば周防国岩国山(現・山口県岩国市)の山奥に住む大蝦蟇で、体長は約8尺(約2.4メートル)。口から虹のような気を吐き、この気に触れた虫たち口の中へと吸い込み、夏には食べるとある。また挿絵ではこの蝦蟇を手にしているが、こので人を襲ったとの説もある。

※この「絵本百物語」の解説は、「大蝦蟇」の解説の一部です。
「絵本百物語」を含む「大蝦蟇」の記事については、「大蝦蟇」の概要を参照ください。


絵本百物語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/16 04:57 UTC 版)

芝右衛門狸」の記事における「絵本百物語」の解説

その昔淡路芝右衛門という農民がいたが、彼のもとによく老いたタヌキがやって来て残飯求めていたので、芝右衛門哀れに思い、わざわざ飯を残してやっていた。 ある日芝右衛門タヌキ面白がり「人間にでも化けてみろ」と言うとタヌキ50歳ほどの人間の姿となり、日に日に芝右衛門のもとを訪れようになった。そして様々な物語古事詳しく聞かせたので、芝右衛門次第物知りになり、人々もてはやされた。 その頃浪速から『竹田出雲』という芝居淡路訪れて興行行なっていたので、先のタヌキ化けた老人見物行ったが、運悪く帰り道噛まれ死んでしまった。しかしタヌキだけあり、死後半月ばかり正体を現さず、2425日ほど後に遂にタヌキ正体現したという。

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絵本百物語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 22:19 UTC 版)

豆狸」の記事における「絵本百物語」の解説

『 絵本百物語』の記述によれば広げると八畳もある陰嚢持ち関西以西多く棲んでいたという。くらいの大きさで、通常のタヌキよりもずっと知能高く陰嚢に息を吹きかけることで大きく広げて部屋などの幻を人に見せたり、自ら陰嚢かぶって別の者に化けたりしたという。 元禄年間山という俳諧師日向国(現・宮崎県)の高千穂にいる趣味仲間の家に泊めてもらったその夜、八畳で仲間俳句作っていた山は、煙草吸殻うっかりして畳に落としてしまった。その途端、畳が一気捲れ上がったかと思うと、八畳間も家も消えてしまったという。その畳は豆狸陰嚢出来ていたのだ。

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