狐火とは? わかりやすく解説

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きつね‐び【×狐火】

読み方:きつねび

【一】の口から吐き出された火という俗説から》

闇夜山野などで光って見え燐火(りんか)。鬼火また、光の異常屈折によるという。狐の提灯(ちょうちん)。《 冬》「—や髑髏(どくろ)にのたまる夜に蕪村

歌舞伎などで、人魂(ひとだま)や狐火に見せるために使う特殊な火。焼酎火(しょうちゅうび)。

【二】浄瑠璃本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)」の四段目謙信奥庭狐火の段」の通称


狐火

作者平岩弓枝

収載図書はやぶさ新八御用帳 6 春月の雛
出版社講談社
刊行年月1994.10


狐火

作者池波正太郎

収載図書完本 池波正太郎大成 4 鬼平犯科帳
出版社講談社
刊行年月1998.5

収載図書鬼平犯科帳 6 新装版
出版社文芸春秋
刊行年月2000.5
シリーズ名文春文庫


狐火

作者小山栄雅

収載図書秋ぐみ小山栄雅短篇小説
出版社ノンブル
刊行年月2002.7


狐火

作者藤原緋沙子

収載図書蛍籠隅田川御用帳
出版社広済堂出版
刊行年月2003.5
シリーズ名広済堂文庫


狐火

作者寺床美保

収載図書風の中の声
出版社文芸社
刊行年月2004.6


狐火

作者瀬川一郎

収載図書のらくら同心控帳
出版社徳間書店
刊行年月2008.7
シリーズ名徳間文庫


狐火

読み方:キツネビkitsunebi

作者 円地文子

初出 昭和44年

ジャンル 小説


狐火

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/08 07:48 UTC 版)

狐火(きつねび)は、日本各地に伝わる怪火[1]ヒトボス火点し(ひともし)[2]燐火(りんか)とも呼ばれる[3][4]


  1. ^ 村上 2000, p. 134.
  2. ^ a b 林 1977, p. 5
  3. ^ a b 鈴木 2002, pp. 38–39.
  4. ^ a b きつねび【狐火】”. Yahoo!辞書. Yahoo! JAPAN. 2013年3月20日閲覧。
  5. ^ a b c d e 根本 1985, p. 597
  6. ^ a b 草野 1997, p. 102
  7. ^ 有賀喜左衛門「爐辺見聞」『民族』4巻3号、民族発行所、1929年4月、 144-145頁、 NCID AN00236864
  8. ^ a b c 多田 1990, pp. 344–345
  9. ^ 土井卓治「伯耆大山を眺めつつ歩く」『あしなか』通巻49号、山村民俗の会、1955年11月、 22頁、 NCID AN00406352
  10. ^ 石川県鳳至郡門前町 調査報告書」『常民』27号、中央大学民俗研究会、1991年1月、 75頁、 NCID AN00116782
  11. ^ 宮澤千章「火の玉と狐火」『伊那』51巻1号(通巻896号)、伊那史学会、2003年1月、 30頁、 NCID AN00015559
  12. ^ a b c 清原編 2009, pp. 28–29
  13. ^ 石川正臣「飯田の伝説 飯田の烏」『伊那』32巻1号(通巻688号)、伊那史学会、1984年1月、 15頁、 NCID AN00015559
  14. ^ 中島繁男「狐火」『日本民俗』2巻12号、日本民俗協会、1937年8月、 19頁、 NCID AN00018761
  15. ^ a b 角田 1982, pp. 31–32
  16. ^ a b 宮尾 1963, p. 93
  17. ^ 角田 1979, pp. 174–178.
  18. ^ 日野 1926, p. 256.
  19. ^ 日野 1926, p. 76.
  20. ^ 笹間良彦 『図説・日本未確認生物事典』柏書房、1994年1月、109頁。ISBN 978-4-7601-1299-9 
  21. ^ a b c 鈴木 1982, pp. 198–199.
  22. ^ a b 井上 1916, p. 160
  23. ^ a b 大藤他 1955, p. 929
  24. ^ 村上 2000, p. 219.
  25. ^ 角田 1979, p. 183.
  26. ^ a b 菊岡 1800, p. 474
  27. ^ a b c 神田 1931, pp. 15–17
  28. ^ a b c 神田 1931, pp. 23–25


「狐火」の続きの解説一覧

狐火(きつねび)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/14 03:58 UTC 版)

鬼火」の記事における「狐火(きつねび)」の解説

様々な伝説産んできた正体不明怪光で、咥えた骨が発光しているという説がある。水戸更科公護は、川原付近起き光の屈折現象説明している。狐火は、鬼火一種とされる場合もある。

※この「狐火(きつねび)」の解説は、「鬼火」の解説の一部です。
「狐火(きつねび)」を含む「鬼火」の記事については、「鬼火」の概要を参照ください。


狐火

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 22:31 UTC 版)

日本の文化における狐」の記事における「狐火」の解説

詳細は「狐火」を参照化かされた」として、説明つかない不思議な現象一般仕業とすることも多かった得体の知れない燐光を「狐火」、あるいは「狐の嫁入り」と呼ぶ伝承もある。江戸王子では大晦日夜に関八州集い、無数の狐火が飛んだというが、里人はその動き豊作吉凶占った伝えられており、この王子の狐火落語王子の狐」のモチーフとなっている。

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狐火

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 02:43 UTC 版)

王子稲荷神社」の記事における「狐火」の解説

王子の狐火」を参照江戸砂子王子稲荷の段に以下のとおり記されている。 狐火おびただし、この火にしたがひて、田畑よしあしを所の民うらなふことありといふ。(訳) 狐火がおびただしい当地農民はこの火によって田畑豊凶占ったりするという。 狐火にわうじ田畑よしあし知らんとここに金輪寺かな 年毎刻限おなじからず、一時ほどのうちなり。宵にあり、あかつきにありなどして、これを見んために遠方より来るもの空しく帰ること多し一夜とどまれば必ず見るといへり。(訳) 狐火の現れる時刻は年によって違うが、1~2時間ほどのことだという。晩に現れるともあれ明け方現れることもあり、遠方からわざわざ見に来た人も見ずに終わることが多いが、一晩中待機していれば必ず見られるとのこと毎年大晦日の夜、諸国キツネ社地の東、古のあたりにあつまり装束あらためるといい、江戸時代、狐火で有名であった。 「関東八州」の稲荷参照稲荷神)の総社観光紹介されるようになっているが、元来東国三十三国稲荷総司伝承をもっていた。 社伝には「康平年中源頼義奥州追討のみぎり、深く当社信仰し関東稲荷総司とあがむ」 とある。この「関東」を中世以来別当寺金輪寺は、陸奥国まで含む「東国三十三国参照出羽三山*歴史項)」と解釈してきた。「三拾三ケ国の稲荷の社へ火を燈し来る」との王子神社縁起絵巻若一王子にゃくいちおうじ縁起」(紙の博物館)の付箋が示す通り江戸中期まで神域に「東国三十三国」の幟、扁額備えていた。寛政の改革時に幕府行政の上からの干渉受けて以降関八州稲荷頭領として知られるようになった。 「三十三国」とあるが、北陸道東山道東海道全部あわせて東国30しかない33という数字は全令制国合計66国を半分にした観念的な数字とする説、平安時代まで廃止され諏訪国石城国石背国加えたものとする説、当時蝦夷ヶ島」と総称され渡党(わたりとう)・日本ひのもと)・唐子(からこ)を加えたとする説などがある。

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狐火(狐の提灯、狐の嫁入り)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 17:16 UTC 版)

キツネの入った言葉一覧」の記事における「狐火(狐の提灯狐の嫁入り)」の解説

いわゆる鬼火。きつねが口から吐く火らしい。「狐の嫁入り」は狐火が複数並んで嫁入り行列提灯のようにみえるもの。空は晴れているのに雨が降ることも「狐の嫁入り」という。

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