化け狸
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化け狸(ばけだぬき)は、日本に伝わる狸の妖怪である。人間をたぶらかしたり、人間の姿に化けたりすると考えられている。妖狸(ようり)や古狸(こり、ふるだぬき)、怪狸(かいり)などとも称される。
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- ^ “愛媛県”. 2022年2月26日閲覧。
化け狸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 00:29 UTC 版)
「ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター」の記事における「化け狸」の解説
八百八狸(はっぴゃくやだぬき) 『妖怪獣』に登場。日本の狸妖怪の中でも強大な化け狸一族。姿は服を着て直立歩行する狸そのもので、腹鼓を打つ外見こそユーモラスだが実態は凶暴な人食いの怪物。高僧・天海上人の護符により四国山中の地下に封印されていたが、ダム開発工事の影響で巣窟を塞ぐ岩から護符が剥がれたことで復活。地上に狸王国を築き、人類を奴隷・食糧として支配しようとしたが、鬼太郎たちとの激戦の末に再封印される。自分たち以外の妖怪すら敵視しており、支配下に置いた人間たちには狸以外の妖怪を讃えることを重罪として厳しく取り締まった。 アニメ第5作ではアニメ化されなかったが、刑部と団三郎が妖怪四十七士に名を連ねており、当初は八百八狸の話が描かれたうえで和解する予定だった。[要出典]アニメ第6作では名無しが護符を剥がしたことで復活し、圧倒的な戦力を背景に一度は人間の政権を奪って支配下に置くが最終的には失敗し、自由の身になった人間たちによって政権ごと追放される。刑部狸(ぎょうぶだぬき) 声 - 富田耕吉(第1作)、柴田秀勝(第3作)、仲木隆司(第4作)、堀内賢雄(第6作) 八百八狸の長。巨大な僧形の化け狸。高い知性と抜群の統率能力を持ち、配下の八百八狸の大軍勢、蛟龍(こうりゅう)や大なまずといった妖怪獣を縦横に操る。妖怪獣や触れた物全てを石に変える巨石・要石(かなめいし)を操る念力、特定の人物に毛を植えつけ、苦しめたり支配する呪術を用いる。 アニメ第5作では隠神(いぬがみ)刑部狸の名で、妖怪四十七士の愛媛県代表。原作の数珠を持った姿ではなく、太鼓を首から下げた水木しげるの妖怪画に近い姿で登場。 蛟龍(こうりゅう) 巨大な妖怪獣。一反木綿の説明では「70年(アニメ第6作では700年)生きた蛇が蜃気楼の中で産んだ卵が孵り、地下で数百年育った後に天に昇って蛟龍になる」という。本作では巨大な目と大きく裂けて鋭い歯が並ぶ口を持ち、全体の形は蛇や龍というよりデフォルメされた類人猿にも見える。目からは蜃気楼を起こす光線を出す(アニメ第3作ではジェット機を消滅させてしまう光線となっている)。『妖怪獣』にて刑部狸に操られて登場。アニメ第6作では、全体から強力な衝撃波を発し広範囲に渡り建造物を破壊し、自衛隊を返り討ちにしてしまった。口から火球を吐く。鬼太郎に倒された後、亡骸に残っていた妖気は名無しがまなに呪いをかけるための材料にされた。1985年の劇場版ではぬらりひょんの配下として登場。 大なまず(おおなまず)/ なまず神(なまずがみ) 地底湖に住む巨大なナマズの姿をした妖怪で巨大地震の元凶とも言われる。『妖怪獣』で登場。富士山の人穴に大昔から置いてあった要石によって封印されていたが、八百八狸によって解放された。蛟龍が鬼太郎に倒されたことで刑部狸が狸城護衛のために急遽東京に召喚しようと念力で動かし、地中を移動して五千年ぶりに地上に出現した。陸上でも直立して活動可能で不死身の生命力を有しており、あらゆる近代兵器を受け付けない。口からは熱風や熱戦を吐き、それにより地面を温めることで一種の巨大な竜巻を発生させたり、自由自在に地震を起こしたりする。アニメ第1作では目から破壊光線を発射し、長い髭を器用に動かすこともできる。アニメ第4作の名称は「なまず神」。 玄蕃狸(げんばだぬき・第1作)/ シルクハット狸(第3作)/ タキシード狸(第4作)/ 団一郎(だんいちろう・第6作) 声 - 野田圭一(第1作)、千葉繁(第3作)、増谷康紀(第4作)、落合福嗣(第6作) 刑部狸の側近の一匹で理知的。原作では名が出ない。江戸時代に封印されたはずだが、どこで手に入れたのか復活時点からタキシードとシルクハットを着用。 アニメ第6作では三兄弟の長男。葉巻を愛用しており、葉巻カッターを鳴らす癖がある。シルクハットは武器にもなる。本気を出すと凶暴かつ屈強な姿に変身する。長男でありながら、戦いの最中に弟を見捨てるなど冷たい部分がある。 お富狸(おとみだぬき・第1作)/ 着物狸(きものだぬき・第4作)/ 団二郎(だんじろう・第6作) 声 - 坪井章子(第1作)、田中一成(第4作)、高戸靖広(第6作) 刑部狸の側近の一匹。女性的な日本髪と着物を着た姿だが、鬼太郎が邪魔者と見るや即座に殺そうと提案するなど残忍で好戦的な性格。原作では名が出ず、第3作には登場しない。よく「おたんこなす」という悪口を口にする。 アニメ第6作では三兄弟の次男。武器は簪。 団三郎狸(だんさぶろうだぬき・原作・第1作)/ 団十郎狸(だんじゅうろうだぬき・第3作)/ 鉢巻狸(第4作)/ 団三郎(第6作) 声 - 北川国彦(第1作)、西尾徳(第3作)、川津泰彦(第4作)、ボルケーノ太田(第6作) 伝承では日本三名狸の1匹として知られているが、本作では刑部狸の側近の一匹。気性が荒い。 アニメ第5作では団三郎ムジナの名で、妖怪四十七士の新潟県代表。第6作では三兄弟の末っ子。 飛脚狸 声 - 大塚芳忠 第3作のみに登場。飛行兵姿の伝令役。 狸カメラマン 声 - 土門仁 第4作のみ登場。狸内閣設立の記念写真を撮影。 たぬきアナウンサー 声 - 蟹江俊介 第6作のみ登場。黒羽織を着て政権奪取後のテレビニュースを担当(第4作でも狸の1匹がニュースを担当したがノンクレジット)。 あしまがり 声 - 富田耕生(第2作)、池水通洋(第3作)、半田裕典(第6作) 「あしまがり」とは四国の方言で「足にまとわりつく」という意味。本作では『妖怪あしまがり』(単行本では『妖怪花』に改題、初アニメ化第2作5話)に登場。太鼓を持った狸の姿をした妖怪で、無類の大酒飲み。取り込んだ者を消化してしまう雲状の気体生物を飼い慣らしており、持っている太鼓で操ることが出来る。なお、第3作のみ「あしまがり」という名前は自主規制配慮で[要出典]「用心棒(の狸妖怪)」という名前しか出なかった。妖怪花の生息地を開発しようとした人間側(アニメ第3作45話では妖怪花と共存していた業者を乗っ取ったぬらりひょん)に雇われ、開発を止めようとする鬼太郎と闘う。 第6作では63話に登場。人を襲うのが大好きな残忍な性格の妖怪という設定で、太鼓を使って黒雲を操る。黒雲は意思を持って動き、獲物を中に取り込んで同化してしまうほか、強力な雷を放ち、複数に分裂して別行動も可能。ある地方の笹薮に棲み付き人を襲っていたため、笹の花の精・星華によって洞窟に閉じ込められていたが、そこに訪れたぬりかべを利用して復活。星華への復讐を目論むが、鬼太郎に敗北して消滅する。 狸ばやし(たぬきばやし) どこからともなく聞こえて来る狸の腹鼓。本所七不思議の妖怪の一つで、日本全国に伝わる音の怪異。 原作「狸ばやし」ではねずみ男が音源を探って掘り当てると、瓢箪に封じられていた大狸が復活して暴れ出す。ねずみ男や鬼太郎も、狸を瓢箪に封じ込めるのに失敗して逆に閉じ込められた。さらに狸は目玉おやじを呑み込むが、脳操縦されて鬼太郎たちを解放し自分から瓢箪に入る。入りきる前に尻から出た目玉は鬼太郎たちに瓢箪を元通り埋めさせた。 アニメ第3作108話では、伝承通りに本所七不思議の一員として音だけ登場。鬼太郎を誘い出し、その隙に朱の盤が目玉おやじをさらった。 竹切り狸(たけきりだぬき) 声 - 草尾毅(第4作)、松山鷹志(異聞妖怪奇譚)/ 演 - ブラザートム、星野亜希 原作「竹切り狸」に登場。親類である万年竹の復讐のために、やまこを利用して鬼太郎を狙うが敗北する。 アニメでは第4作に登場。刑部狸のやり方に反対して鬼太郎達に協力した。目玉おやじからは竹藪で竹を切ったり人間に悪戯をするのが好きな気の良い狸妖怪と評されている。実写映画『千年呪い歌』では高尾山に住む夫婦が登場。ゲーム『異聞妖怪奇譚』では鬼太郎の前に立ちはだかる悪役として何度か出ている。 ふくろさげ 声 - 青野武(第3作)、徳丸完(第4作) 原作『ふくろさげ』(アニメ第2作20話)に登場。洞窟内の壺に隠されていた不定形の妖怪。近付く妖怪のエネルギーを貪欲に吸収するため、大昔の妖怪達によって封印されていた。2人組の泥棒が隠し場所の地図を盗み出し、彼らと組んだねずみ男が開封したが半分エネルギーを抜かれ退散。人間には忠実で、どんな所にも穴を掘って通れる力があるため、泥棒達はそれを利用して金庫破りを繰り返した。エネルギー補給のためにねずみ男の紹介で鬼太郎を誘き出して吸収を図るが、鬼太郎の膨大なエネルギーを無理に吸収してふくろさげは破裂した。 第3作では第27話登場。葉の帽子を被った狸のような姿という水木氏の妖怪画に近い姿に描かれている。携える袋は獲物に被せてエネルギーを奪う他、エネルギーを射出したり物を吸い込んだりもできる。また、相手に噛み付いて直接エネルギーを吸い取ることも可能。自分を封じた妖怪たちへの復讐を考えており、復活後は妖怪たちを次々と襲ってエネルギーを奪った。また、人間と妖怪との仲を裂くことを目的として、泥棒たちの悪事に積極的に力を貸していた。 第4作では欲望を持つ者を袋に取り込み消化する。本体は狸で袋は陰嚢。ぬりかべに袋を破られ、続いて中国風の甲冑と矛で鬼太郎と交戦したが、霊毛ちゃんちゃんこで妖力を奪われ豆狸に退化した。 妖怪だぬき 「妖怪ラーメン」に登場。額に十字型の傷らしき模様がある狸妖怪。大勢の狸仲間たちのボスとして、とある山の古寺で仲間と共に平和に暮らしていたが、人間に住処を追われ食べ物も奪われてしまったことで、何とか生きていこうと数年前に狸蕎麦の屋台を開いたが、現代ではカップラーメンの人気には勝てなかったため、その人気を落とそうと先祖代々伝わる「変身粉(化け粉)」を混入したカップラーメンを売り歩き、食べた人間を巨大なカップラーメンに変えてしまう。これが成功したことを知ったねずみ男から、鬼太郎をカップラーメンにして食べればより強い妖力を得られると唆されて実行に移すが失敗。事情を話して鬼太郎と和解し、カップラーメンに変えた人間を元に戻す還元剤を渡した。 絹狸(きぬたぬき) 声 - 小山武宏(第5作) 絹織物を着た狸の妖怪。 第5作38話初登場。妖怪横丁でもめんや(反物を売る店)を営んでいる。 「鬼太郎マガジン VOL.1」によればもめんやは当初一反木綿の店という設定だったが、放送が進むたびに「一反木綿の呑気な性格は経営に向いてないのでは」という意見が出て急遽スタッフが布に関する妖怪を探すことになり、絹狸が選ばれた。
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化け狸
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「奇異太郎少年の妖怪絵日記」の記事における「化け狸」の解説
山にある狸の隠れ里の狸。先代の「離れの主」の頃に主達に金玉芸を披露したことで怒りを買い、里の外に出ることを禁じられた。里の中は、今の「離れの主」である奇異太郎を説得しようとする「穏健派」と、金玉芸を無理矢理見せて良さを理解させようとする「強硬派」に分かれている。
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化け狸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 02:04 UTC 版)
民間伝承では、タヌキの化けるという能力はキツネほどではないとされている。ただ、一説には「狐の七化け狸の八化け」といって化ける能力はキツネよりも一枚上手とされることもある。実際伝承の中でキツネは人間の女性に化けることがほとんどだが、タヌキは人間のほかにも物や建物、妖怪、他の動物等に化けることが多い。また、キツネと勝負して勝ったタヌキの話もあり、佐渡島の団三郎狸などは自身の領地にキツネを寄せ付けなかったともされている。また、犬が天敵であり人は騙せても犬は騙せないという。 詳細は「化け狸」および「Category:化け狸」を参照
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化け狸(ばけだぬき)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 18:44 UTC 版)
「堕天の狗神 -SLASHDØG-」の記事における「化け狸(ばけだぬき)」の解説
古くより日本各地に伝承が残る妖怪。古狸、怪狸とも呼ばれる、体長2mほどの四足動物めいた異形。特に四国には強力な化け狸が住み、伝承も多く残っている。
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