朱の盆
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朱の盆(しゅのぼん)は日本の妖怪。一般的には朱の盤、首の番などと書かれ、いずれも「しゅのばん」と読み、本来の名称は「しゅのばん」である(後述)。『諸国百物語(延宝5年、1677年)』では「首の番」、『老媼茶話(ろうおうさわ、寛保2年、1742年)』では「朱の盤」と記されている。恐ろしい顔を見せて人を驚かせる妖怪で、この妖怪に会うと魂を抜かれるとされる。
注釈
出典
- ^ 『浮世草子大事典 戸時代の社会・風俗がわかる』長谷川強監修、笠間書院、2017年10月2日、419頁。ISBN 978-4-305-70847-2。
- ^ 細川幽斎、 野口元大・徳岡涼 編『細川幽斎選集 1 源氏物語聞書』 続群書類従完成会 2006年 594頁 ISBN 4-7971-1701-X
- ^ “咡千里新語”. 東京大学学術資産等アーカイブズポータル. 東京大学. p. 35. 2020年11月4日閲覧。
- ^ 吉田幸一・倉島須美子編 編 『伊達髪五人男 付、咡千里新語』古典文庫、2002年2月20日、259頁。 NCID BA58999201。
- ^ a b c d 近藤瑞木「茶碗児の化物 - 興福寺七不思議」 『怪』 vol.0040、KADOKAWA〈カドカワムック〉、2013年11月30日、196-198頁。ISBN 978-4-04-130054-1。
- ^ 水木しげる 『決定版 日本妖怪大全 妖怪・あの世・神様』 講談社(講談社文庫)、2014年、368頁。ISBN 978-4-062-77602-8。 朱の盤(しゅのぼん)
- ^ 水木しげる 『鬼太郎国盗り物語』4巻 講談社 107頁 ISBN 978-4-06-332093-0 朱の盆(しゅのぼん)
- ^ a b 近藤瑞木「黄表紙怪談集の諸相『御伽百物語』、『勇士怪談話』、『怪談奇発情』」『国文学 解釈と教材の研究』第52巻第11号、学燈社、2007年9月10日、 72-74頁、 NAID 40015502517。
- ^ 近藤 2007, p. 83.
- ^ 香川雅信「新出「化物づくし絵」について」 『怪』 vol.0032、2011年、248-249頁。ISBN 978-4-04-885094-0。
朱の盤
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江戸末期に流行した「再度の怪」の一種。巨大な頭を持つ。コスプレOKのメイド喫茶の常連客。隠れ家に忍び込んだ人間に噛みついたところ、あっさり死んでしまった。そして、メイド喫茶で自分の正体に気付いた人間を殺す、連続バラバラ殺人を起こしたため、アキラにカナボウで地獄へ強制送還された。
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朱の盤
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「ゲゲゲの鬼太郎 (1985年の映画)」の記事における「朱の盤」の解説
ユメコを人質に取り、包丁を向けるもユメコに手を噛まれ逃げられた。最後は蛟龍が船にぶつかったことでそのまま沈んだ。
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