サンデー版・アニメ第2作初出
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「ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター」の記事における「サンデー版・アニメ第2作初出」の解説
マンモスフラワー 妖怪的な植物。原作は鬼太郎の登場しない水木の短編『マンモス・フラワー』(ねずみ男は登場)。[要出典]初登場は第2作第8話「マンモスフラワー」。汚れを養分とする性質を持ち、ゴミ大量時代への警告を目的としたあかなめによって、東京に種が蒔かれ増殖するが、最後は鬼太郎が政府に助言して街を綺麗にさせたことで姿を消す。 第3作第78話では、花粉を吸った人間達は野生に還る性質を持つ。ねずみ男に街へ連れてこられた山男が蒔いた種によって大量発生するが、最後は妖怪戦車で処分される。この山男は水木の短編『原始さん』が元である。[要出典] 第4作第65話では、妖怪がこの世に栄えだした頃に生えていた太古の植物として登場。自ら動く、攻撃されると痛みを感じる仕草をとる、触手で物を感知するなど動物のように行動をする。カンブリア紀島で発見された種の化石を2人組の男が盗み出し、植物学者の手を借りたことで復活する。勘違いで種を食べたねずみ男の体から芽を出し急激な成長を遂げるが、最後は植物学者の指示を受けた鬼太郎たちによって結実して枯れ、新しい種と元通りのねずみ男が残る。 ヤマタノオロチの手下の呼子 声 - 富田耕生(第2作)、頓宮恭子(第3作)、松野太紀(第6作) 鬼太郎の仲間とは別個体の敵としての呼子。初登場は第2作12話で、ヤマタノオロチに拘束され悪事を働いている。第3作79話ではニセ呼子とも呼ばれ、解放石に閉じ込められた仲間たち共々ヤマタノオロチに逆らえずにいたが、オロチを倒せば自由になれると考え改心し呼子と協力する。 第6作73話ではヤマタノオロチに拘束されたオグロ山の呼子が登場。欲で近づく人間に不幸を齎す存在で、ゲゲゲの森の呼子から「とっつきにくい」と思われている。元々は人間で、最後はオグロ山を訪れた欲深な人間と入れ替わり、自由になる。 ヤマタノオロチ 声 - 柴田秀勝(第6作) 日本神話で名高い八頭八尾の大蛇。原作は鬼太郎の登場しない水木の短編『やまたのおろち』。[要出典] 初登場はアニメ第2作12話。手下の呼子が持つ解放石の中に住み、彼が呼び寄せた人間を引き込んで食う。図体の割には戦闘能力は低い。 第3作79話でも偽呼子が持つ解放石に住む。最後は鬼太郎にオカリナ剣で心臓を貫かれて倒される。 第4作74話ではぬらりひょんが草薙の剣で復活させた個体が地上で暴れるが、祐子達が奪った剣で鬼太郎に中枢の頭を刺され再封印される。 第6作では73話に登場。人語を話す。オグロ山の呼子が持つ解放石に住んでおり、それを手にした者のどんな願いも、曖昧なものでなければ8つ叶えてくれるが、必ずしも願い主の意に沿った叶え方をするわけではない。また、8つの願いを叶え切るまでは持ち主の前から消えることなくどこへ行っても現れる。 縁切り虫(えんきりむし) アニメ第2作第17話「縁切り虫」に登場。人と人との縁を切る恐ろしい毒虫。原作は鬼太郎の登場しない水木の短編『縁切り虫』。[要出典]眼鏡をかけたような触角の無い小型のカミキリムシのような容姿。首元に噛みついて毒を注入し、その者が他者との縁を切る気持ちにするが、この毒素は硫黄の煙を使えば抜け出ていく。金儲けを目論んだねずみ男によって利用されるが、最終的に破産したねずみ男と濃沼を噛んで消息を絶つ。 釜鳴り(かまなり) 声 - 山田俊司(第2作)、田中康郎(第3作)、青野武(第4作)、木内レイコ(第5作) 本作では『釜鳴り』に登場。使い古された釜に住む妖怪で、本作では一つ目の影のような姿で描かれている。釜の中は異次元になっており、吸い込んだ者の生気を吸収する。巨大な鍋や土瓶などの調理器具や食器を操る能力を持つ。鬼太郎の髪の毛を奪い、妖力を強化して暴走するが、最終的には奪い返される。 第3作では第36話に登場し、昔は吉凶を占う神事の釜として祭られていた。祭壇を子供たちの悪戯で壊されたあげく、そのまま捨て置かれたことを恨み復讐を企むが、最後は鬼太郎の説得を受けて沈静化する。 第4作では第95話登場。閻魔大王を倒して妖怪の頂点に立とうと目論み、下駄やちゃんちゃんこを奪って鬼太郎に化けるが、最後は本物に全て奪い返されて弱点である目を攻撃され、釜はただの釜に戻る。 第5作では第22話登場。おまけのカード目的でお菓子を捨てる子供や鬼太郎の仲間たちを次々吸い込むが、最後には鬼太郎に髪の毛や衣服を取り返されて敗北し、釜の中に戻って神社らしき場所に奉納される。 「妖怪千物語」では粗大ゴミとして捨てられた釜が妖怪になり、鬼太郎の髪の毛を奪って山の妖怪を次々に吸い込み暴れるが、最後には髪の毛を奪い返され、鬼太郎の体内電気で消滅する。 バリバリ 声 - 田中真弓(第5作) アニメ第2作第21話「心配屋」、第5作第60話「働け!!妖怪バリバリ」に登場。原作はねずみ男を主人公とした、鬼太郎の登場しない短編『心配屋』。[要出典]人間の体内に入り、強い意志と非凡な行動力を与える妖怪。 第2作では卵を人間の体に埋め込むことで孵化し、宿主の才能を伸ばしてベートーヴェンや聖徳太子のような大天才にすることができるが、一方でヒットラーのような危険人物を生み出す可能性もある。 第5作では金平糖に目と手足が付いたような姿。卵を寝ている人間の枕元に置くだけで孵化し、自分で体内に入り込む。宿主である人間の養分を奪うことで潜在能力を全開にさせるため、最終的に宿主は過労で衰弱死する。 骨女(ほねおんな) 声 - 小原乃梨子、中西妙子(第2作)、松島みのり→弥永和子(第3作)、山崎和佳奈(第4作)、沢海陽子(第5作)、斉藤レイ(異聞妖怪奇譚) 初登場は『赤舌』。長髪を生やした骸骨の姿の女妖怪。体の骨を分解して撃つ攻撃手段を持ち、それ以上に弁舌と策略で強者に取り入るのを得意とする。原作では最初は赤舌の部下として現れ、赤舌が倒された後は真の主人である大首の食糧となる霊魂を集めるが、骨女を念力で動かしていた大首が倒されたことでただの骨に戻る。 第3作では自分の生命を持ち、大首が倒された後も健在する。家鳴と組んで住宅難に喘ぐ人間達を人食い家の餌にしようと企む。ねずみ男に惚れている。 第4作では第82話登場。大首になった王に仕えていた巫女で、王国再興のために二人で妖怪化して生き続けてきたが、最後は大首と共に封印され眠りに就いた。 第5作では第41話登場。ピンク色の着物を着ており、骨でダシをとったスープを飲むと魂が抜ける。ねずみ男に惚れていると偽って近づき昔の悪党ぶりを思い出させ、凶悪な妖怪舞首を復活させるために必要な人間の魂を集めさせるが、最後はねずみ男の見事な裏切りぶりに本気で惚れる。 第6作準拠の小説「骨女」(「蒼の刻」収録)ではゲゲゲの森の住人で、思い込みの激しい性格。飯島穂音美(いいじま ほねみ)と名乗って人間の病院で働いていた際に偶然目にしたレントゲン写真の骨格に惚れ、一反木綿に協力を取り付けてその骨格の男性を捜していた。後に、その男性・法医学者の萩原慎一(はぎわら しんいち)との交際を経て(萩原は骨に愛着を持ち、穂音美の正体を知っても受け入れた)結婚したことが鬼太郎への葉書で報告される。 新妖怪千物語では赤舌に付いて失敗した後、豆腐小僧のカビ豆腐能力を見て無理矢理養子にして利用しようとするが失敗し、鬼太郎の体内電気で倒される。 大首(おおくび) 声 - 今西正男(第2作)、石森達幸(第3作)、屋良有作(第4作) 『大首』(初アニメ化第2作26話)に登場。頭部だけの空を飛ぶ妖怪。風を操り、また念力で骸骨を操る。縄文時代から富士山の地下で霊魂を食べて生きてきたが、生者から霊魂を奪ったために鬼太郎達に気づかれ、最後は霊食キノコを植えられて石のようになって滅びる。第3作40話では富士山を噴火させて日本を征服しようと企む。 第4作82話では元は古代人の王で、王国再興のために人骨を食べて生き続けてきた。だが鬼太郎が骨女に放った言葉によって自身の間違いに気付き、そして人外の者として生きるのに倦み疲れ、最後は骨女と共に封印され眠りに就く。 『異聞妖怪奇譚』ではギーガの配下として登場。一人称は「我」で語尾に「なり」を付け、古風な喋り方をする。死魂を捕食し、どんなにダメージを受けてもすぐに回復する不死身の肉体を持つ。攻撃時の決め台詞は「因果応報」。 いやみ 声 - 大竹宏(第2作)、飯塚昭三(第3作)、松尾銀三(第4作)、高戸靖広(第6作) 初登場は少年サンデー版『いやみ』(初アニメ化第2作27話)。女の着物を着ているが、顔は爺という妖怪。原作の目玉おやじによると、人の楽しみを食べる妖怪だという。別名エロモドキ。吸った者を色ボケにしてしまう「イロ気」を吐き、また手足はゴムのように伸縮自在。首から下の胴体の部分が本体で、正体を現すと単眼の巨大な頭から直接手足が生えた姿に変貌する。人間が住処に迷い込んだために冬眠から覚め、世の中の「楽しみ」を奪いエキス化して瓢箪に詰めて独占し、日本中をうつ状態にするが、最後は鬼太郎に力の源である睾丸を打ち砕かれ無力化、再封印される。第2作では鬼太郎と格闘して金的蹴りを食らうと萎み、住処ごと燃え尽きる。 第4作61話ではイロ気は吐かない。とある神社で眠っていたが、願掛けに訪れた売れない落語家の叫び声で目覚める。落語家に取り憑き「いやみ亭いやみ」の芸名で寄席に出演する一方で、街の人間のショウ気を吸い集め利用するが、最後は鬼太郎との戦闘で落語家と分離し、ちゃんちゃんこで倒される。 第6作では72話登場。普段はオネエ言葉で話すが、正体を現すと男口調になる。桃色吐息によって人や妖怪を色ボケにする能力を持ち、色ボケになった者を指笛で招集することもできる。色ボケになった者はいやみを倒さない限り、元に戻れない。森で眠っていたところを起こされて復活し、人々を無差別に色ボケにするが、最後はねこ娘に弱点の股間を蹴られて消滅する。 『雪姫ちゃんとゲゲゲの鬼太郎』シリーズではドラキュラたちに雪姫をさらうために雇われる。妖気を悟られない衣服と、相手の念力や怒りを炎にする舌型ライターで武装する。本体は頭で、ねずみ男の悪戯で胴を失いドラキュラたちから体の部位を借用する。雪姫を捕らえた後は儲けを独占するためにドラキュラたちを焼き殺すが、鬼太郎に不意を突かれてライターを奪われ、自分も火葬される。 『セクハラ妖怪いやみ』ではある電機メーカーに雇われ、ライバル社にイロ気を充満させセクハラ問題で打撃を与えようとする。他にも机を妖怪化したり、美女の姿をしたしもべ(乳房や陰茎を撃ち出す)を多数作り出したり、陰毛を伸ばして締め付けたりする術を使う。 ダイダラボッチ 声 - 今西正男(第2作)、江川央生(第6作)、大木民夫(異聞妖怪奇譚) 『ダイダラボッチ』(初アニメ化第2作29話)に登場。日本妖怪最大級の巨体を持つ雲突く背丈の、伝説の大巨人。地形を簡単に変えるほどの力を恐れられ、千年前に解体封印されていた。信奉者達によって順番に封印を解かれ復活し、封印された復讐に日本列島を食い尽くそうとするが、身体を遠隔操作していた地下の脳を破壊されて倒される。 第3作60話では創造と破壊の二面性を持つとされる。自然環境の回復を願う人々を騙したぬらりひょんによって復活し、鍵で脳を操られて兵器として利用されるが、鬼太郎が鍵を撃ち落としたことで正気に戻り、自ら再び眠りに就く。 第4作29話では野づち同様、古代の神自身が対応せざるをえないほどの存在。ねずみ男に封印を解かれて復活するが、争う者達を喰らう性質を鬼太郎たちに逆手に取られて誘き出され、封印が解けていない脳を竹槍で刺されて海へ沈む。 第6作では85話では長年妖怪研究に没頭してきた研究家の門倉(かどくら、声 - うえだゆうじ)によると日本を見守っていた心優しい妖怪と伝えられている。一方で最初に封印を解いた者の意のままになる性質があり、「ダイダラ教団」に変装した七人同行によって人類抹殺兵器として復活し、脳を復活させたぬらりひょんに操られるが、最後は門倉が脳を破壊したことで消滅する。 ゲーム『異聞妖怪奇譚』ではぬらりひょんによって一部のみ復活するが、鬼太郎に脳を破壊され再び封印される。その後、ドラキュラ達によって脳を復元され完全な姿へと復活し、ギーガを飲み込んで逆に身体を乗っ取られ、世界を破滅させようとするが、最後は鬼太郎に倒され消滅する。 タイタンボウ 本来「タイタンボウ」はダイダラボッチの異称だが劇中に登場しないため詳細は不明。原作は鬼太郎の登場しない短編『足跡の怪』[要出典]。 アニメは第2作第43話「足跡の怪」に登場。自然を支配する力を持つなど神に近い存在で、ある村の近くの「入らずの山」にある大きな岩を御神体として祭られており絶対に姿を現すことはない。2人の学者が岩の近くにある穴の中の聖域を荒らした上に岩の一部を持ち帰ったことに怒り、村に天変地異を起こしたり村人を神隠しにした挙句、学者たちの身体を少しずつ溶かして岩近くの穴の中に誘い込み命を奪うことで怒りを鎮め、神隠しにした村人を返す。 第6作では70話に登場。氏神という設定で、入らずの山の番人を務める阿形(あがた)家の人間に、4日おきにその御霊石(みたまいし)に祈りを捧げることと、地元の町で生まれ育った以外の人間を山に入れてはならないという役目を負わせており、それを怠れば恐ろしい祟りが町に降りかかるとされている。また、阿形家の跡取りが村から出ることも許さない。 影女(かげおんな) 声 - 北浜晴子(第2作)、岡本嘉子(第4作) 第2作では、下半身が幽霊のような形と肌の色を除けば人間と差ほど変わらない姿をしている。影がある限りは無敵で、あらゆる攻撃が通用しない体質であり、下半身は伸縮自在。古い洋館「幽霊屋敷」に住みついていたが、洋館を購入した男の息子であり、幽霊や妖怪を信じずに乗り込んできた強情な少年金太に罰を与えるために、金太に霊石を食べさせて生きたまま幽霊に変えるが、最後は事情を知り乗り込んできた鬼太郎親子に敗北し、金太を元に戻す。 第4作では、影に人間の女性の顔が付いた真っ黒な姿をしている。地獄へ送られた罪深い人間たちの祖先から生み出された妖怪で、悪意を抱いた人間を影の世界へ連れ込む存在。かつて人間たちの悪意を集めてこの世を乗っ取ろうとした罪で封印されかけ行方を眩ましたとされる。1000の悪意を集めて強大な力を手にしたことで人間界に出現し、街を襲い光を奪っていくが、最後は弱点である光に苦しめられ、今まで引きずり込んだ者たちを解放し、ちゃんちゃんこで倒される。 大ミミズ 声 - 野田圭一 アニメ第2作第37話「地相眼」に登場。大きな青いミミズの姿の妖怪で、魑魅魍魎の世界の使者。戦後間もなく魑魅魍魎の世界に迷い込んで天文方位観測所の三つの宝の一つである赤い玉「地相眼」を持ち出した安井の前に現れ、安井の一人息子である安男を20歳になった時に新しい「地相眼」として差し出すか、安井本人の命と全財産を差し出すかの二択を迫る。最後は事情を知り覚悟を決めていた安男を連れていく。 隠れ座頭(かくれざとう) 声 - 矢田耕司 アニメ第2作第38話「隠れ里の死神」に登場。原作は鬼太郎の登場しない連載『サラリーマン死神』の「蒸発」。[要出典]盲目の仙人のような姿の妖怪。神通力を使う。長年の座禅修行により、中にいる者は老化することも飢えることもないという「隠れ里」に繋がる「鬨の橋」が見えるようになり、子供たちを幸せにするつもりで、400年前より12、13歳の子供をさらっては「隠れ里」へ連れて来ていた。最後は鬼太郎に倒され、同時に「隠れ里」も崩壊し一気に400年の歳月が流れて子供たちは白骨化する。 人面樹(じんめんじゅ) 声 - 池水通洋 アニメ第6作第66話に登場。原作は鬼太郎の登場しない連載『サラリーマン死神』の「蒸発」。[要出典]顔のついた大木の妖怪。200年に一度現れる隠れ里の守り人であり、遥か昔からその呼び声で多くの子供たちを隠れ里に呼び寄せていた。
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サンデー版・アニメ第2作初出(味方としても登場した者)
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火車(かしゃ) 声 - 富田耕生(第2作)、平野正人(第3作)、梁田清之(第4作)、岸尾だいすけ(第5作)、チョー(第6作) 『逆モチ殺し』(初アニメ化第2作第23話「逆餅殺し」)に登場。葬式や葬列で死体を盗んでは自分の仲間にしてしまう妖怪。長い毛と羽のような耳をした赤い肌の怪物の姿で登場することが多い。作品によっては全身や尻尾の先に火が灯っている場合がある。第2作では妖怪の中でも五指に入る実力者とされる。昔から火車は皮を残して内臓をとるといわれ、自分と相手との魂を入れ替える術で相手の体を乗っ取ってしまう。また餅が大好物で、相手を餅と一緒について食べる「モチ殺し」は、それに遭うと大抵生きては帰れないという。 第3作62話では新しい体にして生き長らえるために「魂とりかえばやの術」で鬼太郎と入れ替わるが、最後は身体を奪還され体内電気で焼き殺される。 第4作45話では涙もろく人情深い妖怪で、ある3兄妹が母親の葬式に行かなかったことに怒り、彼らを攫い魂を餅に混ぜて食べようとするが、母親の魂から本当の気持ちを聞いたことで怒りを鎮める。 第5作90話では島根県出身。以前は悪党だったが、目玉おやじに懲らしめられて改心して以来、更生のために妖怪横丁に住んで目玉の紹介で輪入道の運送屋に預けられ白坊主らと共に働いている。そのため、目玉おやじには頭が上がらない。粗暴で暴走しがちだが、自分の過去を卑下してしまうほど日頃より反省しており、恩や仁義を一貫して通すなど、今では強い正義感を持つ。炎の渦を撃ち出す火輪奔り(ひのわばしり)など炎を操る能力や、相手と体を交換する秘術魂入れ替えの術も持つ。餅が大好物で、餅が大量に盗まれる事件が起きた際には自分の無実を証明するために奔走し、輪入道、白坊主と共に妖怪四十七士に覚醒する。 第6作では38話登場。食料として死体を盗み、餅と並ぶ好物。体色は緑色でかなり年老いているが、弱弱しい外見とは裏腹に非常にずる賢く悪辣な性格。鬼太郎たちの身体に次々に乗り移っていくが最後には目玉おやじによって元に戻され、逃亡先で出会った年金不正受取のために母の遺体処理を依頼した犬童けいすけ(声 - 松山鷹志)と入れ替わり、人混みの中で死体を食べていこうと目論む。 目目連(もくもくれん) 声 - 永井一郎(第2作)、銀河万丈(第3作)、佐藤正治(第4作)、中井和哉(第5作) 『目目連』(初アニメ化第2作32話)に登場。多数の目だけの姿の妖怪。他の物体に擬態または憑依する能力を持つ。光の粒子になって移動するため、暗闇では行動力が鈍るという弱点がある(アニメ第3作・第5作では逆に光を苦手としている)。住処の廃屋を潰した工事関係者を怨み現場監督を殺害するが、最後は妖怪カメラで写真に封じられる。 第3作58話ではぬらりひょん配下として朱の盤と組んでユメコを誘拐するが、妖怪城での戦闘の末に妖怪カメラで封じられる。 第4作2話では木蓮の里に住んでいる。普段は木蓮の葉に擬態している優しい妖怪だったが、ある男が別荘を建てて里を荒らしたことに怒り、仕返しの過程で暴走し騒ぎを起こすが、最後は反省した男と和解する。 第5作では18話に登場。闇の中では無数に分裂する能力を持つ。鬼太郎たちがいる日本では悪事を働くことができないため、バックベアードの協力で海外逃亡してドイツの古城を乗っ取り怪現象を起こすが、古城の持ち主の依頼でやってきた鬼太郎に敗北し、最後はベアードによって見せしめのように消滅させられる。 ヤカンズル 「悪魔ブエル」(初アニメ化第2作)ではカバのような胴体にラッパ状の口だけの頭部を付けた姿で登場。辺りの物を無限に食べ続け別世界の胃袋に収める。天の岩戸に封じられていた。悪魔ブエルの軍団を倒すために封印を解かれ、悪魔軍団を食い尽くした後は鬼太郎親子によって岩戸に戻される。 第5作ではやかんの姿で登場し、妖怪四十七士の長野県代表として覚醒する。 原始さん(げんしさん) 声 - 今西正男(第2作) アニメ第2作第40話「原始さん」に登場。原作は鬼太郎の登場しない水木の短編『原始さん』。[要出典]巨人の妖怪で、その名の通り原始時代の人間のような服装をしており巨大な棍棒を携えている。自然を愛しており、緑を復活させることができる能力を持つことから「エコロ爺(エコロじい)」とも呼ばれる。銀座の街を破壊し緑を甦らせるが、現代の人間の大半がそれを望んでいないことに落胆し、最後は全ての生命の源である海へ帰る。山男(やまおとこ) 声 - 佐藤正治 アニメ第3作第78話に登場。鬼太郎の登場しない水木の短編『原始さん』と『マンモスフラワー』を原作にアレンジしたストーリーに、『カモイ伝』の設定も加えられている。[要出典]日本各地の山中に伝わる大男の妖怪。原始時代の人間のような服装をしており巨大な棍棒を携えている。自然を愛する一方で文明を嫌っており、現代人では理解できない縄文語も使用する。地下深くで氷漬けになって眠っていたところをねずみ男に目覚めさせられ、東京の街を破壊してマンモスフラワーの種をまき緑を甦らせるが、夜行さんの妖怪と文明の力を融合させた発明品「妖怪戦車」で文明の進化も目の当たりにし、最後は東京を元通りの街にして山へ帰る。 縄文人 (じょうもんじん) 声 - 稲田徹 アニメ第6作67話「SNS中毒VS縄文人」に登場。鬼太郎の登場しない水木の短編『カモイ伝』を原作ベースに、『原始さん』とアニメ第2、3作の要素も加えられてアレンジされたストーリー設定。[要出典]青石山脈の日々利岳の奥地で原始的な生活を営んでいた大男。れっきとした人間で、目玉おやじも認める正真正銘の「縄文人」。巨大な棍棒を携えている。屈強な見た目とは裏腹に非常に大人しく温和な性格で、人に危害を加えるような行為は一切しない。ひっそりと暮らしていたが、金儲けを企むねずみ男によって都会に連れ出され、SNS映えの道具に利用される。
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