人面樹
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/10 08:16 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動人面樹(にんめんじゅ、じんめんじゅ)は、鳥山石燕による江戸時代の妖怪画集『今昔百鬼拾遺』にある中国の伝承上の木[1]。
概要
画図では人の首のような花を咲かせた木が描かれており、解説文には以下のようにある。
山谷にあり その花人の首のごとし ものいはずしてたゞ笑ふ事しきりなり しきりにわらへば そのまま落花すといふ[2]
『今昔百鬼拾遺』では日本の妖怪以外に、江戸時代の百科事典『和漢三才図会』にある日本国外の動植物や妖怪についても掲載されており、この「人面樹」も、『和漢三才図会』が中国の書『三才図会』から引用して掲載している、「大食国(だいしこく)」という国にあるという木を描いたものである[2]。
『三才図会』によれば、大食国は西南千里にある国で、この木は人の首のような花をつけ、問いかけると花が笑いかけるが人語を解することはなく、あまりに笑うと花がしぼんで落ちてしまう、とある[3]。会津の奇談集『老媼茶話』でも、この木を『三才図会』から引用して同様に述べている[4]。
脚注
人面樹
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/09 22:00 UTC 版)
「ザ・ドラえもんズ スペシャル」の記事における「人面樹」の解説
迷いの森で人々を惑わせる樹の妖怪。常に嘘の証言をし、人々を迷わせて野垂死にさせるが、「絶対に本当のことを言わない」という習性を利用され、ドラえもんに「ソノウソホント」をはめられて脱出口を開かれてしまう。
※この「人面樹」の解説は、「ザ・ドラえもんズ スペシャル」の解説の一部です。
「人面樹」を含む「ザ・ドラえもんズ スペシャル」の記事については、「ザ・ドラえもんズ スペシャル」の概要を参照ください。
人面樹と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- 人面樹のページへのリンク