今昔百鬼拾遺とは? わかりやすく解説

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今昔百鬼拾遺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/12 03:04 UTC 版)

今昔百鬼拾遺』(こんじゃくひゃっきしゅうい)は、1781年安永10年)に刊行された鳥山石燕妖怪画集。雲・霧・雨の上中下3巻構成。

概要

画図百鬼夜行』『今昔画図続百鬼』につづく第三作。拾遺という題名からうがえるように前作『今昔画図続百鬼』の形式を引き継いだ続篇で、前作同様に解説や讃のかたちで1体1体の妖怪の絵に文章が書き添えられており、ほとんど文字の添えられることのなかった『画図百鬼夜行』にくらべると内容には差違がある。

『今昔画図続百鬼』のように『和漢三才図会』を参考にしたもの(燭陰人面樹彭侯風狸など)、よく知られた芸能に見られるもの(紅葉狩道成寺鐘羅城門鬼など)が主として描かれているが、本作で描かれている妖怪のなかには、実際の当時の伝承にあったものではなく石燕自身が創作したものも多く含まれているとみられる。

『今昔画図続百鬼 彩色 雨』という題簽の貼られた1巻(下巻)が確認されているのみで全体像はまだ確認されていないが、本作は彩色版が出版され存在していたと見られている。彩色されたものが初版の形態であったのかどうかは明確ではない[1]

収録作品

上之巻/雲

中之巻/霧

下之巻/雨

脚注

  1. ^ 稲田, 篤信、田中, 直日 編 『鳥山石燕 画図百鬼夜行』高田衛監修、国書刊行会、1992年、33頁。ISBN 978-4-336-03386-4 

関連項目

参考文献





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