太三郎狸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 14:55 UTC 版)
太三郎狸(たさぶろうたぬき[1]、たさぶろうだぬき[2])は、香川県高松市屋島に伝わる化け狸。山上の四国八十八箇所霊場第84番札所、屋島寺の「蓑山大明神由来」の説明板は、「屋島太三郎狸[3](やしまのたさぶろうたぬき[4])」である。伝説や民俗学に関する文献類では、「屋島の禿狸(やしまのはげだぬき[2])」と表記され、太三郎狸の通称とされている[5]。佐渡の団三郎狸、淡路の芝右衛門狸と共に、日本三名狸とされている[6]。また、アニメーション映画『平成狸合戦ぽんぽこ』でも知られる[1]。
注釈
出典
- ^ a b c 村上 2011, pp. 126–127
- ^ a b 村上 2005, p. 330
- ^ 築山良文『四国遍路紀行』文芸社、2003年、170頁。ISBN 978-4-8355-5051-0。
- ^ “蓑山大明神”. ニッポン旅マガジン. プレスマンユニオン (2018年2月6日). 2020年10月18日閲覧。
- ^ 辻正幸『狸めぐり民俗資料』辻正幸(非売品)、2011年、52頁。全国書誌番号:21980040。
- ^ a b 宮沢 1978, p. 229
- ^ a b c d e 赤塚 1995, pp. 99–100
- ^ 高橋憲吾『空と海と風と 夫婦で愉しむ道草遍路』後編、文芸社、2001年、152頁。ISBN 978-4-8355-2763-5。
- ^ a b c d 福岡茂樹「21世紀へ残したい香川」『四国新聞』四国新聞社、2002年。2015年7月11日閲覧。
- ^ a b “四国の狸の総大将 屋島太三郎狸”. 扇誉亭 (2001年). 2015年7月11日閲覧。
- ^ a b 北条令子. “屋島狸大学”. 高松市歴史資料館. 高松市. 2015年7月11日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2015年7月11日閲覧。
- ^ a b c d エスピーシー 2009, p. 199
- ^ 辰濃和男『歩き遍路 土を踏み風に祈る。それだけでいい。』海竜社、2006年、314頁。ISBN 978-4-7593-0935-5。
- ^ a b c 後藤 1922, pp. 282–290
- ^ a b “まなびCAN・子ども教室「屋島親子探検隊」”. 高松市. 2015年7月11日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2015年7月11日閲覧。
- ^ a b “蓑山大明神”. ピカラタウン. Pikara. 2015年7月11日閲覧。
- ^ a b 石川 2007, p. 119
- ^ “四国八十八ヶ所第84番札所屋島寺の太三郎狸”. 空海. セント・レディス (2006年). 2015年7月11日閲覧。
- ^ “うどん県から始める! お手軽お遍路”. うどん県旅ネット. 香川県観光協会 (2015年). 2015年7月18日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2015年7月18日閲覧。
- ^ 「20日、屋島山上で「さぬき満月まつり」」『四国新聞』、2005年8月17日。2015年7月20日閲覧。オリジナルの2015年7月29日時点におけるアーカイブ。
- ^ “第11回さぬき満月まつり”. うどん県旅ネット (2015年). 2015年7月20日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2015年7月20日閲覧。
- ^ 「高松「屋島寺」周辺で野生の子ダヌキが出没、人気者に」『サンケイスポーツ』産業経済新聞社、2014年11月21日。2015年7月11日閲覧。
太三郎狸
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「奇異太郎少年の妖怪絵日記」の記事における「太三郎狸」の解説
屋島の太三郎の名を継いだ狸。行方不明となっていた刑部狸を探しに来ていた。
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