甑とは? わかりやすく解説

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読み方:こしき

米を蒸す用途など用いられた、穴の開いた形の道具古く蒸篭登場以前使われとされる。甑で蒸した米は「強飯と言った強飯に対して釜で蒸す飯を「姫飯と言う

こしき【×甑】

読み方:こしき

昔、強飯(こわいい)などを蒸すのに使った器。底に湯気を通す数個小さ穴を開けた鉢形素焼き土器で、湯釜の上にのせて使った。のちの、蒸籠(せいろう)にあたる。


そう【×甑】

読み方:そう

古代中国用いた土製などの蒸し器。湯を沸かす鬲(れき)と合わせて甗(げん)とする。こしき。


読み方:コシキ(koshiki)

湯釜にのせ穀物を蒸す調理器。


甑(こしき)

昔から米を蒸すために使用されている木製の底に甑穴(こしきあな)と呼ばれる穴があり、ここから蒸気噴き上がって中の白米を蒸す。アルミニウム製もある。

甑(こしき)

飯を炊く道具酒造用の甑は底に箕子(すのこ)を置き、その上に布を敷いてコメなどを乗せる張った和釜(わがま)に小さな孔(あな)を開けた厚板女郎板(じょうろういた))をかぶせ、甑を置き、釜をたたいて蒸気を甑に通して飯をたく。東アジア焼酎は甑の上冷水張った大鍋おおなべ)を置き、熟成醪(もろみ)を釜に入れ固形醪は箕子の上に置く)蒸留する

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/09 02:18 UTC 版)

(こしき)は、古代中国を発祥とするなどを蒸すための土器とも。竹や木などで作られた蒸籠と同じく蒸す調理のために用いる[1]


  1. ^ a b c d e f g 「甑・甕」九州歴史資料館 飛び出すむかしの宝物 解説シート 九州歴史資料館、2021年2月16日閲覧。
  2. ^ 菅野利猛. “世界文化遺産、韮山反射炉の10大ミステリーを解く”. 2020年5月15日閲覧。


「甑」の続きの解説一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/23 09:06 UTC 版)

蒸し器」の記事における「甑」の解説

詳細は「甑」を参照 甑(こしき)は土器作った、米を蒸すための古代器具入れて、下から火で熱する鬲(かなえ)の上乗せて用いる。

※この「甑」の解説は、「蒸し器」の解説の一部です。
「甑」を含む「蒸し器」の記事については、「蒸し器」の概要を参照ください。

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出典:『Wiktionary』 (2018/07/06 07:13 UTC 版)

発音(?)


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「甑」の例文・使い方・用例・文例

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