ちょう【町】
読み方:ちょう
〈チョウ〉
ちょう〔チヤウ〕【町】
読み方:ちょう
1 地方公共団体の一。市と村の中間に位する。まち。「町」を「ちょう」と読む府県と、「まち」と読む都県とがある。
3 土地の面積の単位。1町は10段で、3000歩(ぶ)をいい、約99.18アール。
「そんなことぁ—で言ひなせい」〈洒・糠味噌汁〉
まち【町/街】
読み方:まち
1 住宅や商店が多く人口が密集している所。都会。「—に住む」
2 (「街」とも書く)商店の並ぶにぎやかな場所。市街。「—をぶらつく」
「中宮の御旧(ふる)き宮のほとりを、四—を占めて造らせ給ふ」〈源・少女〉
「帷(かたびら)を脱ぎて童子に与へて—に魚を買ひに遣りつ」〈今昔・一二・三五〉
「姫君のおはします—は…さまことに造りみがき」〈夜の寝覚・五〉
[下接語] 市場町・稲荷(いなり)町・色町・裏町・雄(お)町・片側町・片町・上(かみ)の町・傾城(けいせい)町・下町・下(しも)の町・宿場町・城下町・竹屋町・谷町・寺町・唐人町・鳥居前(とりいまえ)町・酉(とり)の町・南京(ナンキン)町・二の町・日本人町・日本町・花街・袋町・港町・門前町・屋形町・屋敷町・横町
町
一つの領域(301-2)内では、人口のいろいろな種類の集成体 1とか集合体 1を表すのに、時として人口集合 1、人口群 1、あるいはより一般的に地域集団 1として知られるいくつかの用語が用いられている。農村地域では、最小単位を小集落 2と呼ぶことがあり、これは通常非常に少数の家からなる。これよりほんの少し大きい人口の集合が村 3であり、これは普通小さいコミュニティーであって、主として農業人口から成り立つことが多い。町 4または市 4は通常、農業に従事している人数が少なく、人口がもっと大きい集合だが、村から町または市へ移行する場合の基準を定めるのは難しく、国によって異なる。領域(305-6の意味における)の政府所在地はその首都 5と呼ばれる。郡では、地方政府の所在する場所は郡都 6または郡の首都(郡庁の所在地) 6と呼ばれる。町や市はさらに、地区 7、小区域 7と、選挙のための区 7に細分される。
町
町
町
町
町
町
町
姓 | 読み方 |
---|---|
町 | ちょう |
町 | まち |
町 | やなまち |
町 | やまぎまち |
町
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/27 08:36 UTC 版)
町(まち、英: town)は、市街地やその区画。小規模な都市や、あるいは都市の一部の狭い区画についていうことが比較的多い。
また、日本の基礎自治体の一種。「町」の読みは一般には「まち」だが、複合語や、個別の町については「ちょう」と読むものも多い(下記、#日本の地方制度としての町参照)。なお、日本以外の基礎自治体は規模によって細分されていないことも多く、細分されている場合でも日本とは名称や基準が異なる。基礎自治体を参照。
日本語における語釈
漢字「町」は、本来は、農地などの境界を意味する漢字であり、市街の意味の「まち」は国訓である。
和語である「まち」は、古語としては宮中や邸宅などの区画を意味した。源氏物語などに用例が見られる。 区画の意味から、市街地の中の道路で囲まれた区画、つまり街区・ブロックを意味する。 あるいは漠然と、市街地やその一画を意味する。この意味では「街」と書くことが多い。町場(まちば)ともいう。
以上をめぐる経緯に関しては、町丁#由来に詳説があるので参照のこと。
日本の地方制度としての町
基礎自治体
地方自治法による普通地方公共団体の一種。市・村と同格で、合わせて市町村という。
「町」の読みは全国で統一されておらず、「まち」または「ちょう」と読む。東日本では北海道と岩手県・宮城県・静岡県・山梨県を除き「まち」とし、西日本では富山県・石川県と九州地方の福岡県・大分県・熊本県を除き「ちょう」とする傾向がある[1]。その中でも、福岡県遠賀町(おんが「ちょう」)や北海道森町、静岡県森町(もり「まち」)のように、道県内で1町だけ読みが違う事例もある[1]。岩手県・宮城県では「まち」「ちょう」のどちらも入り混じっている[注釈 1]。そして、町の名を「まち」と読む町では「町」一字でも「まち」と読み、町の名を「ちょう」と読む町では「町」一字でも「ちょう」と読むことが多い。ただし、町民(ちょうみん)、町立(ちょうりつ)のような複合語は、読み方は一定である。
市町村下の区画
住所や所在地を表記するのに使われる、市区町村をさらに細分化した区画。「△△市○○町」の類。「西新宿二丁目」、「代官山町」など。
郊外の町は、かつては独立した市町村だったものも多い。
この「〜町」についても、「〜まち」と読むか「〜ちょう」と読むかは町によって異なる。ただし和歌山市などでは、「〜ちょう」と読む場合は「〜丁」と書き、「〜町」は「〜まち」と読む(一部例外あり)。
地理・歴史用語としての町
日本の都市は、過去に都市が形成された位置に重複するように現代都市が存在する歴史的重層性があることが特徴として知られている[2]。
小川琢治は歴史性に着目して城下町、宿場町、門前町、鳥居前町、鉱山町、商港町、軍港町に分類した[2]。歴史町を参照。
町に沽券を持つことで町の土地の所有権を握り、町の自治を主導した階層を町人(地方議員と大店や資産家を併せた様な存在)と呼ぶ。町に住む庶民のなかで、特別な役割を持つ者は「町」という言葉が冠して呼ばれた。具体的には町鳶、町大工、町火消などの表現がある。
脚注
注釈
出典
関連項目
町(town)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/10/13 01:18 UTC 版)
「マニトバ州の地方行政区」の記事における「町(town)」の解説
マニトバ州では現在、50の町がある。主な町は以下の通り: ザ・パス(The Pas):人口最大の町。 チャーチル: ハドソン湾に面する町で、「ホッキョクグマの首都」と呼ばれる。
※この「町(town)」の解説は、「マニトバ州の地方行政区」の解説の一部です。
「町(town)」を含む「マニトバ州の地方行政区」の記事については、「マニトバ州の地方行政区」の概要を参照ください。
町
町
町 |
「町」の例文・使い方・用例・文例
- 兵士は町へ向かって前進した
- 観光客でにぎわっている町
- 私たちは町から町へと旅をした
- 私は別の町に引っ越したい
- 町の商店街
- ガイドさんにその町の歴史について尋ねた
- その町はその芸術家の人生を連想させるもので満ちている
- 魅力的な町
- その行事の開会式には,その町随一の有力者たちが出席した
- この町ではあの本屋が一番よい
- その公園は二つの町の中間に位置している
- 彼らはこの地域を「眠らない町」とビラで宣伝した
- 人と町並みが混然一体となっている
- 私たちの町には誇りとする立派な美術館がある
- その町はフランスとドイツの国境にある
- 候補者たちは町中を選挙演説して回った
- この古い小さな町は独特な雰囲気を保ってきた
- その新しい建物は町の美しい景観に合わない
- 町まで行っていいかどうかお母さんに聞いてみるわ
- 都会をはなれてわが町をお訪ねください
町と同じ種類の言葉
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