座敷童子とは? わかりやすく解説

座敷童子(グレムリン)

作者小野

収載図書幻の時間五十一夜物語
出版社文芸社
刊行年月2006.6


座敷童子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/22 11:10 UTC 版)

座敷童子(ざしきわらし)は、主に岩手県に伝わる妖怪。座敷または蔵に住む神と言われ[1]、家人に悪戯を働く、見た者には幸運が訪れる、家に富をもたらすなどの伝承がある。柳田國男の『遠野物語』や『石神問答』などでも知られ、『遠野物語』の17話・18話および『遠野物語拾遺』87話に「ザシキワラシ」または「座敷ワラシ」の表記で話が掲載されており、17話には「この神の宿りたまふ家は富貴自在なりといふことなり」「ザシキワラシは座敷童衆なり」と記述がある。近年では、座敷わらしに会える宿として岩手県の「緑風荘」「菅原別館」「わらべ」などがテレビ番組や雑誌に取り上げられることでも知られている(後述)。


  1. ^ a b c d 渡辺他 1987, p. 121
  2. ^ a b c d e f g h i j k 村上他 2008, pp. 7–12
  3. ^ 怪談レストラン編集委員会、松谷みよ子責任編集 『座敷わらしレストラン』童心社怪談レストラン〉、2007年、17-25頁。ISBN 978-4-494-01373-9 
  4. ^ 多田 1990, p. 275.
  5. ^ a b c d e f 多田 1990, pp. 256–261
  6. ^ a b 真野他 1980, pp. 134–135
  7. ^ 柳田 1910, pp. 23–25.
  8. ^ a b c d e f 三浦他 1992, pp. 256–257
  9. ^ a b c 杉山他 2008, pp. 100–103
  10. ^ 柳田 1910, pp. 48–52
  11. ^ a b c d 佐々木 1973, pp. 15–55
  12. ^ 佐々木喜善ザシキワラシの話」『郷土趣味』5巻2号(通巻50号)、郷土趣味社、1924年2月、6頁、NCID AN003733992014年9月23日閲覧 
  13. ^ 多田 1990, p. 229.
  14. ^ 『図説 地図とあらすじで読む 日本の妖怪伝説』志村有弘監修、青春出版社、2008年、71頁。ISBN 978-4-413-00965-2 
  15. ^ 佐々木 1973, pp. 65–67.
  16. ^ 『日本の妖怪百科』 4巻、岩井宏實監修、河出書房新社、2000年、30頁。ISBN 978-4-309-61384-0 
  17. ^ 阿部正路 『日本の妖怪たち』東京書籍、1981年、117-120頁。ISBN 978-4-487-72164-1 
  18. ^ 柳田國男 『妖怪談義』講談社講談社学術文庫〉、1977年 (原著1956年)、123頁。ISBN 978-4-06-158135-7 
  19. ^ 安部晃司他 『日本の謎と不思議大全』 東日本編、人文社〈ものしりミニシリーズ〉、2006年、40頁。ISBN 978-4-7959-1986-0 
  20. ^ ペリー荻野「ちょんまげ道中 座敷わらしがくれる福をキャッチする心」 『読売新聞』 2009年7月5日付日曜版、3頁。 
  21. ^ 郷田洋文「家の神の水神的性格」『西郊民俗』第9号、西郊民俗談話会、1959年4月、6頁、NCID AN000864222014年9月23日閲覧 
  22. ^ 村上健司編著 『妖怪事典』毎日新聞社、2000年、74頁。ISBN 978-4-620-31428-0 
  23. ^ 樋口 2020, pp. 44–46
  24. ^ 駒ケ嶺, 他 2016



座敷童子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/09 02:45 UTC 版)

えびがわ町の妖怪カフェ」の記事における「座敷童子」解説

まなが祖母の家で見かけ妖怪仮の姿はまなより幼い少女。「甘くて黄色くて冷たいもの」食べたさに、まなに連れられて「ようけ」に現れる

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座敷童子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/15 09:57 UTC 版)

妖こそ!うつつの分校」の記事における「座敷童子」解説

甲兵が暮らす職員寮の居候黄色もしくは緑色長い髪に、垂れ目巨乳美女関西弁をしゃべる。年月経て大人の姿になり、神通力薄れさせている。

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座敷童子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 13:50 UTC 版)

座敷」の記事における「座敷童子」解説

座敷童子(ざしきわらし)は、古来住家まつわる吉兆精霊あるいは神として、東北地方信じられてきたものであるが、(昔の認識で言う)座敷あるよう勢いのある家に取り付くわけではない伝承にある話の順序から言えば、座敷童子が住み着くようになった家は運に恵まれるようになるため、やがては隆盛となって立派な屋敷建てられるうになるのであるまた、座敷童子が居所とするのは奥座敷であるともいわれる詳細「座敷童子」参照

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座敷童子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 07:49 UTC 版)

ゲゲゲの鬼太郎2 妖怪軍団の挑戦」の記事における「座敷童子」解説

東北妖怪城の近くの家に住んでいる。鬼太郎北海道導いてくれる。

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座敷童子

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この世界の片隅に」の記事における「座敷童子」解説

短編大潮の頃』に登場幼少時代すず森田家で遭遇した少女ボロ着をまとってすいかの皮を囓る姿を見てすず新しいすいかを用意するが、直接渡す前に消え失せてしまう。浦野3兄妹江波帰る道中森田イトボロ着を繕ってもらい代わりにすず着物羽織る座敷童子をすず空想する。その正体幼少期白木リンであることが本編にて示唆されている。

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