座敷猫と座敷犬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 13:50 UTC 版)
屋内で飼育される猫は座敷猫(ざしきねこ)と呼ばれることがある。日本猫の一種の三毛猫は、江戸時代から座敷猫として愛玩されてきたことで知られている。 散歩に出るとき以外屋内で飼育される犬は、座敷犬(ざしきいぬ)と呼ばれる。犬は猫より大型・中型の品種が多く、昔から屋外で飼うのが通常であったため、屋内で飼育されていることを強調するために「座敷猫」以上に「座敷犬」はよく使われる語である。日本史上初の座敷犬は江戸時代の大奥や遊廓で特に女性に愛玩された狆であり、座敷犬の典型となっている。 現代では、本義で言う「座敷犬」同然の厚遇を享受しているような飼い犬は、たとえ洋室で飼われていたとしても、その境遇を含意して「座敷犬」と呼ばれることが多い(座敷猫も同様)。たいていの場合、座敷犬と言えば小型犬であるが、大型犬であろうとも室内で飼われる例が少なくない現代にあっては、その限りではない。
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