関西弁とは?

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 社会 > 社会一般 > 呼び名 > 関西弁の意味・解説 

かんさい‐べん〔クワンサイ‐〕【関西弁】


かんさい‐べん クヮンサイ‥ 【関西弁】

〔名〕 関西、特に京阪神地方特有の発音言葉遣いによる話し方

残夢(1939)〈井上友一郎〉三「今度はすっかり関西弁を円出(まるだ)しで」


近畿方言

(関西弁 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 08:34 UTC 版)

近畿方言(きんきほうげん)は、主に近畿地方大阪府京都府兵庫県和歌山県奈良県滋賀県三重県)で用いられる日本語の方言の総称である。西日本方言に属する。上代から近世中期までの中央語である畿内語・近世上方語の系統を汲む方言で、現在も東京方言首都圏方言に次ぐ認知度と影響力を持つ(後述)。


注釈

  1. ^ ここまで、阪口篤義編『日本語講座第六巻 日本語の歴史』(大修館書店、1990年)の徳川宗賢「東西のことば争い」を参考文献とした。

出典

  1. ^ a b c 『国語学大辞典』東京堂出版、1995年、国語学会編、188頁。
  2. ^ a b c d 楳垣編 (1962)、5-14頁。
  3. ^ NIKKEI STYLE エセ関西弁、なぜバレる(謎解きクルーズ) 関西大学 日高水穂教授
  4. ^ a b 奥村三雄「関西弁の地理的範囲」『言語生活』202号、1968年。井上ほか編 (1996)にも収録(60-69頁)。
  5. ^ 楳垣実「近畿」『国文学解釈と鑑賞』「方言の日本地図」号、1954年。
  6. ^ 飯豊・日野・佐藤編 (1982)、117-124頁。
  7. ^ 井上ほか編 (1996)、63頁。
  8. ^ 当時上方では「くゎんねん」と発音しており、「かんねん」は関東訛りとされていた。
  9. ^ 「立派な」の上方訛り。
  10. ^ 金水 (2003)、22-27頁。
  11. ^ 前田 (1977)、13頁。
  12. ^ 梅棹忠夫「第二標準語論」『言語生活』第33号、筑摩書房、1954年。
  13. ^ 「新日本語の現場」方言の戦い 38 「吉本弁」ほとんど共通語、2006年6月8日付読売新聞
  14. ^ 「彼と一緒に暮らす」のような用法は共通語に元からあるが、「私と彼は趣味が一緒だ」のような「同一」という意味の用法は近畿方言から広まったもの。
  15. ^ 語自体は近畿方言に由来するが、現在全国で広く使われる「ゆったりと」という用法は本来の近畿方言ではあまり一般的でない。
  16. ^ 「吐き気がする」という用法は共通語に元からあるが、「腹立たしい」という用法は近畿方言から広まったもの。
  17. ^ a b 陣内正敬「コミュニケーションの地域性と関西方言の影響力についての広域的研究」、2003年。
  18. ^ 真田信治『地域語の生態シリーズ 地域語のダイナミズム―関西』おうふう、1996年。
  19. ^ Facebookが関西弁に対応、「いいね!」は「ええやん!」に” (日本語). GIGAZINE. 2019年11月22日閲覧。
  20. ^ 関西弁のネイティブスピーカー・ボランティア翻訳者、大募集! | Vivaldi日本語公式ブログ” (英語). Vivaldiブラウザー日本語公式ブログ (2019年11月15日). 2019年11月22日閲覧。
  21. ^ a b c d e 金水 (2003)、81-101頁。
  22. ^ 中央公論新社中央公論』2010年5月号
  23. ^ 鹿浦佳子「関西の大学生の関西弁受容意識 -関西出身大学生と非関西出身大学生の意識調査をもとに-」『関西外国語大学留学生別科 日本語教育論集第4号』1994年。
  24. ^ 例として、2011年7月8日に配信されたNEWSポストセブンの「エアコンガンガン使う女性「金払い電力使うの何で悪いんや」」など。
  25. ^ 「【新聞に喝!】関西大学副学長・黒田勇」2009年10月31日付産経新聞。
  26. ^ a b c 山下好孝「『ブランド』としての関西弁」『北海道大学大学院国際広報メディアジャーナル1』2003年。
  27. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 楳垣編 (1962)、15-29頁。
  28. ^ 楳垣実は「わたしの姓なども、東日本の人は[m「me」ŋaki]と発音するが、近畿人は[「u」megaki]と発音する人が多い。」と述べている。楳垣編 (1962)、19頁。
  29. ^ 牧村史陽は「ウの次にマ行の音が来る場合には、そのウはすべてンとなる。」と述べている。牧村史陽『大阪ことば事典』講談社、1984年、754頁。
  30. ^ 飯豊・日野・佐藤編 (1982)、10頁。
  31. ^ 大阪コンベンション協会「大阪弁完全マスター講座 第三十四話 よろがわ」、2010年5月6日閲覧。
  32. ^ 飯豊・日野・佐藤編 (1982)、11頁。
  33. ^ 郡司隆男・西垣内泰介編著『ことばの科学ハンドブック』研究社、2004年、196-197頁。
  34. ^ 前田 (1977)、63-64頁。
  35. ^ 前田 (1977)、59頁。
  36. ^ a b c d e f 楳垣編 (1962)、30-36頁。
  37. ^ 井上ほか編 (1996)、246-247頁。
  38. ^ 井上ほか編 (1996)、250頁。
  39. ^ 井上ほか編 (1996)、248頁。
  40. ^ 「おる」に尊敬語を接続させるのは京阪では一般的でなく(通常「おらはる」や「おおりやす」などは誤用)、「おられる」はあくまで共通語として用いる。
  41. ^ 楳垣編 (1962)、392-393頁。
  42. ^ 近代初期までは江戸・東京でも敬体と「だ」を併用することがあった。
  43. ^ 東京の「です」も江戸後期の成立当初は限られた階層の表現であり、中流以上では用いなかった。(1917年『口語法別記』)
  44. ^ 東京の「です」とは別に、近世上方にも独自の「です」があったとする説もある。
  45. ^ 「『デアル』トイフ詞ニハ『花ヤ』『綺麗ヤ』『賑ヤカヤ』ナド『ヤ』トイフ 又『花ドス』『綺麗ドス』『賑ヤカドス』ハ従来一般ニ用ヰラレタル語ナリト雖近来漸次減少シテ『花デス』『綺麗デス』『賑ヤカデス』ノ方ニ移リ行ク傾キアリ」(1906年『口語法調査報告書(下)』の京都からの報告)
  46. ^ 宮治弘明「近畿方言における待遇表現運用上の一特質」『国語学』151集、1987年。
  47. ^ 楳垣 (1962)、56-57頁。
  48. ^ あるアメリカの旅行者が大阪の市バスの運転手に「次の駅止まりますか?」と聞いたところ「止まりま」と言われたため、関西弁を知らない人にはよくわからない返事の仕方に腹が立った旅行者は新聞に投書したという。
    末延岑生『ニホン英語は世界で通じる』〈平凡社新書〉2010年 ISBN 9784582855357 p16
  49. ^ 兵庫県高等学校教育研究会国語部会編『兵庫県ことば読本』東京書籍、2003年。
  50. ^ 富山県高岡市周辺でも使用される。
  51. ^ みなと舞鶴ちゃったまつりなるイベントが開催されるほど「ちゃった」は舞鶴弁の特徴とされるが、「ちゃった」の使用地域は丹波や播磨の一部(兵庫県多可町加美)にも分布する。
  52. ^ 大阪大学岡島昭浩「雑文・雑考「させて戴く」」、1996年7月4日、2009年11月29日閲覧。
  53. ^ イ音・ウ音・撥音・ハ行の後では「はん」にはなりにくい。従って京阪電鉄のキャッチコピー「おけいはん」は厳密には誤用。高校教員で言語研究家の札埜和男が京阪電鉄に問い合わせた際の回答によると「おけいはん」は、大阪・京都間を移動する乗客に「京阪電車がある」と思い出してほしいという狙い、また「京阪電車は親しみが持てる」と好きになってほしいという考えにより、言葉の法則として正しいかどうかは切り離したという。
    札埜(2006年) p38-40
  54. ^ 札埜(2006年) p42
  55. ^ a b 鳥谷善史「関西若年層の新しい否定形式「~ヤン」をめぐって」『国立国語研究所論集』、国立国語研究所、2015年。
  56. ^ 「せう」の転。「しょう」がさらに転じたものが共通語の「しよう」とされる。
  57. ^ 楳垣 (1962)、55頁。
  58. ^ BBCニュースCongo word 'most untranslatable'」、2004年6月22日、2009年11月29日閲覧。
  59. ^ 札埜(2006年) p124
  60. ^ 前田 (1977)、167頁。
  61. ^ 前田 (1977)、170-172頁。
  62. ^ この用法は「嘘やん」以外では稀。
  63. ^ 前田勇(1949)『大阪辯の研究』
  64. ^ 前田 (1965)、202頁。
  65. ^ 『上方語源辞典』34頁。
  66. ^ 堀井令以知『上方ことば語源辞典』東京堂出版、1999年、46頁。
  67. ^ ある時、大鯛がとれ、若者6人で料理したが、1人がエラで指にけがをした。その際に「エラいたい、えらい鯛じゃ」と言ったことから、大きなものに対して「えらい」と言うようになったという。
    札埜(2006)p90-91
  68. ^ 朝日新聞 2003年6月5日
  69. ^ 札埜(2006)p148
  70. ^ 札埜(2006年) p116-117
  71. ^ 『上方語源辞典』131頁。
  72. ^ 札埜(2006年) p129
  73. ^ 札埜(2006年) p143
  74. ^ 札埜(2006)p83では「もし求愛の場面で『きしょい人!』と言われたら、もう脈はないと思うべし」と言葉のその意味合いについて記述されている。
  75. ^ 解釈学会編『解釈』第43巻(1997年、教育出版センター)に掲載された大阪府立阿部野高校教員の岡本利昭の「新科目『現代語』の授業の一思案 阿倍高の言葉・『きもい』『きしょい』考」という54人の高校生に試みた質問紙調査によると、「きしょい」について「強い不快感を感じる時に使う」と答えた生徒は26%、「それほど強い嫌悪感が無いときに使う」と答えた生徒は15%。「きもい」に対して「軽い不快感を感じる言葉」と答えた生徒は33%、「強い不快感、見るのも嫌なものに対する言葉」と答えた生徒は20%であった。
    札埜(2006)p74
  76. ^ 札埜(2006年) p143-144
  77. ^ 東京では本来「明日→あさって→やのあさって→しあさって」の順だった。
  78. ^ 例えば『大阪ことば事典』 (講談社学術文庫、1984年) ISBN 978-4061586581 には掲載されていない。
  79. ^ 札埜(2006)、p67-68
  80. ^ a b 札埜(2006年) p131
  81. ^ 『上方語源辞典』262頁。
  82. ^ 札埜(2006年) p152
  83. ^ 札埜(2006年) p128
  84. ^ 元来より総じて否定的な意味で使われる言葉であった。そのため、2001年にエプソンが優香を起用して「どキレイ」というキャッチコピーを、2003年に日清食品が上戸彩を起用して「どうまい」というキャッチコピーを発表したことに関しては言語学の専門家による非難の対象になり、前者は2002年に開かれた「なにわことばのつどい」第20回記念総会(テーマ「大阪辯の誤用・悪用を正す」)の中でも批判された。
    札埜(2006年) p45
  85. ^ ど根性大根」のように肯定的に用いるのは戦後からの用法で、元は「腐った根性」「曲がった根性」といった意。
  86. ^ 札埜(2006年) p47では「こういうときは『まん真ん中』というと美しい」とする「なにわことばのつどい」代表世話人の中井正明の意見が引用の形で掲載されている。
  87. ^ 札埜(2006年) p175
  88. ^ 札埜(2006)p149
  89. ^ 朝日新聞 2004年5月21日
  90. ^ a b 札埜(2006年) p119-120


「近畿方言」の続きの解説一覧



関西弁と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「関西弁」の関連用語

関西弁のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



関西弁のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの近畿方言 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2022 GRAS Group, Inc.RSS