陸軍独自の軍艦運用とは? わかりやすく解説

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陸軍独自の軍艦運用

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 14:54 UTC 版)

三式潜航輸送艇」の記事における「陸軍独自の軍艦運用」の解説

三式潜航輸送艇類似した経緯を持つものとして、英国MACシップに範を取ったTL型戦時標準タンカー改造護衛空母である特TL型挙げられる。後の三式潜航輸送艇に繋がる輸送潜航艇提案とほぼ同時期、特TL型純粋な護送船団護衛目的として陸軍提案したが、海軍陸上基地からの直掩機で用が足りるとして海軍当初特TL型建造改造反対していた。後に海軍建造同意し2隻が就航するが、海軍側は(特TL型始めとする)簡易空母(特設空母)の建造充填も、陸軍意図した護送船団護衛という目的よりも、『(ミッドウェー海戦壊滅的な損害受けた航空母艦穴埋め代替戦力として艦隊決戦投入する』事を最優先想定しており、特TL型についても陸軍量産性を最優先にした特2TL型割り当てられたのに対し海軍はより高性能艦隊随行意識した船形)な特1TL型配当受けている。しかし、海軍連合艦隊での艦隊任務難しいと判断されたような低速特設空母充当され海上護衛総司令部としても、連合国側量産され護衛空母のような比較的低出力の)カタパルトによる緊急発進用いた船団護衛戦術などの運用上の研鑽工夫が特に行われた形跡無く一方で安易な機雷大量敷設により逆に味方輸送船団航路限定してしまい却って敵方捕捉されやすくなる結果を招くような混迷状態であり、船団護衛にて戦没した特設空母雲鷹はのちに戦闘詳報で『空母船団ト同速力ニテ運動スルハ最モ不可ナリ』として、低速輸送船団空母同行させる編成抜本的に見直すよう提言すると、いわゆる適材適所工夫をするよう提言行っている。

※この「陸軍独自の軍艦運用」の解説は、「三式潜航輸送艇」の解説の一部です。
「陸軍独自の軍艦運用」を含む「三式潜航輸送艇」の記事については、「三式潜航輸送艇」の概要を参照ください。

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