上月良夫とは? わかりやすく解説

上月良夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/06 23:51 UTC 版)

上月 良夫
こうづき よしお
生誕 1886年(明治19年)11月7日
日本熊本県
死没 1971年(昭和46年)4月3日 (84歳没)
日本東京都
所属組織 日本陸軍
軍歴  
最終階級 陸軍中将
墓所 青山霊園
テンプレートを表示

上月 良夫(こうづき よしお、1886年明治19年)11月7日 - 1971年昭和46年)4月3日)は、日本陸軍軍人陸士21期、陸大29期。陸軍中将従三位勲一等功二級熊本県出身。

生涯

太平洋戦争開戦時には第19師団長として羅南に在り、その後第2軍司令官駐蒙軍司令官・第11軍司令官、第17方面軍司令官兼朝鮮軍管区司令官を歴任、終戦時は日本統治終了以後の朝鮮半島が無政府状態に陥るのを恐れ、民衆保護のために朝鮮総督阿部信行大将とともに朝鮮へ自治権を与え、朝鮮人民共和国を成立させた。1945年昭和20年)9月9日、朝鮮総督府で挙行された降伏調印式に出席。12月5日に第17方面軍司令官兼朝鮮軍管区司令官として「終戦状況に関する上奏文」を昭和天皇上奏、「大御心を奉戴し国体を護持すべき大任は今後と雖も懸って雙肩にあるを思ひ臥薪嘗胆の国難打開に邁進せんことを期しあり」と結ぶ。

戦後の幣原内閣吉田内閣等で設置された第一復員次官厚生省復員局長などに就任し、各戦線の陸軍部隊の帰還業務を統括し戦後処理にあたる。戦後東京都世田谷若林より神奈川県葉山に移り、晩年東京都調布市深大寺で過ごす。 1971年(昭和46年)4月3日、84歳で逝去。

年譜

栄典

位階
勲章等

親族

脚注

  1. ^ 総理庁官房監査課編『公職追放に関する覚書該当者名簿』日比谷政経会、1949年、「昭和二十二年十一月二十八日 仮指定者」53頁。
  2. ^ 『官報』第7998号「叙任及辞令」1910年2月23日。
  3. ^ 『官報』第216号「叙任及辞令」1913年4月22日。
  4. ^ 『官報』第1738号「叙任及辞令」1918年5月21日。
  5. ^ 『官報』第3301号「叙任及辞令」1923年8月1日。
  6. ^ 『官報』第535号「叙任及辞令」1928年10月5日。
  7. ^ 『官報』第1709号「叙任及辞令」1932年9月8日。
  8. ^ 『官報』第3208号「叙任及辞令」1937年9月10日。
  9. ^ 『官報』第4438号・付録「辞令二」1941年10月23日。

関連項目





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「上月良夫」の関連用語

上月良夫のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



上月良夫のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの上月良夫 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS