源直とは? わかりやすく解説

源直

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/05 02:12 UTC 版)

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源直
時代 平安時代初期 - 前期
生誕 天長7年(830年
死没 昌泰2年12月26日900年1月30日
官位 従三位参議
主君 文徳天皇清和天皇陽成天皇光孝天皇宇多天皇醍醐天皇
氏族 嵯峨源氏
父母 父:源常、母:不詳
兄弟 、相、備
養兄弟:
不詳
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源 直(みなもと の すなお)は、平安時代初期から前期にかけての公卿嵯峨源氏左大臣源常の三男[1]官位従三位参議

経歴

文徳朝仁寿4年(854年従五位下に叙せられ、翌斉衡2年(855年侍従に任ぜられる。その後、文徳朝末の天安元年(857年)10月に中務少輔に転じ、さらに天安2年(858年)5月に兵部少輔に遷った。

同年11月の清和天皇即位に伴って従五位上に叙せられる。清和朝前半は引き続き兵部少輔を務める一方、貞観9年(867年正五位下に叙せられている。その後、貞観10年(868年右中弁、貞観12年(870年)左中弁、貞観15年(873年蔵人頭、貞観16年(874年右近衛権中将と清和朝半ばは文武の要職を歴任し、この間の貞観13年(871年従四位下に昇叙された。貞観17年(875年)病気のために蔵人頭を辞任するが、引き続き光孝朝まで10年以上に亘って近衛中将を務め、この間の貞観18年(876年)従四位上、元慶元年(877年正四位下と昇進している。

光孝朝仁和2年(886年参議に任ぜられ公卿に列す。光孝朝から宇多朝前半にかけて、議政官として左大弁を兼帯した。寛平4年(892年)兼官が左大弁から右衛門督に遷り、寛平8年(896年従三位に至る。寛平9年(897年)右衛門督の兼官も解かれ、讃岐権守のみを兼ねた。

醍醐朝昌泰2年(899年)12月26日出家するが、即日薨去[1]享年71。最終官位は参議従三位行讃岐権守。

官歴

注記のないものは『日本三代実録』による。

系譜

尊卑分脈』による。

  • 父:源常
  • 母:不詳
  • 妻:不詳
    • 男子:源同(または周)

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 『公卿補任』
  2. ^ a b c d e 『近衛府補任』

参考文献


源直(みなもとのなおし)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 01:25 UTC 版)

奥州後三年記」の記事における「源直(みなもとのなおし)」の解説

源直といふものあり。寄て手を持て舌を引出さんとす一字名の源氏であることから嵯峨源氏か。渡辺党にも嵯峨源氏多くおり、滝口内裏守護の京武者思われる嵯峨源氏松浦党に、同名の源直がいるが、仁平元年1151年)と、64年後であり別人であろう

※この「源直(みなもとのなおし)」の解説は、「奥州後三年記」の解説の一部です。
「源直(みなもとのなおし)」を含む「奥州後三年記」の記事については、「奥州後三年記」の概要を参照ください。

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