チャンパ王国とは? わかりやすく解説

チャンパ王国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/24 17:39 UTC 版)

チャンパ王国(チャンパおうこく、ベトナム語Champa, Chiêm Thành / 占婆, 占城192年 - 1832年)は、南ベトナムにあったオーストロネシア語(チャミック Chamic)およびオーストロアジア語(バフナリック Bahnaric、カトゥイック Katuic)話者たちの国。チャンパはもともと中国・漢帝国の南端(日南郡象林県、のちのウリク地方 Ulik)であったが、192年ごろ現地官吏の子の区連により独立した。中国では代まで林邑と、また短期間環王国と呼び、代以降は占城と呼んだ。[要出典]独立以来、中国歴代王朝と国境を接し、あるときは朝貢し、あるときは抗争し、605年によっていちど滅ぼされた。ミーソン梵碑(美山梵碑, Bia Phạn Mỹ Sơn)C.96によれば、ベトナムの林邑とカンボジアの真臘はヒンドゥー叙事詩『マハーバーラタ』に現れるカウラヴァ方のバラモンの武将アシュヴァッターマンの子孫であり、亡命先から帰還した范梵志により林邑が再興された後、チャンパではヒンドゥー化が進んだ。10世紀にゴー・クエン(呉権 Ngô Quyền)により北ベトナムが中国から独立すると、呉権の死後、その息子のゴー・ニャット・カイン(呉日慶 Ngô Nhật Khánh)が後継者争いに敗れて[要出典]チャンパに亡命した。以降、北ベトナム(大越)の王権は呉権の後継者たち(黎氏丁氏李氏陳氏)が継承し、南ベトナム(チャンパ)の王権は呉権の子孫たち(呉日慶、呉日歓 Ngô Nhật Hoan)[要出典]、ヴィジャヤ王朝、パーンドゥランガ王朝が継承した。チャンパは西方世界と中国を結ぶ貿易で繁栄し、宗教的にはヒンドゥーおよびイスラームを受容した。




「チャンパ王国」の続きの解説一覧

チャンパ王国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 13:51 UTC 版)

陳朝」の記事における「チャンパ王国」の解説

建国初期陳朝チャンパに対して李朝同様に敵対関係にあり、1252年太宗首都ヴィジャヤ英語版)(現在のクアンガイ省ビンディン省)に親征行いチャンパ王ジャヤ・パラメーシュヴァラヴァルマン2世英語版)と王室捕らえクアンチクアンビン北部支配下収めた。元の侵入に際して陳朝チャンパ協力関係にあり、1301年仁宗交渉によって皇女・玄珍公主チャンパ王ジャヤ・シンハヴァルマン3世婚姻成立したジャヤ・シンハヴァルマン3世没後チャンパ内の内紛によって両国の関係は悪化し英宗親征によってチャンパ王ジャヤ・シンハヴァルマン4世捕らえ新たにその弟であるジャヤ・シンハヴァルマン5世擁立した。ビナスオールのチャンパ王即位後に両国力関係逆転し1390年制蓬峩紅河デルタ遠征行った際には乂安順州化州住民多くチャンパ従った。「火銃」という火器によってビナスオールを破ると大越反撃転じチャンパ占領され土地回復した

※この「チャンパ王国」の解説は、「陳朝」の解説の一部です。
「チャンパ王国」を含む「陳朝」の記事については、「陳朝」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「チャンパ王国」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「チャンパ王国」の関連用語

チャンパ王国のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



チャンパ王国のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのチャンパ王国 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの陳朝 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS