漢字教育の廃止とは? わかりやすく解説

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漢字教育の廃止

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 17:56 UTC 版)

朝鮮における漢字」の記事における「漢字教育の廃止」の解説

独立後は、日本統治時代漢字使用していたことや、中華帝国による古代からの冊封体制への不満といったナショナリズムの台頭により漢字排斥[要出典]し、国語ハングルのみで表記ようとする機運盛り上がった1948年施行の「ハングル専用に関する法律」(略称: ハングル専用法)により、漢字廃止法的根拠付与される。「大韓民国公文書ハングルで書く。ただし、当面の間漢字をかっこに入れて使用することができる」が法律全文だが、公文書の定義も当面の間の定義もなく、施行規則もなく、違反者対す罰則規定もないこの法律は、法律でなく宣言文だと解釈する法律家もいる。 李承晩時代には、小学校段階から漢字教育が行われたが、朴正煕漢字廃止傾斜強め1970年には漢字廃止宣言発表普通教育での漢字教育全廃した。しかし言論界中心に全廃への反対強く1972年には漢字廃止宣言撤回し漢文教育用基礎漢字(約1800字)を定め中学校及び高等学校の「漢文」の教育一環として漢字教育復活させた。が、あくまで選択科目であり、受験にもほとんど関係がなく、実社会でもほとんど使用されない漢字は、学生らの学習動機呼び起こさなかった。また小学校での漢字教育禁止され児童個人的に漢字教えた小学校教員は、国策協力しない者として懲戒免職などの重い処分受けた1980年代半ばから、韓国新聞・雑誌も、次第漢字の使用頻度落とし始めた2000年より始まった第7次教育課程によって漢字教育必須ではなくなった。漢字教育をほとんど受けていないハングル世代多数占め漢字使用した出版物売れなくなったためである。漢字の使用禁止するではなく漢字教育禁止することにより、一世代かけて漢字緩やかに消滅させようとしたのがハングル専用派の狙いだった。実際、一漢字が一音節ある朝鮮語にあってはハングル専用でも日本語における平仮名専用のように長くならないので、漢字廃止は可能かと思われていた。

※この「漢字教育の廃止」の解説は、「朝鮮における漢字」の解説の一部です。
「漢字教育の廃止」を含む「朝鮮における漢字」の記事については、「朝鮮における漢字」の概要を参照ください。

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