漢字の使用とは? わかりやすく解説

漢字の使用

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 05:59 UTC 版)

日本語」の記事における「漢字の使用」の解説

漢字中国語語彙)が日本語中に入り始めたのはかなり古く文献時代さかのぼると考えられる今日和語と扱われるウメ)」「ウマ(馬)」なども、元々は漢語からの借用語であった可能性もあるが、上古漢字場合、馬と発音は違う。異民族中国をよく支配してから漢語発音変わっていた。 中国文物思想流入仏教普及などにつれて漢語徐々に一般日本語取り入れられていった鎌倉時代最末期の『徒然草』では、漢語及び混種語漢語和語混交)は、異なり語数文中同一語を一度しかカウントしない)で全体31%を占めるに至っている。ただし、延べ語数同一語を何度でもカウントする)では13%に過ぎず語彙大多数和語占める。幕末和英辞典和英語林集成』の見出し語でも、漢語はなお25%ほどに止まっている。 漢字がよく使われるようになったのは幕末から明治時代にかけてである。「電信」「鉄道」「政党」「主義」「哲学」その他、西洋文物漢語により翻訳した新漢語古典中国語にない語を特に和製漢語という)。幕末の『都鄙新聞』の記事によれば京都祇園芸者漢語好み、「霖雨盆池金魚脱走シ、火鉢因循シテヰル」(長雨で池があふれて金魚がどこかへ行った火鉢の火がなかなかつかない)などと言っていたという。 漢字は今もよく使っている。雑誌調査では、延べ語数異なり語数ともに和語上回り全体半数近くに及ぶまでになっている(「語種参照)。

※この「漢字の使用」の解説は、「日本語」の解説の一部です。
「漢字の使用」を含む「日本語」の記事については、「日本語」の概要を参照ください。

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