感熱紙
【英】thermal paper
感熱紙とは、感熱式プリンタで用いられる専用のプリンタ用紙のことである。
感熱紙は、熱による化学反応で変色する特殊な用紙であり、インクやトナーなどを用いずに印刷を行うことができる。
感熱式プリンタは、ヘッドの機構が単純であることから、低価格なワープロ専用機や家庭用ファクスの内蔵プリンタとして比較的早期から用いられてきた。しかし、印刷後しばらく経つと変色してしまい長期間の保存には向かないという難点もある。今日では、感熱紙はレジのレシートや自動発券機の券などの特殊な用途以外で用いられている。
感熱紙
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/11 04:17 UTC 版)
感熱紙(かんねつし)は、熱を感知することで色が変化する紙である。
- ^ 五十嵐明, 宇佐美智正「フルカラー感熱記録紙 : サーモオートクロームペーパー(<特集>エレクトログラフィカラーメディアおよび関連技術の研究動向)」『映像情報メディア学会技術報告』第21.14巻、映像情報メディア学会、1997年、 7-11頁、 doi:10.11485/itetr.21.14.0_7、 ISSN 1342-6893、 NAID 110003690459。
- ^ 藤村章夫, 佐竹寿己「感熱記録紙の現状と技術動向」『紙パ技協誌』第40巻第10号、紙パルプ技術協会、1986年、 899-912頁、 doi:10.2524/jtappij.40.899、 ISSN 0022-815X、 NAID 130003686861。
- ^ ASCII 1982年10月号, p. 62.
感熱紙
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/12 04:21 UTC 版)
感熱紙(サーモクロミックペーパー)は熱転写プリンターに使用されていた。一例は、フルオラン染料とオクタデシルホスホン酸の固体混合物を含浸させた紙である。この混合物は低温では安定な固相である。しかし、オクタデシルホスホン酸が融解すると、染料は液相で化学反応を起こし、プロトン化された着色形になる。この状態は、冷却プロセスが十分に速い場合、マトリックスが再び固化するときに保存される。ロイコの形は低温と固相でより安定しているため、サーモクロミック紙の記録は年を経て徐々に消えていく。
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