含浸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/13 08:22 UTC 版)
「宝石のトリートメント」の記事における「含浸」の解説
石を液体に漬け、それを石内部へ浸透させる。傷やクラックを埋め透明度や外観を改善する以外に、色の補強や着色、耐久性を上げたりする場合も用いられる。かつては無色の媒材を用いた場合のみエンハンスメント、着色目的の場合はトリートメントとされていた。手入れ方法によっては、超音波洗浄など含浸させた物質が溶け出してしまうことがある。樹脂、オイル、有色材、鉛ガラス含浸などがある。 エメラルド耐久性補強のための樹脂もしくはオイルの含浸。天然エメラルドは内部にクラックを数多く抱えておりもろいので、かなり古くからほとんどの石に含浸処理がなされている。が、鑑別書には処理のことはしっかり記される。というのも、中には少ないながら含浸処理のされていないエメラルドがあるからで、そうした石はノンオイルと呼ばれ珍重される。 サンゴ、トルコ石、ヒスイ輝石いずれも色付けのための有色材の含浸。 ルビー・サファイア石内部の傷隠蔽のための鉛ガラス含浸。 一般的にはマダガスカル産で主に行われる。又、サファイアにおいては、ホワイトサファイアにガラス充填を行った上で染料(主にコバルト)を染色し、あたかも最高級のビビットブルー(ロイヤルブルー)に見せかけたサファイアもある。
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含浸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 02:44 UTC 版)
「トレーシングペーパー」の記事における「含浸」の解説
屈折率がセルロースに近い油脂や樹脂を浸透させて隙間を埋める。パラフィン紙。
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